光を
明かりを
火を
暖炉を
あたたさを取り戻すため。
あなたを取り戻すため。
僕だけで囲んでる。
詫びしさ残るこの部屋に。
居るのはただ。
寂しさだけ。
冬支度。あぁ早くしないと。
秋が終わって冬が来てしまう。
後、3分。
紅葉が散って、枯れ木になるまで。
後、2分。
何をしようか。
何をしたいか。
たった3ヶ月で考えなくちゃいけない。
楽しいことはある。
比例して、苦しいことも。
だが、人生だ。
冬へ向かう支度は。
なるべく完全に、要領良く。
忘れもしない。
あの日々を。
忘れることもなく。
秋を楽しめ。
進みたくないなら。
時を止めてしまえばいいんだ。
風も音楽も声も人生も身体も。
全て、止めれば。
ずっと、ずっと底に居れる。
底に居たら、なんにも感じなくて済む。
なんて楽なのだろうか。
時を止めるだけで。
進みたいと願わないのなら。
今を止めてしまえばいい。
両極端な考えは。
嫌われる。
けども、さ。
いいよね。
前を向けるって。
進みたいって思えるのは。
時を止めること自体を。
違うことに使うのでしょう?
僕自身に使えば。
永遠の時があれば。
僕は。
ずっと、そこに居たい。
キンモクセイ
おばあちゃんに聞いた。
トイレとかに置かれて。
匂い消しだって。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最初に聞いたのは曲だった。
綺麗なサムネに惹かれて。
次に思い出したのは、国語の時間だった。
確か、あれは銀木犀だったな。
最近は散歩中。
おばあちゃんとおじいちゃんとして。
その時教えて貰った。
綺麗な花だと思う。
とても、
行かないで、なんて願っても。
止まってるのは、僕なのに。
僕だけなのに。
行かないで、なんて願うのは。
傲慢だ。
自分が前に行けば、追いつけば。
そう、努力すれば隣に。
それすらもしなければ、
何にも出来ない奴には、
願うことも言うことも。
しちゃいけない。
ことだって、分かってるのに。
やればいいのに。
どうしてこうも。
何も出来ないんだろう。
考えるより行動なのに。
考えなくちゃ行動できない。
普通のことなのに、
考えることがズレてて。
結局。何も出来ない。
分かってんのに、
分かってるはずなのに。
何にも分かってない。
お願いだからさ。
誰も、どこにも。
なんにも、
僕を置いて。
変わっていかないで。
置いてかないで。
お願いだから。
「行かないで」
って願ってもさ。
結局なんにも変わらないって。
分かってんのに。
僕は、何がしたいんだろう。