僕と一緒に
『遊びましょう。僕と一緒に。』
それは封筒の中に入っていた。
宛先は無かった。
代わりにそのひと言と、下にQRコードがあった。
その時の私は仕事で疲れていて判断力が鈍っていたのだろう。
すぐに携帯を取りだしてQRコードを読み込んだ、すると地図アプリが開かれ、ある場所がピン留めされていた。
URLが載っていたので開くとまた別のサイトに飛んだ。
『^_^』サイトのタイトルは絵文字のみ。
スクロールしていくと、手紙に書いてあった同じひと言と"開催日時"が載っていた。
きっとこの日時にこの場所に来いということなのだろうとすぐに察して、私はなんの疑いもなく、準備を始めた。
まるで何かに操られているかのように。
cloudy
曇りの日はなんだか落ち着かない。
明るいのに暗い。
空全体が灰色に覆われて、まるで世界から色が無くなったようにすら感じる。
そんな寂しい天気が曇り。
そんな時こそ、曇天の空を見上げて私は笑う。
歌を歌い、踊る。
虹の架け橋🌈
君との距離は約1000km離れている。
国も人種も違う。言葉も文化も違う。
海を隔てた向こう側に君がいる。
『사랑하는 너,무지개를 건너, 지금 당장 너를 만나러 가고 싶어. (愛しい君、虹を渡って、今すぐ君に会いに行きたい。)』
『え?あははは、ロマンチストね。』
そう伝えると、電話越しに君の愛らしい笑い声が聴こえる。
その声に僕の心は自然と和む。
本当に僕の国と君の国に虹の橋が架ればいいのに。
既読がつかないメッセージ
私はマメに連絡を取るのは苦手だった。
彼氏は逆に毎日何通も連絡をやり取りするほどマメな人だった。
最初の頃は彼に合わせて1日に何通も連絡をとっていたが、私は次第に面倒になっていった。
些細な喧嘩から、私たちは呆気なく別れた。
別れて少し経った後、無性に寂しくて、なんとなく残しておいた彼の連絡先にメッセージを入れた
『久しぶり!元気してる?なんか、寂しくて連絡しちゃった笑』
一日、二日、三日、1週間、1ヶ月───。
ついにメッセージに既読はつかなかった。
あんなに疎ましかった彼からの連絡が、無くなった途端に寂しくなる。
そんな自分が心底気持ち悪かった。
秋色
秋の食卓は彩り豊か。
秋刀魚に、松茸ご飯、
かぼちゃのケーキに和栗のモンブラン。
秋色に染まる食卓はまるでテーブルの上に秋を詰め込んだよう。
さて、今日はどんな秋色の食卓にしようかな?