【夜空を越えて】
夜の空の果てまだ見ぬ世界
それを今越える
やっと夢を叶える時がきた
僕は今からこのロケットに乗って
あの星の中に入っていく
憧れを現実に変えて
今旅立とう
【凍える指先】
何をしていても誰と居ても
考えてしまうのは君のこと
暖の少ない部屋の中
スマホを片手に
凍えるような震える指先
君に伝えたい言葉がある
直接言いたかった
それでも言えないのは
下手れな僕の心の弱さで
君を前にしたら何だか緊張で言葉が
出てきてくれなくなりそうで
だから今から君に電話を掛ける
拙(つたな)い愛の告白
笑ってくれても良いから
どうか受け取って欲しい
他の誰よりも君が好きだよ
【白い吐息】
寒い冬
見渡す限り雪景色
電車を待つ間
君が白い息を吐く
手は真っ赤に染まってた
手袋は?と聞けば
君は少し困った顔をして
学校と答えた
僕は呆れたフリをして手を差し出す
君は一瞬呆(ほう)けた顔をして
今度は顔を紅く染めた
ん。と再度手を伸ばす
君は慌てて大丈夫と手を振った
けど君のそれを捕まえて
半ば強引に自分のポケットに突っ込んだ
これでもう冷たくないだろ?そう言えば
君は恥ずかしそうに小さく頷いた
【消えない灯り】
夜の空一面に光るあの星ぼし
誰にも掴めない灯り
いつだって頭上を見れば
明るく私達を照らしてくれる
手を伸ばす
もしかしたら掴めるような気がして
そんなの有り得ないとわかっているのに
それでも消えない灯りがある
そう思うだけでなんだか
心に勇気が芽生える
私だけかな?
【きらめく街並み】
世界が色で溢れている
赤 緑 黄色 青
世界中の色が今ここに、密集しているかのよう
皆も何処か浮かれているみたい
今年は思ったより早く雪が降った気がする
寒さも増した
そんな中のクリスマス
どんなものになるのかな?
カップル 家族 独り
色々な事情 催しが違う
楽しみな人 辛い人
皆平等とはいかないだろうけど
それでもあなたに幸あらんことを
願わずにはいられない