二面性

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12/22/2025, 9:21:17 AM

触れた熱いくらいの感情がうねった。

弾けるように流れていった。

情熱も愛憎も全部捨ててしまった。

この姿なら愛せると思った。

固く閉ざされた記憶を融かす。

激流に溺れて沈んでいく。

思い、想い、憶う。

…重いなあ。

[降り積もる想い]

12/18/2025, 10:19:57 AM

嫌い、好き、嫌い、大嫌い

触れれば触れるほど脆さも弱さも知っていく。

何を言えば喜ぶだろうか。

何を考えているのだろうか。

接していくうちに超能力者のように解っていく。

いつの間にか自分は相手に合わせている。

きっと嫌いなんだろう。

貴方も嫌いなのだろう?

嫌いなんて酷い仮面を付けて愛している。

嫌いとか言いながら好きだった。

そんなくだらない恋愛観の話だったりして

[心の片隅で]

12/16/2025, 9:16:37 PM

衝撃音と共に欠片が舞った。

グラスが割れてしまうのはこれで何度目だろうか。

考え事なんてするもんではないな、なんて思った。

どうしようもないことを妄想して悦に浸っていた。

円環をなしたループとやらの外にいる我々。

コンマを刻むごとに増えていく。

夢とはその数値を繰り返して覚えていくものだ。

そして覚えた先で人間は___

暴走し始めた思考にやっと気づき首を振る。

眠っている横顔にかかった髪を払いもせず眺めていた。

どんな記憶を反芻しているのだろう。

起きたらきっと、忘れてしまう。

[君が見た夢]

12/15/2025, 10:25:43 AM

あ、死のう。

ふと思うには暗い想いだった。

今までの自分は死んでも後悔しなかっただろうか。

まともに生きることを勧めるくせして束縛は強まる。

結局人間は本能でしか自分を証明できない。

性欲の傀儡になろうが周りを淘汰しようが本能なのだ。

A どうしたの?

B 死にたい。

A 死にたいの?

B いや、生きたい。

嫌いなものは捨てて好きなものは籠に入れる。

そんな価値観を眺める第三者が自分だと思い込んでいた。

神に成りたかった。

[明日への光]

12/14/2025, 10:56:10 AM

遥か彼方から眺めていた。

結末がどうであれ結局それはそうなのだ。

なんて短い生だろうか。

何かを成すには余りにも短いくせして、

何もなさぬには余りにも長すぎる。

30億秒の時間が全て泡となり消えるのだ。

幾度となく過ぎていくこの時間が今はただ、

余りにも苦しかった。

[星になる]

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