勿忘草。春に咲く、青くて小さくて可憐な花。
「私を忘れないで」「真実の愛」「真実の友情」
これらの言葉を全身で訴えてくるその姿に、愛らしさを覚えるのはもはや必然のことであろう。
「私を忘れないで」
そう遠くない未来で訪れるお別れ。新しい生活、新しい環境にどんどん適応していくなかでも、どうか私を忘れないでいて欲しい。それでもと言うのならば、別れが来るまでせめて、いつでも私を頭の隅に入れて置いて欲しい。あなたの中の“私”を大きなものでいさせて欲しいと願うのは、我儘なのだろうか。
「真実の愛」
これが“愛”なのかなんてわからない。ただあなたのふとした行動全てが好きで、あらゆる物事からあなたを関連付けて思い馳せる私のこの気持ちは、果たして“愛”なのだろうか?そもそも“愛”って?なんて言う私だけれど、あなたに向ける好意に嘘偽りはないから。
「真実の友情」
これが友情だと言うのなら、私はこの世の全てを信じられなくなるだろう。そのくらい私はあなたを好きだという自信がある。でもあなたは違うかもしれない。だからあなたが私に願うものこそ“友情”であった時には、そっとあなたの前から消える覚悟をしている。そんな私です。
そんな気持ちを込めて、押し潰して、栞にした勿忘草。
差し出す指先も呼び止めた声も震えているのがわかるし、顔だってほんのりアツい。
「受け取ってくれる?」___私の気持ち。
【勿忘草(わすれなぐさ)】
頭が痛い。
というよりこれは目か?
もうなんでもいいけど、いやよくはないけど、ともかく痛い。
しかし困った。薬は持っているが、授業中に飲むのには少し抵抗がある。それに結構やばめ?と言われても、授業を抜け出す程の痛みではない。でも、痛いものは痛い。それゆえ困る。
授業時間もあと30分。うん、大丈夫、イケる。せっかくの自習だし、ゆっくり進めていよう。
と思ったらこれだ。なぜに、うちのクラスの男子は静かにできないものか。
たかが数十分の自習時間さえも、狭い教室の隅も、格闘技場へと変えてしまうのにはむしろ感心する。と言うのは皮肉で、実際にはやめて欲しいのは言うまでもないが。
困るな。うるさいな。頭痛いな。てか席近いんだよな。ぶつからないかな。いや叫ぶなよ。頭に響いて余計痛いって。君たちも3年よね?受験生よね?理解できないって。いやまじで暴れないでよ。先生注意してくれよ。
叫び声と笑い声と、なんとも不快な大声が頭の中でコダマする。もともとこういう空気が得意ではないのに加え、頭が痛い。最悪だ、無理、泣きそう。
イライラが募りに募ったそのとき、1人の男子にぶつかられた。
は。がちかよ最悪。まじでやだ。ばかすぎだろ。ほんと無理。やばい泣きそう。
今にも泣き出しそうなとき、試合を終わらせるゴングのように授業終了を知らせるチャイムが鳴った。
男子の群れも、気まずさからかそそくさと自席に戻って行った。
ほっとして廊下に出ると、“彼”が声をかけてくれた。
ぶつかってきた男子でもないし、ましてや格闘に混ざってなかったのに「大丈夫だった?」そう一声かけてくれた。
話せた嬉しさと、気遣ってくれた優しさと、そうやって気遣えるところが好きなんだよなあと、スマートだなという感心とを混ぜ合わせた安心。
「うん、大丈夫」
そういうのが精一杯だったけど、感謝はちゃんと伝わっていただろうか。
“彼”のことだから、きっとそれも汲み取ってくれたはずだ。
『ありがとう、好きだよ』
彼には言えなかった思いをここに残して。
【優しさ】
後半は捏造。前半はノンフィクション。
日曜日の午後、胸まであった髪を肩まで切った。
自分に似合うかどうか、1週間悩みに悩んだボブカット。
似合うかな?
君はほんとは、長い髪が好きだったかな?
それともショートがいいかな?
なにか一声かけてくれるかな?
褒めてくれるかな?
そんな不安と期待の入り交じった気持ちで、朝家を出た。
褒めてはくれなくても、話せるならなんでも良かった。
でも、いつも周りに男子がいる君に、自分から話しかけることはできずに今日は終わってしまった。
明日もし、二人で話す機会があれば……なんて思いながら布団にはいる。
いっそ夢でもいいから、似合うねって言って欲しいと思うのは強欲なのだろうか。
私はただ、祈るばかりだ。
【君に会いたくて】
最近恋愛系が多いなと自覚はしてます。それと内容が似通ってることも…。
自分が好きな世界観で書きたいのに、誰にも言えない胸の内を明かしたい欲求もあり、最近は日記化してる「書く習慣」です…。
早く受験終われ!!という気持ちとあと〇〇日しかない!!という焦りとで気持ちはぐちゃぐちゃで、正直泣きたくなる時もあります…。
けれど、私には目標があります!
まずは志望校に合格すること!そのための努力を惜しまないつもりです!!
そして次に、合格決まったら“君”に、あるいは“あなた”に気持ちを伝えるつもりです…!
それまで待ってろよ!!という変なテンションで、最後は締めくくります笑
頑張るぞーー!!
真っ直ぐな姿勢、整って見やすい字。
そんな些細な所作に、美しさがある。
私はその美しさに惹かれたのだ。
あなたと出会ったのはもう随分と前、と言っても1年だけれど。出会って間もない頃は、凄く頭のいい人なんだなという、ぼんやりとしたイメージしかなかった。
ただのクラスメイト。初めてクラスが一緒になったあなたとは前より接点なんてなかったものだから、そんな位置付けにあったのはごく自然のことだった。
そこから面白い人なんだなと思い始めたのが、5月を過ぎた出会って1ヶ月目あたり。運動会では足が早く、スポーツもできる人なんだと初めて知った。でもまだ、ただのクラスメイト。
急激に私たちの仲が変化したのは8月から9月にかけての、出会って4、5ヶ月目。修学旅行の班が一緒になり、必然的に話すことが増えた。初めて見る一面が多すぎて、あなたへのイメージはどんどん変わっていったし、その度にいい人だなと思っていた。もう、ただのクラスメイトなんかじゃなくなっていた。
今思えば、なぜあの頃あなたを好きにならなかったのか不思議でならない。それは当時、私には別に好きな人がいたからであるのだが。けれど当時をまた振り返ってみても、その好きだった人はクラスも違えば接点もなく、年度が上がってからは会話すらしていなかった。それでも好きだと思っていたから、あなたへ向ける真の気持ちに早く気づくことができなかったのだ。
さらに時は過ぎ10月、11月。出会いから半年以上が経ち、それからあなたとは2回も席が隣になった。これを単なる偶然じゃなく、必然だったのだと思いたいのはわがままだろうか。日々の学校生活の一部を隣で見ていたからこそ、あなたの素敵な部分を沢山見つけることができた。
頭が良いところ。
それは影の努力があるということ。
運動が得意なところ。
それは部活に熱心に励んでいる証拠であるということ。
いつも背筋が真っ直ぐと伸びているところ。
字を丁寧に書くところ。
たまにかまちょを発動してくるところ。
ふざけているように見えて、根はきちんとしているところ。律儀なところ。
周りをよく見ているところ。
気遣えるところ。
いつも周りに人がいて、それでも私にも目を向けてくれるところ。
最後のは思い上がりだったかもしれないし、隣の席のよしみだったのかもしれない。でも、たとえそうであろうと、嬉しかった。
あなたと話す度、あなたを知る度、あなたの素晴らしさを見つけた。いつしか目で追うようになって、あなたは私の心の一部になっていた。
そして1月現在。出会ってからは9ヶ月目だろうか。受験を来週、もしくは1ヶ月後、さらにいけば2ヶ月後に控える者として、恋愛にうつつを抜かすべきではないということはよく理解している。
それでも願わずにはいられないのだ
まだあなたの隣で笑っていたいと。
そんな思いを抱え布団に転がる。夢の中だけでも受験を忘れて、私に振り向いてくれたら…なんて。
【美しい】
だいぶ飛躍したなと笑
それでも書きたいものが書けたのでOKにします!笑
誤字脱字があるかもしれませんが、一旦これで完了!
ノンフィクションだからこそ、書いていて自分で胸がいっぱいになりました。受験にせよ、恋愛にせよ、“どうしたらいいんだろう”という不安は消えません。受験に関しては正直怖いです。
だからせめて夢の中でだけでは……と願い、今から寝ます。
おやすみなさい、いい夢を。
この世界はだいたい理不尽でつくられている
それはきっと、私の物語とあなたの物語というように、人の数だけ物語があるからかもしれない
そう思うと、少しは気が楽になるんじゃないのだろうか
皆様いつもお疲れ様です
主役同士、支え合っていけたらいいですね´`*
【この世界は】