世界は鏡という考え方がある。
自分の内面が、そのまま外の世界に反映されるという考え方だ。
「なんかあの人、自分にだけ冷たくない?」
そう思うとき、自分の中に必ずもやもやとした不安がある。
それが外の世界に反映されてしまうのだ。
悪いのは自分ではない。
相性だ。
だから、そういう気持ちにさせる相手はそこまでの相手だと思って、
いい意味で適当に流しながらやり過ごす程度でいい。
マジでそれでいい。
自分に非はないのだから、堂々としていればいい。
自分は悪くない。
ただ、相手がそういう気持ちにさせるのだ。
それが事実なのだから。
鏡の世界の仕組みはわからない。
わからないけど、気のせいではない。
確実にそういう仕組みがあると思うのだ。
心の底で思っていることは必ず現実化する。
必ずだ。
自分の本心が、外の世界に反映される。
そこは偽れない。
本心は隠せないのだ。
だから、せっかくだから、
外はこんなにも寒いのだから、
鏡の世界だけはあたたかくいようじゃないか。
自分の内面の世界だけはあたたかくいようじゃないか。
そうすれば外の世界も変わる。
ちょっと見方を、捉え方を変えるだけでいい。
きっと世界は、本来の世界は、
あたたかく、
キラキラと輝いている、
はずなのだ。
凍│凍
て│て
つ│つ
く│く
鏡│鏡
お│お
わ│わ
り│り
最近、
晩ご飯のあとに
必ずスナック菓子を食べてしまう。
ご飯はちゃんと食べていて
弁当とか
惣菜とか
すべて平らげたうえで
締め と、いわんばかりに
スナック菓子に手をのばす。
ポテチのときもあるし
ベビースターのときもあるし
たこやきスナックのときもある。
そうやって
消化不良の毎日を
スナックと一緒に
消化しているのだった。
寂
しくて
終
青く広がる海と空の境界線で、
17歳の天使の少女ルナはそっと羽根を揺らしていた。
透明に光るその羽根は、太陽を浴びて淡い虹色に輝く。
「今日は、どこに行こう…」
そうつぶやく声は、ほんの少し寂しさを含んでいた。
ルナは人間界に降りることを許されているけれど、長くはいられない。
限られた時間の中で、世界の平和を願い、
人々の心に小さな光を届けるのが役目だった。
20歳の青年、アオトは海沿いの研究施設で働いていた。
メタンハイドレードの海洋資源を調査し、
環境やエネルギーの持続可能性を考える日々。
若さと情熱にあふれ、豊かさや幸福を科学で支えようと努力していた。
ある日、海岸で資料を整理していると、白い羽根が風に舞い落ちてきた。驚いて見上げると、ルナが空中で揺れていた。
「…え?天使?」
ルナは微笑み、短く手を振った。アオトは息をのむ。
目の前にいるのは、空想の中でしか見たことのない存在だった。
それから二人は、静かな海と青空の下で毎日を過ごすようになった。
ルナはアオトに、天国での暮らしや、
人間界を見守る使命について語った。
アオトは科学者としての夢、世界をより良くしたいという思いを語った。
けれど、二人には叶わぬ制約があった。
ルナは時間を持たず、アオトは地上に縛られている。
どれだけ心を通わせても、二人は永遠に一緒にはいられないのだ。
ある夕暮れ、ルナは羽根を大きく広げ、アオトの前に舞い降りた。
「アオト、ありがとう。あなたの世界のために、私は少し力を貸すね。」
ルナの羽根が一瞬輝きを増し、海の波間に光の道ができた。
その光はメタンハイドレードの海底資源と海洋環境をつなぎ、
豊かさと健康、世界の平和への小さな可能性を象徴しているようだった。
「僕も…僕も、君に負けないくらい頑張るよ。」
アオトは握りしめた拳を海風にさらし、心の中で誓った。
ルナは微笑みながら、ゆっくりと天へと舞い上がった。
揺れる羽根は夕日に照らされ、虹色の光をまとう。
ルナが見えなくなったあとも、海と空には彼女の存在の温もりが残った。
アオトはその光を胸に、環境を守り、
世界の平和を願い、豊かで幸福な未来を築くことを誓った。
天使の羽根は、消えたわけではない。
ただ、人々の心に、揺れる光として残り続けるのだ。
揺れ
る
羽根🕊️ 完
渋谷は苦手だ。
僕は人ごみが苦手で、
人が多い所にいるだけでエネルギーを奪われてしまうタイプだ。
だから、スクランブル交差点をうつむきがちに歩いていた。
交差点の途中、向こうから歩いてくる人ごみの中に、
じっとこちらを見つめてくる女の子がいた。
僕は人から見られるのも苦手で、僕を見て笑ってるんじゃないか?
という被害妄想をしてしまうのだ。
僕は視線を感じながらも目を合わせず、
その少女とすれ違い交差点を渡り切ろうとした。その時、
「私のこと、見えるの?」
という声が聞こえた。
思わず声のした方を振り向いたら、そこにはさっきの少女が立っていた。
「ねえ、私が見えるんでしょ?」
そう問いかけると少女は、
「ここは…霊界交差点よ。」
と、言った。
どうやらここは、渋谷ではないらしかった。
交
未知の
差
点
続
く
地球温暖化が激しい昨今、
何月から何月までが秋なんだろう…?
夏と冬がどんどん長くなってきていて、
暑さと寒さを主張してきて、
もはや、
四季の枠に、
『秋の空き』
なくないか?
🍂
秋🍁の
🌰 🍠
訪🌾れ