枯葉が散る景色も、
足で踏まれ鳴る音色も、
粉々になった体さえも
芸術という一括りに出来る。
なんという魔法だろうか。
テーマ:枯葉
明日になれば、今日は昨日になる。
当たり前のことを言っていると思う。
しかしそれは、人それぞれの体験が
過去になって、思い出になる瞬間なのである。
少し、寂しい。
考えてみれば、明日という未来さえも
このように今に成っては過去になる。
何だか、出会いと別れのような
虚しさを感じてしまう。
テーマ:今日にさよなら
本も、音楽も、食べ物も、映画も、何もかも。
お気に入りは全部貴方と同じだ。
僕が真似をした。
嫌いだった読書や、
今まで聴いてこなかった音楽や
観てこなかった映画。
それに手をつけたのも君が始まりだった。
君の話についていくために。
必死に嘘をついて、誤魔化しながら。
貴方は良く、好みが合うね、と
僕に言う。
合うわけじゃない。
合わせてるだけだ。
君が、好きだから。
テーマ:お気に入り
誰よりも、拍手が欲しい。
誰よりも、視線を浴びたい。
そんな私利私欲、持ってたまるか。
僕は今日も人に媚びを売って生きている。
それが一番生きやすいし、困らない。
誰よりもこれが好きだ、とか
誰よりもこれが得意だ、とか
そんなものは僕にはない。持つ気もない。
ああ、一つあった。
捻くれて生きること
かもしれないな。
テーマ:誰よりも
拝啓
僕が今生きている日本では、桜が咲き乱れ
風が吹くたび春の匂いがただよってきます。
さて、今日書くのは僕のことです。
昔の僕は、あの人がいたから
なんとか生き繋いでいました。
死ぬ程依存して、死ぬ程好きになって、
そして、その人を失ってしまうかもしれない
苦しみを常に請け負って生きていますよね。
全部、知っていますよ。
このことを忘れているくらい、
今が順風満帆なら良かったのですがね。
人生、そんな上手くいかないものです。
昔の僕からしたら、希望なんてあの人しか
いないと思うので、持たせても無駄でしょう。では、ここら辺で。
敬具
テーマ:10年後の私からの手紙