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11/13/2025, 11:50:48 AM

祈り。


逢いたい、あわよくば、
わたしのものに、なってほしい、
そんな、現実味のないことまで。

あの日撮った写真。

あなたの表情、ことば、仕草
この一枚だけで、鮮明に思い出せる

きっと貴方は、
この写真を見返すこともないのだろう
でも、確かにそこには、

愛はあった
情もあった
幸せもあった


だから、今日も祈る

同じ場所で生きてるんだから
少しでも私のこと、考えてよ。


あ、いつもの、音。

彼だ。

11/13「祈りの果て」8

11/12/2025, 11:31:02 AM

まよい、すすんで、またまよう。


ぐるぐると、ひたすら続く道

息を潜めて、気配を隠して。


行き止まりだ


まよい、すすんで、またまよう。


どきどきと、高鳴る鼓動

ここにいるよ、というかのように。


まだ、まよう。


どうしてそんなに自信がないの?
どうしてそんなに迷い続けるの?


聲がする方向に、ひたすら進む。

たしかに、聞こえた。


わたしを導いてくれた、ひとすじの光。

11/12「心の迷路」8

11/11/2025, 12:00:54 PM

ひとつ、ふたつ。


紅茶に角砂糖は、必須。

まだまだ、お子様なんだね、
と言われると、
なんとも言えないきもちになる。

甘さが欲しいの
苦いのも、味がしないのも、好きじゃないの

まるで、愛を語るかのように。


でも、わたしだって甘い恋がしたい

苦いだけじゃ、つらいでしょ?


アクセントに、
スパイスくらいが丁度いいの。


そう微笑んで、紅茶をひと混ぜ。
あしたはミルクも、ね。


時々、中和も必要でしょ。


11/11「ティーカップ」8

11/10/2025, 1:40:46 PM

去り際


彼の声だけが、鼓膜を伝って全身に響き渡る。


いけない、電車。

駅のホームに、ひとり。

ほんの数分前の出来事すら、夢みたい

午後九時を回った電車は、
それほど混んでいなかった。


車窓に映るわたしは、ひとり。

ほんの数分前は、満たされていたのに


彼がつけてくれた香水
いまも、仄かに香る

酔ってしまいそうな香りに、目が眩む。


寂しくても、袖の匂いを嗅げば。




クローゼットを開ける


バニラ香る、昨日のおもいで。

11/10「寂しくて」8

11/9/2025, 2:08:27 PM

追いつかない

きっと、心のどこかで
無意識に比べてしまう自分がいる。

追いつけない

そんなことを考えているのだから
届くはずもない。


縮まらない

きっと、心のどこかで
無意識に距離をとっている自分がいる。

縮められない

届かない存在だと
わかっているのだから
届くはずもない。

それじゃ、だめだよ
わかっているのに。

きっと、心のどこかで
線引きをしている自分がいる。

君の問いに、答えられない
君の願いに、応えられない


それでも、しあわせなのだから
いいのかもしれない。


私のこころは、いつも狭間にいる

11/9「心の境界線」8

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