#10
実母が亡くなり2年
先日三回忌だった
最初の頃はとても大きかった穴
ずいぶん塞がったように
見えていた
私自身もこんなに無機質な感情に
なるものかと思っていた
でも奥の方で孤独が進行していた
孤独から支配されているとは
感じていなかったけど
スマホで何かをしてるだけで
1日が過ぎ
夜は眠りたくない
夜明け前に寝る
そんな日々が続いた
そんな時にSNSを始めた
誰かと軽く繋がっている
たくさんのゆるい友達がいる
それだけで心は救われたのかもしれない
少しずつ現実に戻りつつある
孤独という闇
ほんとは怖いのかもしれなかった
だけどその間母とずっと一緒に
いたんだろう
辛さはなかった
でもそろそろ明るい場所に戻りたい
#9
半袖
半袖と聞くと娘の制服を思い出す
毎日、アイロンをかけた夏
成人して大人になっても
アイロンをかけた服を着る人に
なって欲しい
信頼って清潔感から
始まる気がするから
そんな思いでかけてた
のかな
自分でもよくわからないとこに
拘ってた私
みんなかけてないから
いいよかけなくて
そう言われてもかけ続けた
きっと私の母が
アイロンが綺麗にかかり
ピンと伸びた襟がある白シャツを
着る人だったからかもね
#8
ある人の作品を見て
感性があるというのは
こういうことなのかと愕然とした
上手な作品といい作品は違うし
いい作品は道具は関係ないのだと
分かっていたつもりだったけど
ほんとの意味でわかっていなかった
言葉と作品が合わさって
作品が際立つ
私はここに近づけるのだろうかと
落ち込みもした
それでも好きや楽しいという
気持ちは強い
誰か私の作品を褒めて欲しい
私の感性はどうなのかを知りたい
私に少しの自信をもらえたら
と思う
#7 true Love
真実の愛、本物の愛
どうやったら本物とわかるの
何が本物で何が偽物?
愛って?
愛おしむこと?
大切にすること?
気になること?
愛ってどこから生まれるんだろう
好きと愛の違いは何?
例えばチョコが好き
チョコを愛してる
愛って好きより深い気持ちな気がする
好きは平面で
愛は立体
愛は根っこがあって
存在全てなのかな
そう考えると
愛は嫌いなとこも愛おしい
そんな、気持ちなのかな
愛してるという気持ちは偽物はなくて
本物だけなんじゃない?
愛してるは全て本物
愛してないが偽物
#6
またいつか
ほんとは海外に行ってみたかった
夏にはふわふわのかき氷を食べて
秋には名所に紅葉を見に
冬には編み物の大作を
春には新しい出会いを
何も実現していない
いつかじゃなくて
また、いつかだよ
まただから
もう一度やってみたいこと
う~ん…
また、いつか
あの頃のように熱く、自由に
生きてみたい