優月 詩羽

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2/16/2026, 10:27:18 AM

        誰よりも努力したとか
        誰よりも頑張ったとか

       そんなことはどうだっていい。

  だってみんな誰よりも頑張って努力しているから。

      他人と背比べする必要なんてないよ。

2/10/2026, 12:01:15 PM

         「誰もがみんな」
       ふと疑問に思うことがある
 私たちはみな平等で平和な世界を望んでいるはずなのに
   私たちは皆、生まれたときから平等ではない。
       永遠に平和だという保障もない。
         でも、どうして?
     私たちはみんなこの地球に生まれ育った
     家族なのに。大きな大きな家族なのに。
   みんなこの命が限りあるものだと知っているのに
    地球もまた限りある命だとわかっているのに
    今も尚、この世は不平等で満ちている。
       それでも、みんな生きている。
       きっと誰もがみんな感じてる。
         この世界の天秤に。
      
      私たちの審判は、誰なのだろう。

2/10/2026, 3:40:56 AM

          「花束」       
         一つ一つの命を
        丁寧に摘み取って
       あなたのことを考えながら
       あなただけのものにするの。
        
        でもね、その気持ちが
        一番の花束なんだよ。

2/7/2026, 3:22:39 PM

「どこにも書けないこと」

「彼女の思いはきっとここに詰まっていた。」

少佐は、胸に拳を力強くあて、力いっぱい言った。

そんなどストレートな言葉を聞いても、
僕は何も言えなかった。何も響かなかった。

ただうつむいたままだ。

だって、今さらどんなに言ったって、伝えたって、
彼女に届くことはない。

今の大日本帝国は、大抵の人間が貧乏な暮らしを強いられている。
配給制度といえど、ほとんど食べ物は手にはいらず、
おまけに贅沢は敵などと言う。

蒸し暑い風が僕を包み込む。ジリジリと湿った空気がより一層僕の気持ちを高めるかのように、汗ばんでいく。

「お前の気持ちは痛いほど分かる。だがな、お前も明日だろ、。お前がそんな顔してたら嫁さんも成仏しように、できないぞ、、なぁ、顔を上げろ!!一飛曹!!」

「はいっ!」

彼女は僕よりも前に旅立ってしまった。もともと貧弱な人だったが、誰よりもあったかい人だった。どんなにお腹がへっても、どれだけしんどくても笑ってる人だった。
「こんくらい大丈夫ですよ。そんなことよりもう休んどってください。いつもお疲れ様です。」
そう言って毎日僕を支えてくれた彼女も、空襲に巻き込まれ、両腕をなくしてしまった。。それを知らされたときには、もう遅かった。彼女は間もなく旅立ったのだ。
両腕を失った彼女は、何を思ったのだろうか。何か言い残したことはなかったのか。そんな、不安が僕の頭をぐるぐると回っている。

「おいっ!もう一度言わせたいのか!!」

「! すみません!もう、大丈夫であります!」

いけない、いけない。
こんな顔をしていたら彼女に心配をかけてしまう。
笑っていよう。何事もなかったかのように。
お国のために命をかけゆく神のように。
旅立つことなど何も怖くないかのように。

その夜、見るはずもない君に手紙を書いた。
どのように書けばよいものか、、
少しばかり悩んでしまった。

父、母、妹、親戚のおばさん、どれだけの手紙を書こうとも、上手く書けない。心配をかけたくない。

せめて、最後はこんな息子を誇らしく思ってもらえるようにー。


爽やかな朝だった。

空は珍しく晴天に恵まれ、心地よい風が僕の体を包み込んだ。

きっと君が僕が来るのを楽しみに待ってくれているんだと、そう思うことにした。
「どうか、待っとってください。もう会えますから。」

最後のお酒を飲み干して、僕は手を振る。

「行ってきますー。」







「息子は最後までずっと笑顔でした。きっと、お国のために旅立てることが嬉しいのでしょう。
息子は、大きい大きい期待とともに旅立っていきました。沢山の手紙をありがとう。私はあなたを誇りに思います。」

彼の母は、日記にそう記した。

「その大きい期待は一方通行で、終わりが決まっているのに、、。息子の笑顔の裏には何があったんやろか。」
彼の母は誰にも聞こえない声で呟いた。
「夜やけぇ、涙が出る日もあるよねぇ。月見てうるっとしてしもうたんやね。」
            
             ⋯

「少佐、、言わなくてよかったんですか、、」
「何をだ?ニ飛曹。」
「何をって、彼の嫁さんの最期ですよ。伝言も預かっていたんじゃあないですか?」
少佐は少し考えてこう言った。
「いいんだ、、離れていては伝わらない。彼女の気持ちは、きっと会わないと分からない。伝言なんて、受け取った側は第三者や紙に記したメモを介して受け取るだろう。それじゃあ、だめなんだ。彼の友人であった者が、代わりに見舞いに行った時は、ものすごく穏やかな顔をしていたそうだ。」
「そうですか。よかった。」
「だか、彼女の治療を担当してくださった看護婦さんによれば、毎日泣いていたそうだ。。わかるだろう?」
「、、はい。きっと彼も分かっていたでしょうね。だから、あえて聞かなかった。。そうですよね?、」
「さぁ、どうだろうな。俺たちには分からないし、どうせこの会話なんて歴史には残りやしない。さぁ、お前も、もうすぐだろうから、用意をしておけよ。」

            ⋯

誰にも聞かれてはいかない。決して記してはいけない。

大きな燃料を抱えた期待の音が僕の心の臓に響き渡る。

彼女は、こんな僕を許してくれるだろうか。こんな戦争を早く終わらせるためにも僕はやらなくてはいけない。それこそが僕の生きる理由であり、大事な人を、君を守るために。。なのに、君は僕よりも先にいってしまわれた。この不甲斐ない僕をどうか、笑顔で出迎えてくれ。
あぁ、この気持ちの行き場は海へと投げ捨ててしまおう。

どうせこの気持ちなんか、誰にもわかりやしない。
この世は本心を書いてはいけない。言ってもいけない。
心と心で察する他ない。
ようやく、期待に応える時がきた。
お国に最後の挨拶を告げる。僕には理解のできない音が最後の挨拶なんてー。

「あー、死にとぉな」
その瞬間、彼はようやく彼女に会うことが出来たのだ。
それこそ、彼が最も書きたかったことだった。

「ーー会いたかった。」

8/23/2025, 12:51:08 PM

「遠雷」

それは、まるで私の心を表す。そんな天気。
溜まりに溜まった電気はいつか、必ず落ちてしまう。
いつか、必ず、ほんとの私がバレてしまう。
怖い、、怖い、怖い。
だから、そんな私は、いつも穏やかな晴天のふりをする。
雲一つない空が広がって、神秘的で、、それ以外なにもない。
地平線のような私。
私が来たら、赤い提灯を灯して。
みんなにとって、私は不吉でしかない。
そんなつもりはないのに。
それでも私はみんなの太陽でありたい。
そんな、わたしでありたい。
―と願う私の心はすでに、雨模様で。
私の晴天は長くは持たない。
ずっと、偽る私を偽って、今日も明日もそのまた次の日も。
きっと私はこんなだろう。
それでもいい。それでいい。

でも、たまに、私のことをそっとしておいて。
遠くで、静かに落とすから。太陽は照らしておくよ。
涙は零れ落ちてしまうけど、、。
誰にも迷惑をかけず、誰にも気づかれないように。
―私の名前は「狐の嫁入り」

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