電気を消してもスマホを触るし
死にたいと言いながら洗濯物を干す
君の見た夢の中の僕はどんな顔して何を言うんだろう
それは僕なのかな
もう終わらせたいと言う
枯れた草を土に植え、水をやることが優しさで
枯れた草は怯える
上か下かもう分からない
ずっと踏み出せなかった世界
この時間が永遠に感じる
やっと終わったんだ こわい
風の音がうるさい
震える。寒い お
人生の今までがよみが ち
おしまい
「星になる」
シャワーが嫌いだ。
流れていく。彼の匂いと幻想が。
嘘みたいだ。全部。
こうなることは分かっているのに。
「ありがとう。気をつけてね。」
車が離れてゆく。
手を振る。
結局、また会ってしまったな。
彼の1番にはなれない。
分かってるのに、思い描いてしまう。
あのまま車に乗って、同じ家に帰る日々を。
私が悪いんだきっと。
彼は苦しまなくていい。
笑顔でいて欲しい。
あの人とはずっとお幸せに。
嘘だよ
夕焼け小焼けのチャイムが鳴って
よい子は早く家に帰りましょ
夕焼け小焼けのチャイムが鳴って
よい子は早く家に帰りましょ
「遠い鐘の音」
クリープハイプ、「キケンナアソビ」に誘われて
「シアター」(夜空を越えて)
朝起きて、コーヒーを淹れる時と、映画館から出る時は似ている。
空想や夢の中にいた自分の思考が、緩やかに現実へ引き戻されるから。
シアターが明転して、映画館にいる私へと視点が動く時間。
さっきまで幸せそうに笑う主人公はそこに居なくて、それを見届けた自分だけ現世に取り残される。
それまでの星空が真っ白なスクリーンに変わる。
マグカップを持ってリビングへ。
リビングのテレビからは凄惨な世界情勢とか、節約レシピとかが雑多に流れている。
コーヒーを飲み干す。
脱ぎっぱなしだった上着を着る。
今、フォーカスは私に向いている。
もう星は見えなくても
思えば私は飢えていた
暖かい毛布もシャワーも
やわらかな36度にはかなわなかった
いまだに仕方ないと思う私はどうしようもないね
最後に君は顔色ひとつ変えずに
すました顔で別れたね
いまだに残る温もりは
誰のものかも分からない
いまだに残る温もりは
誰のためかもわからない