「friend」
"Hope you're doing well. From here, I'm wishing that you stay true to who you are."
「君が紡ぐ歌」
ドアを開ければ
高さも、厚さも違う、本が360度並ぶ
足元
天井に、すべて。
呼吸する、紙達や
ホコリを被らない様に、しっかりカバーがかけられたもの
「タイトル」も「題名」も、書くも、無きも、ありなもの
埋めれないタイムカプセル
埋まらなかったページ
フィルムに残った記録
残らなかった感情
古い家を思い出す
新しい家を思い出す
お下がりをまとう
新品をまとう
光の粒みたく、身体がキラキラと輝いた後は
何が残るのか、考えていた…
「僕は、僕を、どこに、残すのだろう?」
「誰かの記憶には、僕がいるのだろうか?」
自己肯定感や、需要と供給は、人それぞれだからこそ
追いつかなきゃって、走った日。
嫌だとか、感情論では、何も伝わらないと思うから
勉強していく事で、整える日々。
まるで
両手に何冊か、まとめ
机でトントンと音をたて確認する
かの、様に
まるで
あの日記や写真や詩や
その人だけのバラを愛でたくなる
かの、様に
今日も
離れながらも
みな、誰かを思い出したり。
今日も
離れながらも
伝える場所を見出した文章は、走り、歩き、刻まれ。
それぞれの歌から、声を想像したり
それぞれの歌が、何かを、丸の中に収めたくて
それぞれが、違うから
また、枝が伸びては、実になり、花が咲いたら
その花を知り
その感動、感情、情動が
君が紡ぐ歌に…。
いつまでも
いつまでも
詩を書いていくよ、きっと…
いつまでも
いつまでも
詩は書いていくよ
消したり
消えたりして、ごめん。
それでも、詩は書いていくよ
いつか、「僕」が
「君」に変わる日が来たら
見つけてくれたって、静かに、はにかむよ
僕が好きな花は、カスミソウだから。
バラを包む、カスミソウだから。
「光と霧の狭間で」
キミが満面の笑みで、走り去っていく
海の音は、思い出すのに
君の笑顔は、思い出すのに…
「もう、充分だよ」
「もう、充分、幸せなんだ。」
キミに、いつか届かなくても、良い
時が経つ事を、実感していく
そう、薄れていく
光が眩しくて、霧は白くなるから
迷子なんだよ
キミに、恋をした日が
キミに、恋をした僕が、遠ざかっていく…。
遠ざかっていく、ふたりを
今は、ただ、ただ
いつかの西暦か、年齢頃かに
ぼやけながら、ふたりは漂っている
今、僕の中で。
「砂時計の音」
(長くなってしまいました。)
誰かが、誰かの事を、モヤモヤと話している
誰かが、その言葉達を、モヤモヤと呑み込んでは
こころに、砂利の音が混ざる。
誰かに、その事を、話したら
誰かと、同じ事をしている自分が、嫌になり
砂を噛む。
砂場で、スコップ貸したのは、楽しかったから。
バケツも、型抜きも、食べた後のプリンのカップも
上手く、砂を乗せて、誰かと話しながら
作れたよね…。
どちらが、重く
どちらが、軽く
言葉の「音」は、誰かに聞こえる前に
発した「本人」に、いちばんに届くから
「大事」に「大切」に、おとしてほしい
砂をこぼす時に、風向きを見ながら
君に、砂がいかぬように。
砂が自然に、落ちる事の様に
音が自然に、こぼれるのなら
うつわが、ガラスという事の様に
そして、僕にも、君にも
手のひらでは、守れない
全ての砂を、両手で持つことは出来ない
だけど…
そこに、ある事を互いに知っているから
ここに来て
「初めまして」でも「名」を知らずとも
思い、思いに、夢中になり
「凄いね」
「それいいね」
なんて、言いながら
楽しい時間。
「成長」とは、どういう事なのだろうか?
「本当」とは、「大切」とは
今は、行く事すら無い
なんなら、今は無い砂を、見ずに
何なら、砂と同じような
答えを、感覚を、時間を、生み出せるのでしょう?
ゆっくり
時間を、かけて、「言葉の奥の音」に、耳を澄ませば
きっと
その人の、砂の速度
混ざった石ころ
色すらも
きっと
聞こえるはず
多分…
きっと…
誰かひとりで良い
そうであったら
砂場で、出逢うのだろう
多分…
多分ね…。
「消えた星図」
あったけど
そこに、名をつけ
並べられるんだね。
まっさらに
真っ白に
や
暗闇に
どう輝かせるか
わくわくの、妄想
ボクは昼間の星図を選ぶ。
ずっと、「謎」な方が
何億年か後に
見つけてくれた人の名が
その日から
ボクを、越えてくれそうだから。
楽しみ方は掛け算の方式で。