『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「待ってて」
焦る、走る、止まる、息を切らす。
「もう少し休みたい。」
「早く動いた方が良いよ。」
「まだ何も解決してないでしょ。」
「ちょっと焦りすぎじゃないかな。」
すべてが私で、どれもが私。
私が、わたしらしく生きていけるように、もう少しだけ。
待ってて欲しい。
#待ってて
―――
桜に攫われるぞ、と
冗談を叩きあったのは、何時だったか
春一番にまたここで、と
そう約束をしたのは、何時だったか
この木を眺めるようになって
幾つ年が経っただろう
記憶の中の君は
一体何処へ行ってしまったのだろう
「帰るから待ってろ」
そう約束したのに
「嗚呼、待ってるよ」
そう言ったのに
何、すっぽかしてくれてんだ
写真の中の笑顔な君に、何度問いかけただろう
約束は守れと、口酸っぱく言っていたのは君だろう
君が破ってどうするのだ、と
...俺はまた、桜に問い掛けた
なぁ、桜さんよ
彼をどこにやってしまったの
お願いだから、返しておくれ
𖧷待ってて𖧷
待つことより
待たせることの方が多い私
なーんだかねぇ(笑)
お花を買ってきてくれる。とびきり大きな花束で、わたしを置いていくことをゆるしてあげる。
『待ってて』
まだ出逢えないあの人。
必ずくるタイミングまで、待ってて。
素敵になってお互い出逢えるから。
まだ見ぬ貴方に。
待ってて。
きっと大丈夫だから。
待ってて。
きっと行くから。
待ってて。
きっと、辿り着けるから。
待ってて。
きっと、巡り逢えるから。
待ってて大丈夫。
あなたは、だいじょうぶ。
今もし不安になる瞬間があっても
振り返って愉しめる時がくる。
今もし複雑でも
大切なことはきっとシンプルだから。
今もし見えない気がしても
もう知っているから。
大丈夫。
感じたことを、思うままに。
対話するように、生きていけばいいよ。
次の日、彼らは泣いていた。私が彼らを責めたからだ。
私は日に日に重なっていった鬱憤が限界に達し、ついと出してしまった6文程の文言が、そこまで傷つけるのだと、己を戒めた。
飲食店でバイトをしている身である私は、ストレス的な負荷と銘打っていつでも休業することはできるのだが、これは私の御心だ。感謝してほしい面もある。まぁ、どうせ明日も懲りずに来るだろうし、また私は鬱憤を溜めるだろうけどまぁ、明日も私は懲りずに朝早くに来て彼らの来店を待っておくだろう。
「ちょっと待ってて」
それが、彼女の・・最後の言葉だった。
行方不明となり、警察に通報した。
彼女の名前は、吉川京子。
彼は田代恭介、喫茶店『The・moon』と言う名の店主をしている。
コーヒーとモーニングのアーモンドトーストが美味しい。
それを京子が作っていた。コーヒーは彼が淹れた。
彼女が作るアーモンドトーストは恭介が作るアーモンドトーストより美味しく感じる。同じ物を使っても、焼いてもだ。
待ってて
待ってて
って
何回繰り返すんだろ
もう
待ち疲れちゃったよ
私はもう
先に行くね
待ってて
基本私は待たされることが多い
まぁ基本15分前には居る私
けど集合時間がすぎても来ない人ばかり
私は待つのは嫌いじゃない
待たせる方が申し訳ないから
でもそれは結局相手を甘やかして
この人なら大丈夫なやつだと
どんどん周りがわがままになっていく
それに耐えきれなくなり
いきなり私は突き放す
そして相手は私何もしてないのに
あいつが離れて行った
と言われる
もう正直それもどうでもいいぐらい
全てどうでも良くなる
お願いだから
程よい関係でお願いします
「待ってて」
もう少しだよ。待っててね。
もうすぐなの。
もうすぐ、私達一緒になれるよ?
邪魔なアイツも、あの子も、あの人も。
ちゃんと私が全部片付けたよ?
貴方いつも言ってたじゃない。
「アイツらさえ居なければ、君と一緒になれるのに」って。
「お互いに出逢う順番を間違えたよね……君と先に出逢えて居れば。」
「待ってて。僕の方はもう少しだから」って。
「君は慌てなくていいよ。僕はいつまでも君を待てるよ」って。
だから、私。思ったの。
貴方だけに何かさせるのも悪いし、第一、私は待ってるだけの女じゃないし、待たせるだけの女でもないの。
貴方が私を待たせないで済む様に。
私が貴方を待たせないで済む様に動けばいいじゃん、って、思ったの。
だから、待ってて。
ホントにあともう少しだけだから。
ちょ、待ってて!今ね、肉じゃがいっぱい作ったから!タッパーに詰めてくるから!待っててね!(ドタドタ家の中に消える姑)
……おぉん、にくじゃがぁ。
甘いんよな、、。義母の肉じゃが。
夫に食べさせよう。
私は肉じゃがいっぱい作っても嫁に渡す勇気ないし、そのために外で待たせる勇気も多分ないなぁ…。
いらんかもとか、実は嫌いかもとか考えすぎて多分何もできないわ。
義母はすごい。
いいなぁ。
私も自分の作った肉じゃが渡すために嫁を外で待たせられるような人になりたいなぁ。
そしたら少しは生きやすくなるのかな。
(外で肉じゃがを待つ繊細な嫁の私)
足音がする。目の前を歩く足音がする。待ってと追いかけるのに、姿を現さない君に僕はいつも痺れを切らす。反響する靴裏のリズムは、軽快な時もあれば重くゆっくりと確かめるようなとこもある。忍足、駆け足、その足音は僕の人生の指針。君に近づきたくて、理想の自分を追いかけている。
ー折りたたみ傘ー(待ってて)
テレビから聞こえる天気予報を傘は拾った。
「曇りのち雨、午後は雨になるでしょう」
やった!
最近は快晴が続いていたから、あの子に開かれるのは久しぶりだ。
早く、雨にならないかな。
傘は思った。
あの子はきっと、私を鞄に入れていってくれるだろうから、と。
案の定、あの子は傘を、鞄の中へ入れた。
久しぶりに感じる、ぎゅうぎゅうな感じ。
道具たちと会うのも久しぶりだ。
傘は言う。
「ひさしぶり!」
「いつぶりだぁ?良かったなぁ!」
筆箱は、傘に対してそう言った。
「今日は濡れてないでしょうね…」
言ったのはノート。
実はこの前、前日に使ったのを忘れられて、中のものまで濡らしたことがあった。
「大丈夫だよ!最近は快晴だったし」
「…それもそうね」
「うらやましいな。僕は使われていない上に、ずっと忘れられてるから…」
そう言った古いノートに同情しつつ、傘は少し、誇らしい気持ちになった。
それからしばらく、傘は静かに雨を待った。
放課後。
雨が降っていた。
良かった。
傘は思う。
しかし、違和感があった。
あの子は、いつまでたっても、傘を外に出そうとしない。
どういうこと?
鞄が揺れた。
あの子が少し、走っていると分かった。
声が聞こえた。
「あのさ」
あの子の声だった。
「傘、“忘れちゃった”んだけど…」
えっ!?
私はここにいるのに?
傘は、何が起きたのか、まだ理解できていない。
あの子は続けた。
「入れてくれないかなって」
「いいけど…」
つまり、つまりどういうこと?
混乱している傘に、ノートが言った。
「最近、あの声の男の子と話してるみたいなの」
筆箱も言う。
「恋してるんだろうなぁ」
古いノートも言った。
「僕が何度、彼に貸し出されたことか…」
傘は、少し状況をのみ込んだ。
「じゃあ、私は、あの子が相合傘をするために、ないふりをされてるってこと?」
「そういうことね」
「それは…」
傘は複雑だった。
あの子が恋愛をしていることは、嬉しい。
しかし、“ないふり”をされたことは、とても悲しかった。
「まぁ、しょうがないよ、僕もはじめは嫌だったし」
古いノートが言う。
「そう、だよね」
傘は言う。
しょうがない。
しょうがないよね。
でも…。
あの子が鞄の中にすら、入れてくれなくなる気がしたから。
傘は、鞄の中を濡らしてはいけないと、考えないようにするほかなかった。
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こんばんは。とりあえず初めまして。毎日、更新をしたいと思っております。あなたがこのアプリを開く口実になれれば嬉しいですね。
おやすみなさい。21:00
「待ってて」
息切らし走りながら電話する「今向かってる!先に待ってて!」
遅延した電車のおかげで知れたこと君とは本の話ができそう
題-待ってて
「十年後、必ず迎えに行くからそれまで待っててほしい」
それだけ告げてどこかへ行ってしまったあなた。あのときは十年なんて待てないと言ったけれど、今でもあなたへの想いを忘れられずにあなたの帰りを待ちつづけている私がいる。
まったく、十年なんて長すぎるよ。あなたの言葉を信じて、あなただけをずっと想い続けてきたんだから。ぜったい私のこと幸せにしてよね
お題『待ってて』
待ってて
「いつまでもまつワン」
あなたがくれた
ぬいぐるみの背中に描かれた言葉
この言葉を
あなたはあえて選んだの?
背中まで見ずに買ったの?
あなたが「待ってて」って言ってくれたなら
永遠に待つことが出来たのに
あなたが「待つよ」って言ってくれたなら
何をおいてもあなたのところに行ったのに
ねぇ
あの背中の意味を教えてよ
待ってて
何を言っても、何をしても振り向いてくれないあの子。
今度こそ好きにさせてみせるから待ってて。
【題:待ってて】創作小説
今から10年と少し前――僕がまだ5歳の時起きたあの出来事は、いまだに強く思い出せます。
燃え上がる炎、人々が必死で作り出す金切り声、フィクションかと疑うような情景が、10年間ずっと目にこびりついているんです。
今日は少し、その時の話をしてもいいですか?――ありがとうございます。では少し長いですが、話します。
僕はそれが起きる前、お父さんとお母さんと一緒に8階建てのマンションにすんでいました。少し古いけれど、いいところだった記憶があります。
そのマンションには、積み木やプラレールがおいてあって、子供が自由に遊べるスペースがありました。
僕はよくお父さんやお母さんと、そこで遊んでいました。
その日も、僕は両親と共に、休日だからと朝からフリースペースで遊んでいました。
昼前になり、お母さんは僕たちの部屋に帰って昼ごはんの準備を、僕とお父さんは、僕がまだ遊びたかったので、ごはんができるまで遊ぶことになりました――ちなみに、遊べるスペースは2階に、僕たちの部屋は5階にありました。
それが起きたのは20分経って、そろそろ帰ろうかという頃でした。
突然、床が大きくぐらりと揺れだしました。そう、地震が起こったんです。
あとから知ったのですが、それは震度6のとても大きなものでした。
僕は何が起きているのか分からないまま、お父さんに全身を包むよう抱き寄せられ、子供用の小さな机の下でひたすら揺れが収まるのを待ちました。
収まったあと、お父さんに抱っこされたまんま、すぐにマンションの外へつれられました。人々の慌ただしい様子を見て、僕はずっと泣いていました。
道は悲痛な顔をした人々で溢れていました。
無事にマンションの外に出て、近くにある大きくてだだっ広い公園まで避難しようというとき、鋭い叫び声が聞こえてきました。
――火だ!! あそこのマンションで火災が発生している!!
その言葉を聞き、マンションを見たお父さんは、瞬時に足を止めました。
僕もお父さんが向く方を見て、息を飲みました――火が発生しているのは、僕たちの部屋だったのです。
お母さんが危ない。
そう子供ながら理解して、涙が更に溢れてきました。
お父さんはそんな僕を地面におろして、頭を撫でながら伝えました。
――お父さんは、ちょっと行かないと行けないところがあるんだ。だから、ちょっとだけお別れだ。大丈夫、すぐ戻る。約束だ。
いやだ。
――それまで、このまんま皆がいっている方についていって、公園で待っててくれないか?
だめだよ。いかないで。
何回も泣き叫びました。そんな僕にお父さんは「ごめんな」といい、群衆を掻き分けてマンションのほうへ戻って行きました。
僕は呆然としながら、僕とお父さんの会話を聞いていたらしい人に連れられて、公園まで避難しました。
それから何時間、何日、何週間公園で支給されたアルファ米を食べて、寒い夜をなんとか乗り越えて、待ち続けました。
それでも、お父さんとお母さんは来ませんでした。
今もまだ、会えていません。
マンションはあの時に崩れて、もうなくなってしまいました。
思い出の物も、全部なくなりました。
最近は、お父さんとお母さんの声や見た目すら、どんなのだったか分からなくなってきました。
まだ、お父さんとお母さんはどこかにいるんでしょうか。
いや、きっといるんです。なんとなく、そんな感じがします。だから……
――僕が見つけるまで、待っててね。