「いいよ、そっちに合わせるよ」
「そうする?じゃあそれで」
「そっちがいいの?いいよ、気にしないで」
なんて、楽なことしてたら
自分の行きたいところやりたいこと好きなこと
全部わからなくなってしまったよ
それでいいやとも思っていたんだよ、だけどね
「なにがしたい?」「どれがいい?」
「好きなものにしようよ」
なんて、君が聞いてくれるもんだから
私は一生懸命自分の好きをもう一度掘り起こして
「これがすき」「これがしたい」「ここに行き
たい」って思い出すことが出来たんだ
そして、君はこう言ったんだ。
「いいね。君の好きがたくさんだ!」って。
ねぇ、君のこともすきなものにいれていい?
あなたにとっての太陽となれずとも
あなたにとっての月となれずとも
あなたの夜空一面を覆い尽くす星となれるなら
私は一番じゃなくてもいいの。
一番星だって望まないよ
見つかってしまったら恥ずかしいからね。
「星になる」
よかれと思ったことが相手にとっては余計なお世話だったというよくある話。
善意の押し付けだったな。反省反省………しません。
いつか誰かに届く必要があった善意だと信じて私は今日も余計なお世話をするぞ。
時々、もったいないくらいのまっすぐな言葉をくれるからびっくりする。
もっと雑に、適当で、いいのに。と思うと同時に
自分と同じかたち、同じ温度、同じ柔らかさはこんなにも暖かくて嬉しいものなんだ、とわかる。
『 』
椅子の上に落ちていた一切れの紙。
折りたたまれたそれをなんとなく開いてみると、
そこには文字がかかれており。
しまった。つい開いてしまったがこれは見てはいけないものだ、とすぐに紙切れを閉じる。
捨てるにも内容が内容なだけに捨てにくい。
だからといって持ち主を探す手がかりもない。
いっそのことまた椅子の上に置いておこうか、と思考を巡らす。
さぁ、この手紙には何て書かれていたと思う?
「秘密の手紙」