11/23/2025, 3:13:31 PM
『手放した時間』
私を苦しめたあの時間は、
私の手のひらからはらはらと落ちていった。
まるで水が零れ落ちていくように。
本当は何もなかったかのように
心は軽くなって、呼吸もしやすくなった。
私を守るために、私が傷つかないために、
自らを苦しめるものは全て手放そう。
空っぽになった私を、心から愛そう。
11/22/2025, 2:11:24 PM
『紅の記憶』
昔からの爪を剥ぐ癖が治らなくて、
授業中に剥いでは血が出て指先真っ赤になってた。
だいぶ治って、今は爪が長くなった。
それでも、
痛いんだけどこの上なく気持ちが晴れる、
あの瞬間が忘れられない。
中毒みたいに脳に刻まれて、
私はそれから離れることが出来ない。
11/21/2025, 2:09:39 PM
『夢の断片』
今の私が持ってる夢は、
ほんの小さな欠片でしかない。
これまでで、色んなところに落としてきた。
もう拾えなくて、でも持ってるものは小さくて、
直ぐに壊れてしまいそうで。
夢が夢なのかすら分からなくなってしまった。
私の夢はなんだったんだっけ。
11/20/2025, 2:57:03 PM
『見えない未来へ』
私へ
元気ですか、一生懸命生きていますか。
私は今、迷路の中にいます。
ゴールは見つかりません。
どこへ行けばいいのでしょうか。
ずっとなりたかったものを、変わらず目指しています。
私は、なれているのでしょうか。
不安しかありません。
生きるのが嫌になっていませんか。
私のことだからきっとなっているでしょうね。
どうか、未来の私が過ごす日々が、
大切にできる日々でありますように。
まだひとつの光も見えぬ未来へ。
11/19/2025, 2:56:33 PM
『吹き抜ける風』
教室の、少しだけ空いている窓から
冷たい風が入ってきた。
あまりの冷たさに思わず外を見ると、
あの子も外を見ているのが視界に入る。
私の視線を感じたのか、あの子は私の方を向く。
不意に目が合って、
急に鼓動の音が大きくなったのを感じる。
寒いねと微笑むあなたが風邪を引きませんように。