【空白】
目の前には空白のままの用紙
夏休みの宿題の読書感想文だ
本は読んだ
とても素晴らしい内容だった
それを言葉で表せなんて
無理だ
そんなことが出来るなら
こんなに悩むこと何てしなくて良いのに
先生というのは何て鬼畜生な生き物なのか
…少し大袈裟に言った。
兎にも角にも。
とても素晴らしいということをどう言葉にすればこの空白は埋められるのか
そもそも空白を埋めることに意味はあるのか
言葉が溢れることの自由
この世の中の生きにくさ、世知辛さ
それらを僕は口を大にして叫びたい
こんな窮屈な世界で無理なく生きる術は何処にあるのか
それが今僕が読んだ【 】という本の感想です。
【ひとりきり】
ひとりきりの帰り道
今日は隣に君はいない
ほんの少しの寂しさを抱え
独り家路を目指す
街の家々からは
晩御飯の支度の匂い
空には夕焼けが広がっている
今度はこの道を
君と帰ろう
また明日
【Red,Green ,Blue】
いや、信号機や-ん(ノ゚Д゚)ノ
…と思ったけど良く見たらYellowがなかった(*´-`)
どうしようかな-
赤、緑、青でしょ
宝石とか良いですよね
綺麗で
ルビー、エメラルド、サファイア!
ポケ○ンみたいですね
【フィルター】
心のフィルターは誰もがあって
それを守るために距離を
近づけたり、遠ざけたりする
時たまそれを飛び越えて
こっちが迷惑しているのも
気づかないで
図々しくも土足で入り込んでくる
輩がいる
馴れ馴れしくて嫌になる
どうすればもっと
強く気高く自分を保てるのだろう
【雨と君】
放課後の教室。
外は雨が降っていた。
突然降りだした雨。
二人とも傘を持っておらず
仕方がないので教室でやり過ごすことにした。
「雨、止まないね」
「そうだね」
「もしこのまま止まなかったらどうしようか」
「えっ?」
「君ならどうする?」
「そんなの…」
困ってしまう。
「まぁ、そんなことあるはずないんだけどね」
「うん…」
そう言って君は窓の外を見上げる。
相変わらず外は雨が降っている。
「このまま時が止まれば良いのに。
そうしたら…」
「?」
「君とずっと一緒にいられるのにね」
「!?」
思わず、椅子から落ちそうになった。
そんことあるはずないのに。
君は笑うとまた窓の外を見上げた。
「それって…」
「あっ」
「えっ!?」
「雨、止んだよ!」
そう言って君は立ち上がる。
僕もつられて窓の外を見た。
さっきのどしゃ降りが嘘のように
空は晴れやかな光が降りていた。
「…」
これじゃあ、本当に時が止まったみたいだ。
明後日にはもう君はここにはいない。
両親の離婚で君は遠くに転校してしまう。
「…手紙を書くよ」
「!?本当に?」
「うん。僕も君とずっと一緒にいたいから」
「!?」
そう返せば、君は顔を紅くして照れ臭そうに笑った。