『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〖枯葉〗
私、枯葉を避けて歩いてしまいます
たくさんあると避けきれませんが…
だって、ずっと木から離れたことがなかった葉っぱですよ!?木や枝と友達だった若葉は枯葉へと昇格し、地面に舞い降りるという冒険をしたんです。
初めて地面と触れ、きっとわくわくな枯葉。
なーんか踏むのを避けてしまうんですよね。
葉は、枯れ落ちてお終いではありません。
落ちたてほやほやの枯葉は風に乗ってころころと転がり、旅をします。舞い降りることができた葉にしかできない特権です。
人と似ていますよね。華の時期を過ごし、やがて落ち着く時が来る。そしてそこから、新しい生活がやってくる。
こんなことを考えていたら、いつからか簡単に枯葉を踏むなんてできなくなってしまいました。
自然にもそれぞれ人生がある。
葉の数だけ人生があるのですよ。
これって本当に素敵なことだと思いませんか。
X(旧Twitter) @Amoon_3k
枯葉
枯葉を見ると
うわ、冬が来る
枯葉が濡れると滑る
排水溝を塞ぐ
私は春と夏の間
夏と秋の間がいいかな
ちょうどいいってないのかと
いつも思う
季節も人も仕事も日常すべて
私は毎日気持ちが枯れてゆく
カサカサに手荒れした手の甲をみて
今日もまた年老いてきたことを実感する
肌のキメも100均のザルよりも確実に粗いし
朝食べ残した食パンよりもパサつきがひどい
全く困ったもんだ
ふいに、キッチンにある分厚い料理本を手に取る
親指を舐めながらページをめくる
基本のパウンドケーキの箇所から
イチョウの葉っぱが一枚出てきた
いつごろのものかはわからないが
わたしの手の甲ほど
すっかり水分は抜けていた
(枯葉)
枯れ葉を踏んで
歩いた道は
桜吹雪を
待つ道になる
………枯葉
実家の里山には某市民の森があって、ハイキングコースも充実していた。
コースにはなっていたが、むき身の土の道だ。
ぎゅ、と積もった枯葉を踏み締める。
じゅわ、と水分が靴の下で音を立てる。
きっと良い腐葉土になるのだろう。
そうして土に混じり、木を育て、森が維持される。
もちろん人の手も入っている。
綺麗に山を保つためには、人の手も必要なのだ。
【枯葉】
『枯葉』
さわさわ鳴る振袖草が
沈む夕日を見送っている
くるくる落ちるもみじ葉が
かさかさと音を立てて
風下に積み重なっていく
払っても払っても
掃いても掃いても
次々風に流されてくる
いっそ燃やしてしまおうか
もう構うことは無くなるだろう
ふと遠くの山を見た
燃え盛るような
赤と黄の着物を着た山が見えた
僕が燃やす必要はない
自ら燃え盛り生きている
見上げた空はどこまでも青く
それで頭を冷やすことにした
木枯らしが枯葉を巻き上げ
吹き去っていく
今年も冬が来た合図
そして季節は巡り
桜の花咲く春が来た
枯葉。
枯葉を
たくさん集めて
ハートを
作りたい。
ゆうの前で。
※物語です。
俺は昔からなんでも出来た。
小学生の頃から続けているサッカーでは
高校生になった今エースとして活躍しているし
勉強も上位20%以内にいつもいる。
人脈も広いし優しくて明るい彼女もいる。
人生イージーモード
_ずっとそう思っていた。
ある日の部活帰り俺の方に車が突っ込んできた。
横断歩道を渡る一瞬のことで視界が眩い光に包まれた。
その瞬間から暗闇に突き落とされたのだと思う。
ずっとつけっぱなしのテレビをぼーっと見つめる。消毒臭い病院の中、落ち着かないほど真っ白なベットの上で流れる時間を過ごす。
あの日事故にあって、次に目が覚めた時にはここにいた。母さんも父さんも嬉しそうに俺を見ていて、助かったんだとほっとした。それもつかの間足に違和感を覚えた。聞くと今後サッカーをするのは難しいということ。それ以外は覚えていない。
ずっと順調だった。
桜のように開花した才能。
青葉のように鮮やかな青春。
紅葉のように色付いた生活。
それなのに、今はまるで枯葉のようだ。
踏みつけられたら粉々になってしまいそうな朽ちた日々。
希望を見いだせずにただ過ぎ去る日に身を任せている。
突然スマホが鳴った。俺はずっと見る気になれず返信をしていない。それでも反射的に目を向けると彼女から写真が届いていた。
少し気になり開いてみるとそこには枯葉から覗く小さなつぼみが写っていた。
それは彼女が落ち込んでいた時に桜を見せたくて行った河川敷で撮った写真だ。
お目当ての桜はまだ咲いていなくて慌てる俺にこの写真を見せてくれた。
「こんなに小さいのにすごいね」
彼女は興味深そうにそういった。
そんなことを思い出しているとスマホが振動した。
春はまた来るよ!
その言葉に俺は気が付いた。
四季は巡っていることを。
お題:枯葉
『骨の魚』
枯葉が舞っている。
私は最初、そう思った。
市民病院前の遊歩道を歩いていた時のことだ。
果たして2月の下旬に枯葉が散るのか。
ひらりひらりと舞うそれは、陽光をキラリと反射して身を翻した。
「魚だ」
それは紛れもなく魚だった。
私は慎重に、水を掬う様に宙の魚を掌に収めた。
魚はまるで木の葉の様に薄かった。
正確に言うと、骨だけで出来た魚だった。
わたしとあなたの関係は
今にも崩れそうで、
それでも、
必死に繋ぎ止めていたの
わたしが、勝手に。
気付かなかったよね?
わたしが無理して
ガマンして
あなたに合わせていたの
だから?なに?って言われてしまえば
それまでだけど、
最後の枯葉が木から落ちるのを見たら
わたしのような気がして
涙が出たの
それでもあなたは
心の冷たい人
早く忘れたい
愛する人。
なんとなく近所を散歩していると、俺の足元でパキッと音がした。
足元を見てみると枯葉を踏みつけたのか、粉々になった落ち葉がある。
道のすぐ隣は山なので、ここから飛んできたのだろう。
落ち葉と言えば秋を連想するけれど、意外とそうでもない。
冬にだって落ちている。
秋の短い期間にきれいさっぱり分解されるわけじゃないので、当たり前と言えば当たり前。
冬になる前に誰かが掃除してなくなるから、そう錯覚してしまうのだろう。
思い込みで気づかなかったことに気づかせてくれるから、散歩は止められない。
その場を離れようとして、ふとあることを思いつく。
そして、周囲を見渡して近くにあった枯葉を踏みつける。
そうして足を退けると、なんと粉々になった枯葉が!
それを見て俺はニヤリと笑う。
自分は落ち葉を、それもカラカラになった枯葉を踏みつけて粉々にするのが好きなのだ。
なんでかと言われても困る。
しいて言えば楽しいから。
誰にも話したことは無いので、他の人間で好きな奴がいるかは知らない。
おや、離れたところにもう一枚。
その葉っぱに近づいて踏みつけようると、目の間で葉っぱ踏みつけられる。
驚いて見上げると、クラスメイトの鈴木が立っていた。
「……よう」
「……よう」
一瞬の沈黙の後、挨拶を交わす。
気まずい。
もともとあんまり話さないのだが、今回は特に気まずく何も言葉が思い浮かばない。
「……えっと、散歩かい」
「ああ、お前もか」
「……うん、それじゃあ」
「ああ」
特に話すこともなく、そのまま別れる。
助かった、気持ちが溢れる。
さすがに落ち葉を踏みつける気にはならなかったので、そのまま帰ることにした。
とはいえあの真面目な鈴木が、枯葉を踏むのが好きだとはな。
結構意外だな。
人は分からないとは、よく言ったものだ。
こんど学校で会ったら話しかけてみよう。
案外話が合うかもしれない。
散歩には新しい気づきがある。
散歩はこれからも止められそうにない。
枯葉
「私を弟子にして下さい。」
「私は弟子を取らない。」
「でしたら、せめて教えを乞うことはできないでしょうか?」
「これだ。」
そう言うとダリオ老師は1枚の枯葉を差し出した。
「それが我が剣の真髄じゃ、その枯葉を持って修行に励むがよかろう。」
私はプロジア国のシルバー騎士団の団長、カエデル・ドフヨウ。プロジア国で1番の剣の使い手だと自負しているが、38歳を迎え、肉体的な衰えから我が剣に限界を感じていた。
そこで伝説の剣聖ダリオ老師を訪ね、剣の修行をつけて貰おうとやってきたのだ。
先程手合わせして頂いたのだが、私の剣は軽くいなされ、老師の剣が首元にピタリと突きつけられた。私は感動し、すぐに弟子入りを志願したが老師は弟子を取らないと言う噂通り、断れてしまった。
あれから10年経つ。私は枯葉の意味を考える日々を送り、老師の動きを見よう見まねで練習した。
プロジア国は今年、建国200年を迎える。
新しい国王は建国を記念し武術大会を開く事を思いついた。
シルバー騎士団からは私が、ゴールド騎士団からはアーロン・クルテッツ。私よりも20も若く、クルテッツ家最高の逸材と称されていた。
「おい、カエデル爺さん。その歳で俺と戦うのは無謀ってもんだ。棄権したって誰も責めない。俺だって爺さん殺したとあっちや、夢見が悪いわ。枯葉の四つ葉のクローバーに幸運を手にする力はねぇんだからよ。」
我がドフヨウ家の家紋は四つ葉のクローバーだ。それを枯葉だと言って馬鹿にしているのだ。
私は剣を抜くと、体を半身に構えた。脱力して腕をダラリと下ろすと剣だけをクルテッツに向けた。
クルテッツは力任せに剣を振り下ろしてきた。大振りだがスピードは凄い。私は剣を合わせるのを避け、半転しながら前足を引いてかわす。
クルテッツは流れるように剣を切り上げてきた。私は今度は足を引きながら1回転し、振り向きざまに剣を水平に払った。クルテッツは避けることなく鎧で受け止めた。
「枯れ爺いの1撃なんか効きはしないぜ。」
剣を振り下ろし、切り上げる。その単純な攻撃に慣れ始めて先読みで避けようとした時、クルテッツは急に攻撃方向を変え突きを繰り出してきた。
しかし私はその瞬間を待っていたのだ。剣を返して突きの軌道を変えると鞭のように剣をしならせ、兜と鎧の隙間を狙い突いた。
「降参しろ。私が腕を2cm伸ばすだけでお前の命はない。」
クルテッツは手から剣を放し、項垂れた。
私は懐から1枚の枯葉を取り出し、クルテッツの頭上で放す。
「枯葉は青葉に比べて柔らかくしなる。脱力して体を柔らかく保つことで相手の力を利用できるのだ。枯葉だって落ち葉となり土地の養分となって新たな命を育む役目がある。これを機にお前が成長してくれると嬉しいのだがな。」
「まだ枯れてなどいない!」
彼は大きな木を背にして言った。木は大きいものの、今にも倒れそうなほどその幹は不安定だった。
そんな樹の様子を見かねたひとたちは、彼のいうことなど聞きはしない。
彼の目の前には、樹や植物を刈り取ろうと、巨大な機械が待ち構えていることもあった。それでも、彼は怯まずに手を広げ樹を守り続けた。
雨の日も、雪の日もそれが芽吹くのを待ち続けた。
私は暖かくなった外に出て、樹のもとに行った。そこは植物が茂り、花が咲き乱れていた。
大きかった樹は、さらに大きく太くなって、その枝には満開の桜が開いていた。
その根元に彼は横たわっていた。
私は、摘み取った一本の花を彼に献げた。やがて彼は植物たちに染み入るように消えていった。
枯葉
今にも
クシャッと
壊れてしまいそう
私達の関係のように
ちょっとだけあたしの話に付き合って欲しいんだけど。
出る杭は打たれるって言うけど、出る杭は尊ばれ、
やがて幸福の光が降り注ぐ日がやってくるでしょうねぇ。
私みたいにやっと木にぶら下がってる枯葉ちゃんと
は違って、今の若い子たちってホントマイペース。
それでいて、いいとこ持ってっちゃうんだから。
私がまだ若葉ちゃんだった頃は、先輩を差し置いて
何か成し遂げようとかなかったの。周りに歩幅を合
わせるっていうの。目立たないようにしてたわ。
でも、これからは違う。時代が変わったのね。
自分の幸せは自分にしかわからない。価値観なんて、鼻くそ。要は友達だって、恋人だって、親子だって別の人間。
自分がいいと思えばそれでいいの。悪く言われても、全部流しちゃえばいいの。そいつらがくそなんだから。
そうすれば、何もこわい物はなくなるわ。
あたしの戯言と思ってきいておいて。
『枯葉』
※自分の中でめっちゃ短いのにしました。俳句ですね。
枯葉後 (かれはのち)
蕾が咲きし (つぼみがさきし)
春の風 (はるのかぜ)
『蕾』と『春の風』が春の季語に思うけど
まぁ、二つあったとしても大目に見てくれ。
※『今日へさようなら』編集して作りました。
このお題の言葉難しくてどう構成しようか
ものすごく考えた…
乾燥した冬の風に巻き上げられたたくさんの枯葉を
スッと背の高い竹箒でしゅっしゅと集めて
そうしてできた枯葉の山に
さつまいもをアルミホイルで包んで埋めて
マッチを擦って火を付けて
もういいかな?まだかな?そろそろ焼けたかな?
みんなでそわそわしながら
時折吹くぴゅうっと冷たい風に身を寄せて
ぱちぱちはぜる火に手をかざして
ほうら、できたよ
ほくほく甘い焼き芋
そんな焚き火をしても怒られない家に住みたいなぁと、ぼんやり掃き集めた枯葉をゴミ袋に詰める私
〝枯葉〟
枯葉を集めて、その上にダイブ!
幼い頃私がしていた遊びを、息子がしている。
パリパリとした音に、
懐かしさと空腹が押し寄せる。
「今日は焼きいもだよ」
そう言った途端に駆け寄る息子。
全く、現金な子だ。
テーマ「枯葉」
自分は枯葉の音が好きだ。
何故ならば、地面と枯葉が重なった時のハーモニーの音が重なって「カサカサ」と音を鳴らして颯爽していく風景を見て秋という実感が感じるからだ。
何事にも四季で音や景色が違う、でも枯葉だけは秋って感じがする。