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12/9/2025, 6:05:20 AM

 雪原の先へ
昨夜降り積もった雪のせいで
地平線がわからなくなってしまった
今日も変わらず曇が舞う
歩いてきた道を振り返れば
空に足跡をつけたようにみえる
振り返ってる暇はない
私は行くんだ
雪原の先へ

12/7/2025, 11:34:21 AM

    白い吐息
  カスミソウの添えられた部屋
 私が横たわるベッドに添えられたカスミソウ
  私は今、息ができているのかしら
 はぁっとため息のように息を吐く
  白い、真っ白な息が天井に積もる
 カスミソウ…ね
 赤ちゃんの吐息、私そんなに弱ってしまったのかしら
  白い吐息のたまる殺風景な部屋
 カスミソウと私、白い吐息と冷たい部屋

12/6/2025, 1:56:07 PM

消えない灯り
この灯りは私がこの世からなくなったときに消えるわ
ベタでしょ?ろうそくの火が消えたらとか
わかりやすくて簡単でしょ?
だけど、消えないのよねこの灯り
何年私は生きているのかしらね
どのくらい経ったのかしら
九百…いや、千年経っているかしら
もうそろそろ消えていいのにね
消えちゃえばいいのにね
だから、いつもこの時間になると眺めるの
この消えない灯りを

12/5/2025, 12:36:48 PM

 きらめく街並み
キラキラと街が光っている
ふと、学校の先生が言ってた言葉が思い出された
あれは残業の光だ、残業してる人がいるほど街はきらめく
ここに並ぶ街の光は、きらめく街並みは残業の光だと

12/4/2025, 2:28:14 PM

  秘密の手紙
 
 ではぁ次に鎌倉時代のぉ〜
 読み聞かせのようなトーンで進む授業
 夢に何度も踏みかけるが意識はある
 隣から紙が飛ばされてきた
 開くと隣の隣のまきちゃんから
 「 先生の話し方面白くね? 」
 確かに、先生は「わぁ〜」とか「のぉ〜」とか
 伸ばした話し方をする
 すると、次は後ろから手紙が
 開いてみたが宛先がない
 「 まきたん、今日もだいちゅきよ☆ 」
 まきちゃん?へ?え?これもしかして
 みたら、駄目だったのでは!?
 っというわけで私は何事もなかったように
 まきちゃんに手紙を渡しましたとさ

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