胸が高鳴る
ここは憧れの劇場
この日を待ち望んでた
賑わうロビー
今宵のショーに胸が高鳴る
暗闇に鳴り響くベル
幕が上がった
むせ返る熱気
照らされたステージ
浮かび上がる貴方のシルエット
低く甘い歌声に魅せられて
ここまで来たの
いつもは遠く
朧げな貴方
今日私は
あなたのとなり
end
不条理
ルールを教えられていないゲームに無理やり参加させられたら?
もしくはすでに
知らぬ間に参加させられていて
膨大なペナルティを課せられるとしたら?
不条理な行いをされたら
精神も体も病む
それは犯罪
不条理撲滅委員会発足
このお題、難しすぎやしませんか
end
泣かないよ
いつもこらえてる
怒りも悲しみも悔しさも
喜びは自然に溢れてるかもしれないけど
そんなことはめったにない
激しく移り変わる感情は誰にも言わない
言うのは自分にだけ
そう誓った
泣くときは鏡の前
彼女はわかってくれている
それでいい
もう慣れたから
これでも好きなものや好きな人はいるし
やりたいことも
少しずつ見つけてる
これでいい
end
怖がり
怪談話って不思議
いつの時代も年齢問わず人気がありますよね
ホラー映画やテレビの特番だって、毎年公開されてるのを目にすると根強い需要があるんだなって思います
学生の時なんて
周りの誰かが話し始めると
怖がりのくせに耳を塞ぎながら聞いてる子
新しい話、仕入れたぞと言わんばかりに得意気に話し出す子
(あれ、話し方が上手な子ってほんとに上手ですよね ちゃんと間を取って静かになったところで突然大声を出すとか、家で練習したのか?)
加えて、それを待ち望んだかのように急いでその輪に加わる子とか様々
御多分に洩れず、かく言う私も、輪に加わりそれらを聞いてました
なのに肝心の授業になると一切耳に入らないんだからこれまた不思議
世の先生方、雑談で笑いをとるより、ホラー要素満載の授業をした方が生徒達は集中してくれるのでは?
なんて、無礼な無責任発言ごめんなさい
私なら、推し彼のマンガ仕立てで授業してくれたら猛烈に頑張れる気が、嘘です、推し彼のことばかり考えて集中出来ないはず
私という人間が1番ホラーでしたって話
失礼しました
end
星が溢れる
ふらふらする
熱でもあるのかな
時間軸のない宇宙に放り出される感覚
なんだか子供に戻ったよう
目を瞑り
漂うことにした
生まれる前はここにいたのかな
強く大きく光ってる星を見つけたよ
閃いたんだ
そこに行けばきっと楽しいことがある
行ってみよう
まぶしくて目が開けられない
着いたのかな
思いきって踏み出してみた
誰もいないみたい
急に怖くなった
突然 遠くで影が動いた
大きな身体の四つ足のなにかがこっちを見てる
君はだれ?
どこかへ案内してくれるみたい
一緒にいてくれるの?
君も怖かった?
一緒なら怖くないね
見上げた空に星が溢れる
行ってきます
end