『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
他の誰かが 贈るものより
ほんの少しだけ苦い思い出になれ
特別じゃないふりをして
特別なひとつをあなたへ
あなたの心に私を
今年のバレンタイン、何にしよっかな。
一昨年はチョコまみれまみれ。
去年はチロルチョコシャワー。
今年は、チョコバット積んでジェンガしよかな。
こういうのの方が高級チョコより喜ぶんだよね。
来年は何にしようかな。
チョコマシュマロ大量に袋に入れてチョコマシュマロクッションとか?
シンプルにエンゼルパイタワーとかかな。
そんなのをいつまで喜んでくれるのかな。
母からのチョコを、いつまで喜んでくれるのかな。
母からのチョコが、恋人からのチョコになって、妻からのチョコになって、娘からのチョコになっていったりするのかな。
あ、マーブルチョコでモナリザ描くのはどうかな。
栞菜にとってバレンタインは無縁だ。なにしろ恋愛に興味がないのだから。好きという感情はある。でもそれは愛情とは違うもので、ときめくようなものでもない。
健の頃は何人もの女性にチョコをもらったが、何も感じなかった。
新しい女友達もでき、恋バナの話も聞くようになったが、話を合わせても心の中ではどうでもいいと思っている。
女性になりたいという気持ちに気づいてから、憧れから欲望へと変わった。理想の女性になることが栞菜の喜びだった。
『バレンタイン』
すっかり忘れていた。。
好きな人がいる時はウキウキなのに、、
好きな人がいないと全然どうでも良いバレンタイン。
でも、色々美味しそうなチョコが並んでるのを見て、自分にどれを買おうか悩む時が唯一ウキウキする。
アメリカにいた時
男女問わず
お世話になった人に
チョコをあげているのを見て
素敵だなぁって思った
日頃からお世話になっている人に
「ありがとう」を言えるって
なんか自分も嬉しい
でももし
タイムマシンがあったら
過去に迷惑をかけたままの人
お世話になったのに背を向けてしまった人
今思うと「なんであんな事しちゃったんだろ」って
後悔してしまってる人に
どっさりプレゼントしたい
ホント
スミマセンデシタ
ワタシガ
ミジュクデシタ
でも
残念ながら
タイムマシンはない
だったらせめて
バレンタインの日に
心で想ってみよう
ホント
アリガトウ
ゴザイマシタ
過去にやらかした事を
思い出す日があっても
いいかもしれない
きっと
無かったことにしちゃ
ダメで
それは絶対
未来に生きてくるから
ちょっと
ほろ苦な
バレンタイン
なかなか
いいかも
2月14日と言えばバレンタイン。誰かが意中の人にチョコレートを贈る日。
校内の男子たちはとてもそわそわしている。面白い。
「おはようございます!おねえさま❤︎」
私をおねえさまと呼び、慕う女の子がいる。その子はかわいらしくて快活な優等生で、…ちょっと変わった子。
「おはよう。何かいい事あった?」
「えへへ、あのですね…これ、おねえさまに!」
にこにこ笑顔のその手には綺麗にラッピングされた小さな箱が。
「私に?」
「はい!えっと、いつもお世話になっているので、お礼です」
ありがとうとお礼を言うと彼女は言葉を付け加えた。
「お返しとか別にいらないので!」
「えー?」
気を遣わないで、と言われても…じゃあこうしよう。
「後ろを見てごらん」
「?」
彼女は素直に後ろを向く。そこには何も無い。
疑問を持ちつつこちらを向き直ると違和感に気付いた。
「良い子にはお菓子をあげようね」
私は隙をついて梱包したクッキーを彼女の服のポケットの中に突っ込んでいたのだ。
「わー!いつの間に!」
「さぷらーいず」
彼女は驚いていた。その後すぐにお礼を言って笑っていた。とても素直で良い子。
人間の子から気持ちの籠った物を貰えるなんて素敵な事だと思わない?
深夜に向かうほどに君の声が胸に響く
あの日なぜ君の手を離したのか…
君は泣いていたのに…
どうして…
あの時の僕は光に背を向けていた
君という咲き乱れる人がいたのに
僕は…
太陽にも背を向け歩みはじめた
君の泣き顔が胸を締めつける
もう一度君に偶然にでも会えたらな伝えよう
君が何よりも大切な事を…
……
どうせならもう下手くそ夢を描いてこう
どうせならもう愉快で明るい愛のある夢を
帰りたくなったよ…
君の住む町に
大きく手を振るから
帰りたくなったよ
君が待つ家に
聞いてほしい話があるよ
笑ってくれたら嬉しいなぁ
……
虹
アクアタイムズ
帰りたくなったよ
いきものがかり
バレンタイン
鞄に忍ばせた愛の印
あたしは今日 精一杯の嘘をつく
教室であなたを見るのが好きだった
隣にあの子が居ないから
いつも3人一緒だったのにね
いつからあたしは置いていかれたの?
渡さずにいればいいのに
嘘になっても渡したい あいのかたち
食べて貰えるだけで良かったの
だからそんな顔しないで
勘違しちゃうから
そんな全部見透かさないで
あの子だけを見ていてよ
帰り道が好きだった
たまにはふたりきりになれたから
いつも3人一緒だったのにね
いつからふたりの世界を作ったの?
伝えられないこの想い
あの子のことも大切だから
一緒に居るだけで良かったの
なんで耳まで真っ赤にするの
そんな顔見た事ない
きっとあたしの勘違い
これ以上好きにさせないで
渡してしまった愛の印
あたしは今日から自分の心に嘘をつく
貴方にチョコをあげれて良かった。
来年もあげれるかな
私君と付き合えてほんとに幸せ。
3月14日のホワイトデーは君からチョコ貰えるかな
バレンタイン
『ナッツのチョコレートがいいな』
と隣を歩く幼なじみが、不意に伝えてきた。
もうすぐバレンタイン。
もちろん幼なじみ兼私の片想いの相手は、意図があるのかどうなのか、チョコレートを欲しがった。
クラスの女友達と一緒に『手作りチョコ』に挑戦するという話題で盛り上がり、料理が苦手な私も参加することになった。
私の幼なじみは、私が料理が苦手だということも分かっているのに、それでも手作りチョコが欲しいというのだから、これは期待しちゃってもいいのかなって。
バレンタインは毎年、チョコじゃないお菓子を準備する日だった。
「僕、チョコ好きじゃないんだよね」
そう言ってたから。
甘党なのにチョコだけ好きじゃないの不思議だなって思ってたけど、好きな人の好きなものをあげたくて、色んなお菓子を贈った。
でも、今年はチョコをあげる。
もうこの恋は終わりだから。
君とはあとひと月もしないうちにさようならだから。
もう、好きな人じゃなくなるから、好きなものをあげることもない。
だから、私がチョコをあげる理由なんて考えないで。
自分の苦手なもの渡してくる嫌な奴だと思って嫌いになって。
友達でいるのも、もう辞めにするつもりだから。
だから、だから、今更好きだなんて言わないで。
チョコと一緒に固めた決心が、揺らいでしまうから。
甘いの甘いの飛んでいけ
澄まし顔のあの子のもとへ
丁寧に貼ってくれた絆創膏
あの後しばらく剥がせなかったよ
感謝を込めて
苦いの苦いの飛んでいけ
ほかの子みんな可愛くみえる
どうして手作りしちゃったのかな
重すぎるとか嫌われたりして
渡しそびれた
チョコレートよ
飛んでいけ!
走ってももう追いつけない?
つくえ 靴箱 放課後 呼び出し
考えてたけどやっぱり怖くて
実行できない
痛みも
ついでに
飛んでいけ
日頃の行い 内気な性格
魔法がとければ通常授業
なんて惨めなバレンタインデー
泣きそうになって しゃがみ込んだら
向こうから
誰か走ってくる音
「また転んだ?」
絆創膏を取り出そうと
あの子がポケットに手を入れた
【バレンタイン】
「バレンタイン・バーリ・トゥード!!」
突然の大声と背中に強烈な衝撃が身を襲った。
「何!?なになになに!!?」
「え?バレンタインだよ。いつも本読ながら薪運んでるあなたにプレゼントよ」
「いやそこじゃなくて」
「背負った薪の上にチョコを乗せてあげたんだから感謝しなさい」
「なんで薪の上、いやそこも違くて、バーリ・トゥードってなに?」
「なんでもありって意味よ」
「バレンタインとの関係は?」
「ないっ!!」
(バレンタイン)
二宮金次郎のオマージュ、勤勉な所に惹かれたらしいですね。
バレンタインですね。
かれこれ3年ほどLEONのアンバサダー缶を狙っているんですが、今年も手にできませんでした。残念。
来年またチャレンジします。
自分へのご褒美は大事ですからね。
他人へのプレゼントより力を入れていいんですよ。
金を出すのも、労力をはたくのも自分です。
ご褒美だから、我儘になりましょう。
代替の肉 チョコ コーヒー 砂糖 カニ
それでもいけちゃう鈍めの私
チョコレートボンボンに毒注ぎ込み
お前とサドンデスする気あり
#バレンタイン
バレンタイン
失恋した。
確証は無いけれど、あの後ろ姿は私の好きな人だ。
何度も何度も人違いだと言い聞かせたけれど、
1年間見守ってきた想い人を見間違えるはずがない。
隣にいたのは小柄で髪の綺麗な女の子。
バレンタインがこんなに苦いなんて知らなかった。
チョコみたいに甘いものだと思っていたのに。
渡すつもりだった。
気持ち悪がられてもいいと思った。
でもやっぱり待っててはくれないみたい。
まる1年。本当に何も出来なかった。
この気持ちは言葉にできないと思う。
最初で最悪のバレンタインだ。
バレンタイン
バレンタイン
みーんなチョコを作る
本命チョコとか
友チョコとか
義理チョコとか
あいにくみんなは
誰かから一個はもらってるみたい
なのに私は
誰からも来ない
そう
私は隠キャ
今年こそはって思ったけど
ダメみたい
今日も教室の隅で本を読む
「いいなー…友だち」
ぼそっと呟いたら
「はいこれ」
教室で1番人気な男の子が
私にチョコを渡した
「えっ」
「余ったからあげる」
その時食べたチョコの味は
今までで1番美味しかったなぁ
〖バレンタイン〗
惹かれ合う運命の2人よ
共に時間を過ごし、愛を育てなさい
相手のことを想ってお菓子を渡す。
落ち着いた夜、2人でディナーに行く。
チョコを2人仲良くわけっこして食べる。
甘いのは苦手だから、コーヒーを飲み比べ。
遠くで頑張ってるから少し長い電話を。
どれも素敵な"バレンタイン"です。
バレンタインという名の"時間"です。
まだまだ寒い2月。2人の間はあたたかく。
貴方だから言える「スキ」を贈ってね。
X(旧Twitter) @Amoon_3k
バレンタイン
気持ちを伝えたいのは
一人じゃなくていい
【題:バレンタイン】
今日は2月14日、バレンタインデー。
といっても、気になる人もチョコを贈りあうような友人もいない社会人にとっては、ただむなしいだけだ。
平日であれば仕事で気が紛れるというのに、休日で用事もないとなると、家で一人だ。
チョコを贈り合う男女や友達の集団を想像して、なんだか居たたまれなくなるだけである。
ため息を一つつき、寝返りをして、そこらにあるクッションを抱き締める。
これでも一応、10年前――高校生だった時には友達とチョコレート味の自作クッキーを贈り合ったり、本命チョコを渡そうとする友人をはやし立てたりした。
まあもう、高校時代の友人とは、ここ3年連絡も取っていないのだが……
ピンポーン。音ひとつしなかったこの部屋に、突然チャイムが鳴り響く。
誰だろう。こんな日に訪ねてくる人など、いるはずがないのに。
やや重い足取りで玄関まで行き、ドアを開けた。
「お届け物でーす。ここにサインをお願いします」
のんびりとした声色と共に、ボールペンが差し出される。
ここ一ヶ月で、なにか頼んだ記憶はないのだけれどもな。
「あの――部屋間違ってませんか?」
「え? えっと、◯◯◯号室の✕✕さんですよね?」
それはたしかに私の部屋番号と名字であった。にしてもどういうことだろうか。
ああ、実家から何か送られてきたとかだろうか。
「ええ、そうです。すみません、サインさせていただきますね」
自分の名前を紙に書き、それと段ボール箱を交換する。
「はい、ありがとうございます。それでは」
配達員はそう言い残し、エレベーターの方へ向かっていった。
部屋に戻り、リビングの机に段ボール箱を置き、封を開ける。
中には――有名なブランドの生チョコが、おしゃれに飾られて入っていた。
ああ、そういえば。
2週間前、酔った勢いで、バレンタインに到着するように生チョコをオンラインで購入したんだっけ。
2週間後の自分へのプレゼントだ、って。
完全に失念していた。
とりあえず、買ってしまったからには食べようか。
かわいらしい包装を開けて、チョコと対面する。
ああ、外ではチョコを贈りあう人々が居る中、私は一人で何をやっているのだろうか。呆れてしまう。
生チョコにフォークを浅く刺し、口元まで運んで、口にぽいっとほうりこむ。
思っていたより甘い風味が、口の中でなめらかに広がった。
――案外、悪くないかも。