手を繋ぐことが…
その気持ちが…
何よりも大切なのに…
こんなにも傷んで知った…
でもね…
今は…
こんなに近くて遠い距離…
君に…
……
手を振り解いた君に…
言えなかった言葉は…
日々のありがとうと…
そして、
ごめんね…
そばにいて…
以前在籍した部署のミスをかばい
休日なのに菓子折りをともに
隣の県まで来てる
ともに謝罪へ向かう現地スタッフとの
待ち合わせには少し早くて
時間つぶしに敷居の低くそな
「ほのぼの太郎」という名前の
ローカルなファミレスへ
駐車場へ入るの時
駐車券を取らないほど
イライラし他責思考へと落ちていた
歌声に我を取り戻すまでは…
入店して…
怒りに囚われている私は…
現地スタッフに責任を取らせることだけ
考え頭の中で作ったシナリオに
怒りの感情を秘め彼を待っていた…
後方テーブル席から
幼子の歌声が聴こえるまではね
途ぎれ途ぎれで小さな歌声に
最初は不快に思ってたが…
「人は誰でも時の旅人…♪」
幼子の歌声は確かに…
そう聞こえた…
これは亡き妻の故郷の歌…
優しい笑顔と…
美しい空とエントツ屋根が
浮かんできた
苛立つ頭の中で
すべてに…
ごめん…
ごめんと…
気持ちはどんどん穏やかになって
彼への優しい言葉と私の自己責任の思いと共に
時を待った
……
親会社の意向を無視して最善策を取った
結果最悪な修羅場を迎える土曜日の午前に
私は…
業界の事を考え最善策と思った
人しては最悪だと思うけど…
生き残るためにはしょうがないこと…
誰しも綺麗には生きれないから…
私はそうやって強良く生きてきた
誰にも負けてないから
負けるはずないからと…
俺には幸せの余裕の欠片もなくてもいいと…
追い込んで追い込んで…
すべて業界に捧げる覚悟と…
明朝に事務員さんから連絡をもらい…
東京支社のお偉い様がわざわざ来ると…
朝から心底嫌な気分で我を追い込んでた
言葉を上手く返して…
東京支社長に責任転嫁しようと考え…
待ち合わせ場所に向かう途中でコンビニに
クレーム先への菓子折りを買いに…
レジが混んでて…
後ろに子供の声がしてきて…
「うるせぇガキだな…」
そう思って軽く振り返ると…
純粋な瞳で笑いかけてきた…
微かに歌声混じりで…
人は誰でも……♪
時の旅人…♪
あれは4年前…
学友の披露宴で誰かが歌ってた…
いい結婚式だった…
嫁と子供と親友家族への思いが…
気持ちを穏やかにしてくれた…
我を忘れてた事に気づかされた
危うく大事な積み重ねを自ら壊すことへと…
私は…
幼子の純粋な笑顔に
ありがとうを込め笑いかけ笑いあい
遥々遠方から来られる支社長の元へ
心底から謝罪に同行頂く事に感謝を込めて
待ち合わせ場所へ向かう事にし
コンビニを後にした
………
山梨県南巨摩郡富士川町に感謝して…🍀
1人なれしてきた…
「余裕あるよね…」とか言われたりして…
俺は余裕が有るとも無いとも思ってなくて
ただ毎日が過ぎてくだけで
単に冷めたんだと思う…
以前は視線を相手の位置に向けてたけど
今は上からでも下からでもない位置から
1人を歩いてる
不思議と寂しくはなくて
強がりとかでなくて
単に自身に冷めただけ
ひとりって
もっと寂しいと思ってた
若い頃先輩に
「楽だから独身長いと先がヤバイぞ!」
と言われた
確かに楽だ…
1人分の心配してればいいから
自己責任も1人分だけ…
この楽さ…
良さそうな事が起きても…
必要以上に深くときめく事もしないし
おひとり様は最高に楽です
……
突然…1人になった…
好きだった…
ただ終わる時は…
ひたすらにあっけなくて…
今はすべてが寂しくて…
今時間の使い方がわからない…
帰宅した時
寝る前に通話してた時間
心ままならなくて
1人時間に埋もれそうで…
ただもがいても
ひたすらもがいても
時計の針は速めてくれる事もなく
もし針が逆さに回り出したら…
「あの頃に帰れる…」
そんな時間に埋もれた日々…
透明性のある明日へ
君の羽根に触発されて
羽毛に包まれて二人で
裸のままのたわむれて
深夜にその涙を気づかず
辛口のワインにワン切り
街灯の明かりにノラ猫
コインランドリーにて
4×4車店でのやり取り
レジのお兄さんとの南瓜
ノックを繰り返す野鳥達
切り取られた新聞とハサミ
キャッシュコーナーの声
階段を落ちてくペットボトル
レシートの赤枠部分に疑問
ケンタの新作を期待して
地方選挙の名残りと看板杭
坂を上がるお年寄りとカート
中央分離帯のゴミ山と草と心
果樹園の有人販売と販売機と
河川工事と新たな公衆トイレ
ジビエ料理の案内と蓬の葉っぱ
点字ブロックに落ちてる傘
ミスドの香りが溢れてきた朝
簡易裁判所の門と原付バイク
深夜の校庭に響くチャイム
茹で過ぎたマカロニと鶏肉
画面の中に君
画面の中に
……
明日は2025/11/10きっといい日になる
いい日になるんだよ〜♪
高橋優 福笑い
優しい目をしたパン屋の店主
その店主を何十年ぶりに
後ろ姿だけを見たよ…
パン屋近くの路地で
遠ざかる背中を…
見るからに歳を重ねた
背中と歩き方
気がつくと…
見かけてから2年も過ぎたてた
俺が幼い頃に
マスターと呼ばれてた
社長とも
私はオジサンと呼んでた
今度…
店へ行ってみようと思うんだ…
今ネットでは
チクワパンが評判としてる店に…
昔は…
オムレツサンド
ツナサンド
卵サンド
ハムエッグ
チキンカツサンド
フルーツサンド
ピザパン
板チョコパン
ミルクコロネ
その他色々と…
もう1つ残る思いがあるよ
家族の思い出として…
家が貧乏全開の頃の話…
パン屋の売り棚には
食パンはYamazaki製を置いていた
我が家は極貧で…
何時も空腹感を少しでも抑える為に
8枚切りを…
10枚切りに…
買いに行く度にそう頼んでいた
マスターと
記憶の途中からは
見習いのお姉さんにもカットしてくれた
Yamazakiの赤字の大きな袋から
縦長の大きな食パンを取りだして
スライスしてくれる
何時も妹と2人でパン屋さんに行ってた
2人で待つ間にショウケースの中を見てた
今度のお父さんの誕生日には…
来年のお兄ちゃんの合格発表の時は…
楽し事を考えてた待ち時間だったんだ🍀
時おりYamazaki製パンがキャンペーンをする
白いお皿シリーズだ…
春のパンまつりだ…!!(笑)🍀
マスターが…
キャンペーン最終日やキャンペーン終了直後に
在庫のお皿を全部くれるんだ…
子供の頃はただのお得感でしかなくて…
わが家へ来た初めてのサラダボウル
キャベツを切って塩コショウしただけ
それをサラダボウルに盛った
思うとあれが俺の食育への第一歩だと思う
大人になって似た光景に居た
俺がパン屋のオジサンのような事を
気がつくと無意識に当然にしてきてた
気がつくと
同じ思いの光景に思いが触れていた
オジサン お姉さんの気持ちになっていたんだ
今俺が見てる風景を2人が何十年前に…
こうやって見てたんだ…🍀
いいしれようのない温かな気持ち改めて気づく
ありがとうの思いが涙になって溢れたんだ…
何十年もして店の場所は変わったけど…
直接的な御礼は言わずに…
この地域でマスターやお姉さんの様に
温かな事を当然にさらりとできる人でありたい
白いディシュ皿 白いサラダボウルの
裏に貼ってあったフランス国旗デザインの
小さなステッカーは
洗ううちにぜんぶ取れてなくしたけど
3枚だけは今も現役で使ってる
家族の酸いも甘いも知ってる白いお皿
これもし…
マスターに見せれたら…
お得感を心にして温かな気持ちを返せるかも…🍀