君が見た夢の中に、
僕はどれだけ出てくるのだろうか。
僕が見た夢の中に、
君はどれだけ出てきただろうか。
君にとっての僕は、それほどなんだね。
僕にとっての君は、それほどなんだよ。
分からないよね。
分かるよ。
君が見ている夢の中に、
僕なんかが出てこないことぐらい。
僕が見ている夢の中に、
君しか出てこないことぐらい。
深く分かるよ。
だから、分からないんだよね。
でも安心して?
それが普通で、
これが普通じゃないだけだから。
君は何も悪くない。
君も何も悪くない。
君が見た夢と、
僕が見た夢の、比較なんて。
しちゃいけないことぐらい。
そう、分かってるよ。
全部。
そう、分かってるんだよ。
カラーン カラーン
2人を祝う鐘の音が聞こえる。
カラーン カラーン
教会で、2人だけの世界が広がっている。
カラーン カラーン
何回目か鳴った頃に、それは聞こえてきた。
カラーン ...
祝いは、呪いに変わって。
呪いは、全てに広がった。
1人しかいない、その教会で。
鐘の音だけが鳴いている。
カラーン
やっと響いた音の音は。
自分だけを見ていた。
遠くに
あった
鐘の音は、
今、
目の前に。
凍えた指先。
あっためてくれるのは、あなた?
大海原の先へ〜って真冬に死ぬか。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
雪原の先へ。
そこで貴方が待っていようとも。
僕は行けません。
山の中の小屋にて。
貴方のネックレスを見つけたから。
超えることは、出来なかったのですね。
僕もここで。
行けないとしても。
一緒に終わろうと思います。
輝いているのは、雪か宝石か。
目眩なのか分かりません。
文字も、かけていますか。
越えられたらやろうと思ってたのです。
2人で、2人だけのお遊びを。
ごめんなさい。
僕も、行けませんでした。
貴方と、最後に。
終わりまで一緒にいれて。
とても、とても。
嬉しぃ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
この先は、滲んで読むことはできないだろう。
ある真冬の山の小屋から発見された日記。
ネックレスと指輪は。
雪に負けず残っていた。
雪原の先で。2人の弔い(結婚式)を行うそうだ。
暖かい、火をたいて。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
なんで山に登ったんでしょうね?
すごいフラグですね。
ネックレスの宝石はピンクトルマリン。
指輪はラピスラズリ。
みたいですよ。珍しいですよね。
というか登山に持ってくあの日記類って何のために...。
お口チャックですね。
「はあぁ〜...さっむ!え、何この寒さ。寒すぎない??死ぬよ?ほんとに。というかその上着貸せよー。こーゆう時、「寒い?じゃあこれ着ろよ」とか、イケメンムーブしろよー!お前イケメンなんだし。あ?女なんて知ってます〜。て、言うかお前まじで暖かそうやな。マフラーか手袋か上着ぐらい貸せよマジで。って頭撫でるな!子供扱いすんな〜!!はぁ〜まじで...。って息しっろ!こんなに白いことある?お前も吐いてみろよ!ってマフラーで見えへんっておわっ!きゅ、急に被せてくんじゃねぇ!!そーゆう所がイケメンらしいの!!ウザイ兄貴かお前は。ただの親友だっつーの」
なんか思いついた女の子同士のイチャつきやね。