【心の旅路】
ねえ、
オレは君の好きになったことも
いつか忘れてしまうのかな。
どうして君じゃなきゃ嫌なのか
わからなくなってしまったよ。
だからと言って君が誰かに取られてしまうのは嫌だ。
君が良いの。
君じゃなきゃダメなんだ。
理由なんてわからない。忘れてしまった。
ただ失いたく無いんだ。
君への愛を忘れてしまっても
君の惚れたことも忘れてしまっても
君じゃなきゃ嫌だ。
【雪明かりの夜】
オレは相手を虜りにしてぶっ壊すのが好き。
相手のに隙を見せて誘いだして
オレの沼に引きずり込めたら作戦は成功。
もちろん相手は油断しているので
サラリと秘密や弱音や愚痴をポロリとオレにこぼす。
オレはそれを使って相手の感情をぶっ壊すのが大好き。
「あの人オレが好きなんだってさ
君はどうする?」や
「あの子、オレと仲良くしてるから
君に嫉妬しているんだって」と奪い合いの対立を
作るのも大好き。
別に他の奴の所に行っても大丈夫。
オレは知ってる。
オレじゃないとダメってわかっているから。
強がっていても 必ず戻ってくるんだ。
「君だけだよ。」と
もっと甘くて『特別』な言葉を
ささやいて欲しいでしょ?
さぁて、もっとオレで壊れてくれよ。
オレを奪い合ってよ。
見てるとすごく面白いんだぁ💕
…でもオレの本当の『特別』は 知らないでいてね。
【揺れるキャンドル】
やあ クリスマスイヴの物好きさん達、
君達が望んでいた『性夜』だよ。
いかがお過ごし?
あいにくオレは平日のため、仕事だよ。
でも夜は狩りの真っ盛りだから
君達に会いに行くよ。
ぜひ眠る時は熱い夜のことでも考えながら
眠りにつくことをオススメするよ。
そうすればオレに会えるかもしれないよ。
覚えておいて?
『夢魔』は『理想の姿』をして君に会いに来る。
だから、もし夢に『好きな人』や『好みの人』が
出てきたらそれは『オレ』だよ。
君に最高のクリスマスプレゼントを
用意しておくから 楽しみにしてくれよ。
きっと気に入るはずだ。
じゃあ、良い性夜を…♪
【降り積もる想い】
ずっと怖くて隠してたことがある…。
ずっとオレ、好きな人が居るって言ってただろ?
それって君のことなんだよ。
突然ごめん。
悪いがオレは酒で酔ってる。
でも本当なんだ。
君が忘れられない。
別の人と付き合っても
結婚しても忘れられなかったんだよ。
君の幸せを願ってるから嫌だったけど
恋愛は本当に応援してたし我慢してて言えなかった。
でもやっぱり君を失うのは怖いし、
彼氏さんにだって嫉妬してしまう。
ひとりでずっと抱え込んでた。
もちろん体だけの関係なんて嫌だとも思ってた。
でも君にとってそれは迷惑だってわかってたから
最低限にまで押さえ込んでた。
オレはずっと君を愛してるよ。
君が嫌がっていても
ずっとオレは好きでいる。
好きでごめん。
ーーー
ーー
ー
…なんて酔った勢いで送った初めての長文のLINE。
やはり長文のメッセージは慣れないや。
わかってる。
どうせまた嫌われる。呆れられる。
当然のことだ。
だってこんな告白のメッセージなんて
今まで送ったことないし…
【心の片隅で】
「本当は君が好きだよ」なんて言えない。
今日も素っ気なかった。
「しつこい。
予定組みたいとか、質問とかさ、
何か用がある時だけLINEしてほしい。
とりあえず、言いたい事があったら、
できたら長文で送って。
あなたばかりの通知が邪魔なの。」
心にグサリと刺さった。
痛い。
…でも心地良い。
あの子が強気になれるのはオレの前だけ。
なんならもっと欲しい。
あの子の罵りが唯一の優しさだと
感じるようになってしまった。
オレを見てくれてる。
オレと話してくれてる。
オレを… あぁ…
更にハイにしてくれる…//
…強引に抱いてやる。絶対に。