タイトル 雪の静寂
鮮やかに彩る木々、日本が持つ四季の美しさ
桜が咲き、緑が生い茂り、紅葉に銀杏に包まれた
蝉や時鳥が飛んでいた
いつの間にか美しかった木々たちは枯れ果て細い枝が顔を覗かせる
冷たく痛い風が顔を打ちつけ、動物たちの鳴く声も聞こえない
僕は枯れ果てた木の下、手をこすりながらじっと耳を澄ませている
今の自分は深海のように深く冷たく暗く空気の薄い環境で生きていて、君は太陽のように眩しくて暖かくてはるか上空の世界で生きている
そんな君と私 正反対なのにどうしてこんなにも惹かれてしまうのだろう
私なんか手が届かないって分かっているけど、光の差す方へ懸命にもがいてみるから
だからどうか、どうか
待っててね
どこにも書けないこと
自分が大嫌いで、でもどこかでそんな自分を好きな自分がいるという矛盾と日々多々戦っている
遠距離なあなたとの再会
今まで連絡は取っていたけど会うのは久しぶり
すごく寂しかったけど、やっと会える
泣き虫な私だからこそ精一杯の笑顔であなたに会いたいな
わ!!
後ろから肩を叩かれてびっくりして振り返る
顔を見た瞬間
胸の奥の何かがとどめなく溢れてきて
溢れ出した気持ちは喉に突っかかって上手く言えなくて
代わりに涙が止まらない
そんな私を力強く抱き締めて
ただいま
バレンタイン
毎年私は好きな人に義理だからそう言ってチョコを渡していた
本命?あざっす
そんなノリがあって
んなわけないでしょ あげないと君もらえないでしょ
そう言って誤魔化していた
だけどもうあげ続けるのが辛くなって
今年でもう最後だからね
そう言って渡した
えー悲しい じゃあお返しは盛大にしないとな
君はそう言った
毎年律儀にお返しをくれる君 本当真面目なやつ
ねえ今返してもいい?
私はえ?今?
そう聞き返すと
これからもずっとくれよ
そう言ってkissをしてきた
!!
驚きの隠せない私
俺が本命で欲しいのはお前だけだし俺が返したいっていうのもお前だけだから
そう行って優しく抱きしめてくれた
それから4年後
私は今年もあなたに渡すチョコを作っています