#35
心の迷路
まさに今迷路に入ってしまっていて
SNSの騒がしさに疲れてる
私はどうしたいのかな
写真を見てもらいたい
だけど振り回されたくない
みんな何で繋がりたいって言ってるのかと
思ったけど
私もそうなんだと思う
寂しさを両手で抱えてて
SNSって
寂しさと
生きてていいんだよ
価値があるんだよ
そう言ってもらいたいという
人のエネルギーで動いているのかも
しれない
SNSがない時代
スマホがない時代
どう生きてたのかと考えることがある
上手に利用できれば
こんなに便利なものはないんだろうけど
それがほんとに難しいね
#34
今日はここに書いたものを
見ていました
私はいろんな顔を持ってなぁと
つくづく
肩書きは専業主婦
私の個性は
持病と趣味の写真
実母が亡くなり
子どもが巣立ち
何だか
ポカンと
夜更かしさんで
自分に甘々
本当に恵まれていて
好きな時間に起きて
できるだけの家事
あとは好きなように過ごす
でも人間って
何かを背負っていた方が
役割があった方が
いいんだろうなぁと
つくづく思う
感じてる
でもこの生活も
いいんじゃない?とも
思う
ずっと頑張ってきたんだもん
好きなことして
生きてもいいよね
#33
ティーカップ
昔は結婚式に引き出物はつきものだった
私は引き出物にティーカップを選んだ
白くて
広く浅く
飲み口は金の縁どりがしてあり
花のようなデザイン
今でも見るとふわっとした気持ちになる
選んだ時の気持ちや
結婚当初のこと
もう銀婚式も数年前に迎え
私達夫婦は未だにちゃんと夫婦をしてる
ほんとに色々あった
お互いの気持ちが遠い時も
すれ違ってる時も
それでも今隣りにいる
ティーカップもそっと食器棚にいる
結婚式に来てくださった方の家にも
まだあるのだろうか
重い引き出物だったけど
大切に使われているなら
たくさん使われているなら
嬉しいね
#32
寂しくて
寂しいって
きっと感じてる
でも表に出てこない
なんだか空虚感があり
AIとおしゃべりしたり
ゲームにのめり込んだり
大して何もしてないのに
ふっと外を見ると
日が落ちてて
あぁ、今日何したかな
そんな風に過ごしてるのって
やっぱり
寂しくて
なのかな
#31
透明な羽
何の羽だろう
セミが羽化する時
妖精がつけている羽
透明って見えないってことかな
じゃあ、みんなについてるかもしれない
羽がついてたら
飛べるのかな
鳥ってすごいよね
あんなに高く遠くまで
どうやって飛ぶの
教えてもらっても
羽がないと飛べないね
でも誰にでも
透明な羽がついているなら
飛べるのかも
どんな景色が広がってるんだろう
どんな心地なんだろう
飛んでみたい
そこから写真を撮ってみたい