12/26/2025, 10:53:36 AM
ギュギュと
雪を踏み締める音
指先をそっと
歩道橋の手すりに沿わす
雪が集まって
細い道が出来る
下には
車、人、ライト
夜に一人の此処は
地獄への一丁目にも見えた
明かりは
頼りなく
雪と溶けた
12/25/2025, 2:22:58 PM
このままでいいのかと
漠然と思う
しかしながら
身体は少しも動かない
いや
動きはする
忙しく
親指を動かしている
それ以外が
思考と共に止まっただけだ
どうせ
無駄になるなら
もっと
生産性のある事をしたかった
けれど
どうしようもない程に
自分という人間が
人間過ぎた
神に盲信出来るなら
こんな所には居ない
神を殺せるなら
こんな希望を持たないのだ
祈ったところで
君は変わらないのだろう
12/22/2025, 12:57:15 PM
祈りたい訳でも
救われたい訳でもない
そればっかりは
自分にも分からない
ただ
願いのような
ぼんやりとした何かが
一つ
形を持たずに
自分を推し進めた
それが
光になった
ただ
歩くだけでは
人生の意義は
果たせないかもしれませんが
12/18/2025, 1:16:17 PM
思っていた事があった
いつかの
幸せな未来のきみへ
今のわたしは
滑稽に見えますか
見えるよね
当然だよね
ずっと
思っていたんだけど
このままじゃ
きみの方が先に死ぬよ
そんな気がする
何処かの隅で
覚えておいてね
12/17/2025, 1:30:53 PM
ちょっと
寂しかったけど
しんしんと
雪の降る夜
あなたは
忙しそうだった
わたしは
一人寂しく
星を見ていた
なんだか
痛い思い出
どこか
暖かくもあるのだけれど