陽炎のように 浮かび上がり
目の前を通り過ぎる記憶
未来に向かって起こることも
炎のように温かく
〈 記憶のランタン 〉
冬よ、君が来ても構わない
空気は凍るほどに厳しくなるけれど
僕のエネルギーには
彼女という最強のエネルギーが
融合しているから
ヒビ一つ入れられないよ!
〈 冬へ 〉
君が月を見上げていると
かぐや姫のように
消えてしまうんじゃないか
そんな危うい 儚さを
感じてしまうほどに
君は美しい
〈 きみを照らす月 〉
未来の輝きを予感させるように
歩くふたりを 包み込むように輝く
木漏れ日の 妖精達
〈 木漏れ日の跡 〉
毎年 誕生日が近くなると
チーズケーキ 食べたいなあ〜
ミルフィーユケーキ 食べたいなあ〜
って 小さく つぶやくような声で
でも 僕には確実に聞こえるぐらいの大きさで
つぶやくんだ
そして僕は 仕事の帰りに
ケーキを買って 彼女に会いに行く
言ってたんだよなあ
会ったばかりの頃
誕生日にはケーキ買ってくれる ?
冗談っぽいように言うから
うん いいよ〜 って
ほんと軽い感じだったから
僕が忘れてるんじゃないかって
思っているようだ
大丈夫 ♪ 忘れたりしないさ!
きみとの初めての約束だから
〈 ささやかな約束 〉
ずっと願いを… 祈ってたんだ
僕自身では かなり長い間
ほら ずーっと昔から どの宗教問わず
必ず 神への祈り ってしているよね
人が心からの願いを込めて 祈る力って
かなりのエネルギーを生み出してるらしい
僕も神様に届くほど 届くように
ずっと祈っていたんだ
彼女と幸せになれますように と
〈 祈りの果て 〉