『小さな生命』
むかしむかし。
神は人間達にこう伝えたという。
「地球の美しさは小さな生命の色模様で彩られておる。そこにどんな絵を描くかは、お主ら人間次第だと思わんかね」
人間達は後世に遺そうとした。
聖書や預言として。
法律、哲学、科学的発見、その他あらゆる経験を加えながら。
神よ。
もし見ているならば。
地球は今どんな色模様で彩られているのだろう。
貴方様から預かり賜った美しさは残っているだろうか。
そして、我々はまだ描くことができるのだろうか。
再び、導いてはくれないか。
神よ。
もし見ているならば。
『Love you』
大概の恋なんて
Love you
だけじゃ始まらないって
Teenager
に誰か教えてやって
『太陽のような』
太陽のような人
この身を焼かれぬよう
この身を温かに包まれるよう
絶妙な距離を保とう
『今日にさよなら』
デジタル時計が
23:59:59
から
0:00:00
に
切り替わる1秒間で
僕は今日にさよならできるだろうか
『10年後の私から届いた手紙』
拝啓
お元気ですか?
(未来の私が元気なので元気なのだと思いますが……笑)
この度、過去の私に向けて手紙を書いたのは、ある真実をお伝えするためです。
貴方もお気付きかもしれませんが、その真実とは、「未来は変えられるということ」です。
貴方自身、過去の自分を振り返ってみて、まさかこのような自分になるとは想像もしていなかったことでしょう。
……お察しのとおりです。
現在が思いどおりにいっても、いかなくても。
現在から想像する未来に着地するとは限らないのです。
なので、未来の私からお願いです。
仮に現在が思いどおりにいっているのであれば、そのさらに想像を超えた未来を。
仮に現在が思いどおりにいっていないのであれば、希望を捨てないように。
繰り返しますが「未来は変えられるということ」です。
だから、今は自分なりに。
生きて、生きて、生き抜いてください。
そして、未来の私に会いに来てください。
……一方的ではありますが、約束ですよ。
それでは、またいつか。
敬具
追伸
未来の私に会う方法は、いつか貴方がこの手紙を書きたくなった時に鏡で自分の顔を見てみてください。
きっと想像していない私に会えると思いますよ。