私たちを想い咲いた花。美しいでしょう?
水滴を反射し煌めき、
鮮やかな花弁が咲き乱れ、
青々しい葉がつき、
芳醇な匂いがする。
所詮それだけなのですよ。
その花は重みが全くない。
花言葉は’’憐れみ”だそうですね。
本当に腹が立つ。
そんな花、私たちには要りません。
あなたの花は、私たちの花とは大違いだ。
「同情」ўциа
枯葉に構っている暇なんてないんですよ。
踏んだ雑音も、その色も、私には関係ないでしょう?
私にはもっとやるべきことがあるのです。
それを探さないといけない。
あなたたちみたいな人の手を取っている場合じゃないのですよ。
もう、触れていい距離じゃないのですよ。
残念でしたね。
私はこの道を踏み潰す覚悟はもう出来てます。
このあなたたちとの思い出の道を。
あなたにそれができるのですか?
「枯葉」ўциа
あなたが私のなかに触れようとしても、
私は笑顔で誤魔化せる自信があります。
当たり前でしょう?
あなたたちとはくぐってきた茨の数が、種類が、回数が、違うのですよ。
そんなあなたたちには気づくこともできないでしょう。
この震えた左手に。
「誰よりも」ўциа
この水槽は、私にはあっていないのでしょう。
美しい泡も儚い水草も艶やかな石もありますが、
そこに私以外いない。
それがとてつもなく辛く、やるせないのです。
でも、ここから飛び出したら息ができないでしょう?
だから私はここの美しさを
歌で、
音で、
写真で、
絵で、
詩で、
表現します。
ここではない、どこかにいるあなたへ
「この場所で」ўциа
私にとって、星よりも煌びやかであって欲しい。
あなたの瞳よりも、鮮やかであって欲しい。
樹齢1000年の桜よりも、堂々としていて欲しい。
道徳の授業よりも、心のこもったものであって欲しい。
もしそんな花束があるとするのなら、
手にすることができるのは貴方だけでしょう。
どんなに枯れていたって、小さくたって、少なくたって、
その花は、なによりも光を放つのでしょう。
その花束を渡す相手が私ではなくても。———-
「花束」ўциа