せつか

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9/13/2025, 6:47:06 AM

台風一過、は台風のお父さんとお母さんと子供がいると思ってた。
肋骨は左右に六本あるからろっこつと言うのだと思ってた。

そんな子供心の思い出が甦る。
可愛い勘違いを笑って思い出せる環境ならいいんだけど。
水に浸かった壊れた家電製品を運び出し、水で重くなった畳を引きずり出し、壁についた水位の後を見つけてため息をつく。
――これから再生の道が始まるのか。
いつか穏やかに思い出せる日が来るのか。

自然の猛威を改めて感じながら、二階にある非常持ち出し袋を探した。

空には虹がかかっている。


END



台風が過ぎ去って

9/11/2025, 12:29:40 PM

見知らぬ土地にたった一人で

放り出されたような感覚。

泣きそう。


END



「ひとりきり」

9/10/2025, 11:45:18 AM

赤、緑、青。

赤い花、緑の森、青い空。
赤い月、緑の星、青の闇。
赤く燃え、緑が消え、青く染まる。

赤ら顔の男が一人おりまして、緑の森に火をつけました。青い水は間に合わず、全て燃え尽き消えました。
男は真っ赤に泣き腫らした目で、残った緑の葉っぱを一枚拾って、青い月に翳したのです。

冷たい三日月はまるで愚かな男を笑っているようでした。

END


「Red、Green、Blue」

9/9/2025, 1:51:28 PM

私の心のフィルターはとてもとても目が細かいので、
たった一人しか通さないのです。
あの人の他にも素晴らしい人はきっといるのでしょう。
あの人にも良くないところはきっとあるのでしょう。
分かっています。
でもそんな事は知った事ではないのです。

私にとって、あの人は天才で、気配りの出来る人で、世界に無くてはならない人なのです。


END



「フィルター」

9/8/2025, 12:57:22 PM

「なんで仲間になってくんねーんだよー」
「食べながら喋んなよ。行儀の悪い奴だねえ」
「なあなあ、お前が仲間になったら百人力じゃねーか。仲間になれよー」
「だから無理だって言ってんでしょうが」
「なんでだよ。俺のこと助けてくれたじゃねーか」
「あのねえ·····」
「なんか仲間になれない理由があんのか?」
「逆になんで仲間になると思えるんだよ」
「だって助けてくれたじゃねーか」
「それとこれとは話が違うんだよ。ガキにゃ分からねえ事情があんの」
「分かんねえ」
「分かんねえだろうよ」
「仲間になれ!」
「命令するな」
「俺ガキだから分かんねえよ。分かるように説明しろ」
「仲間になれねえんじゃなくて、ならねえの。理由は色々。じゃあな!」
「俺は諦めねえからな!」
「·····逆になんでそんなに仲間にしたいの?」
「好きだからに決まってんだろ!!」

「··········バァカ」

END


「仲間になれなくて」

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