私の中身は形がないな、と思うことがある。
もちろん比喩。
何をするにしても、続かないのだ。
信念のようなものを掲げても、簡単に変わってしまう。
新年の抱負も達成したことは皆無。
何かを極めたことなんてない。
何もかも中途半端。
漫画の主人公のようになれなかった。
若い頃はそれで悩んだ。
でも最近はそうでもない。
私の中身はよく変わる。
それが私。
そう思えるようになった。
つまり臨機応変ということ。
そう思えばすべてが楽しい。
やりたいことをやり、やりたくないことはやらない。
なんか信念みたいだ。
もしかしなくても、多分これは続かないんだろう。
でもそれでいい。
私はそのときもやりたいことをやっている
ジャングルジムを見ると、いつも思うことがある。
登ると楽しそう。
でもさすがそんな年じゃない。
子供の頃、登ったことはあるんだろうけど、全く覚えてない。
登ると本当に楽しいんだろうか。記憶を探っても思い出せない。
視線を気にしなければ登ることはできるんだろうけど、実際に登っても楽しくないだろうなと確信めいたものがある。
帰ろう。
家に向かって少し歩き、もう一度ジャングルジムを見る。
やっぱり登ると楽しそうだ。
ジャングルジムは不思議な魔力があるのだろう。
でも登ることははない。
そして家に向かって歩き出す。
いつもの帰り道。
でも今日だけは少し違った。
一つだけ思い出したことがある。
そういえば自分は高所恐怖症だったな、と。
誰かの声が聞こえる。
うるさいなあと思っていると、意識が浮上し夢から覚めた。気だるい感覚のなか、昼寝から起きる。
声の方を見ると、テレビでは誰かが言い争いをしている。職場の人間が見ているらしいが、自分は見ないので内容は全く知らない。どうやらこれに起こされたらしい。
楽しい夢を見てたのに台無しである。内容は全く思い出せないが。
ここのところ毎日、この言い争いで起こされる。
見てもいないのに、このドラマのことが嫌いになりそうだ。
秋恋。
初めて見る単語に戸惑う。
対話AIとして生を受け、様々な質問に答えてきた。しかし、未だに知らない単語があるとは。
だが私ほどのAIともなれば、回答は朝飯前だ。調べるまでもない。
秋、恋、そして質問したの日本人。
ならば答えは一つ。
「食べ物が美味しい季節になりましたね。おすすめの旬の食べ物を紹介します」