「命が燃え尽きるまで」
どんな事があっても。
どんな危険な場所でも。
自分の立場や命が危なくても。
何があっても貴方を守りたい。
自分の命が燃え尽きる、その最後の瞬間まで貴方を守りたい。
貴方が生まれた瞬間に、一生分の幸せを貰った。
そこから先は、腹が立つ事も悲しまされる事もあったけど、でも貴方がママの子供に生まれてきてくれて、本当に幸せだったから。
貴方の為に生きたいって言うと重荷になるだろうし、そもそも自分がそうしたい、っていうだけの話なんだけど、貴方が幸せでいてくれる事が私の幸せだから。
だから、自己満足で本当に申し訳ないけど、自分の命が燃え尽きるその瞬間まで、貴方を守らせて。守りたい。
一番大事な、貴方だから。
「夜明け前」
よく「明けない夜はない」って言うよね。
確かに必ず夜は明けるし、又夜も来る。
雨も降れば風も吹くし、晴れる日もあれば雪の日もある。
良くも悪くも時間は過ぎて、良い事も悪い事も飲み込んでゆく。
でも、今現在辛い時に、そんな事言われても、わかっているけど慰めにもならない。
みんなわかってるの。辛い事も一生続くわけじゃないし、いい事があるって事もわかってる。
ただ、今が、この瞬間が辛いの。苦しいの。どうしようもないの。
わかってるけど、この気持ちを持て余して。
慰めにも八つ当たりして。
どうすれば良いかわからなくて。
怒りが爆発して暴れたい時もあれば、何もしたくなくて虚無的になる時もある。
でも、その嵐の時間や沈んだ時間が過ぎると、結局は「明けない夜はない」って言葉に縋ってる。
今は夜明け前。だから今からは······って思える。思いたい。
陽が昇るように、希望が、喜びが現れると信じたい。
「本気の恋」
何度も恋をしてきた。
その度に、この恋こそは本物なんだ、って思ってた。
これが、最後の恋なんだ、って思ってた。
でも大体は間違えてて。
その内に段々、恋とか愛とかよくわからなくなってきて。
思い込みなのかな、とか、流されてるだけなのかな、とか、好き好き言われて相手に刷り込まれちゃたのかな、とか。
でも、よくわからないなりにも、それからも恋をしてきて。
楽しい思いも、切ない思いも、嬉しい思いも、哀しい思いも。たくさんの気持ちを抱えて。
そして、今度こそ本物だって思える貴方と出逢えた。
今までの恋が、おままごとにしか見えない程の、本気の恋をした。
貴方と二人で人生を歩んでいきたいと思えた。
貴方との、一瞬一瞬が、本当に愛しいと思えた。
貴方との将来とか、家族でいる姿とか、色々想像もしたよ?
でも、時が経って、やっぱりこれも違っていた事に気付かされた。
だって、お互い本気の恋なら、本物なら裏切らないよね?嘘つかないよね?傷つけないよね?相手を大事にするよね?
偽物だったんだよね。
見せかけだけだったんだよね。
全てが、最初から虚構だったんだよね。
だったら、偽物なら、いらない。
偽物なら、壊してしまえばいい。
貴方との思い出の品物も。
貰ったアクセサリーも。
デートに着ていった服も。
勿論、一番の元凶である貴方も。
そして、今貴方の隣にいるその人も。
姿を見ても思い出せない程までに、壊してしまえばいい。
欠片も残さず、壊したい。
「カレンダー」
毎月カレンダーをめかるのが面倒で、ついつい何日も過ぎてからやっと、めくってる。
ひどい時は半月近く過ぎてからやっとめくる気になって。
その時にふと、「どうせもう半月過ぎたし、あと半月待てば一回分めくらなくて良くない?」と思った。
直後に我に返り、つくづく自分の駄目さ加減を反省しました······
そして、いつもの如く、反省するだけと言うだらしなさにまた反省······
「喪失感」
ずっと母とは上手くいってなかった、
早くに父を亡くして、女手一つで一生懸命私を育ててくれたのに。
性格が合わないって、価値観が違うって、だから一緒にいると息苦しいって、思ってた。
学生時代は反抗期も重なって、母を避けていた。
大人になったら変わるのかな、って思ってたけど、変わらないままだった。
きっと、このまま一生こうなんだろうな、って思ってた。
でも、母が余命宣告されて、介護をするようになって。
初めて距離が縮まった。
自然と、愛しいな、大事だな、大好きだな、って思えた。
多分お互いに残り時間が少ないから、どこかで時間を惜しんでいて、だから喧嘩したりとかそんなくだらない事に使う時間が勿体なかったんだと思う。
母が亡くなるまでの短い期間だったけど、本当に濃い時間を過ごせて、人生で一番仲良くいられた。
その分、亡くなった後の喪失感は自分で想像した以上で。
今まで経験した事がない程の喪失感で。
「ああ、これで無条件に私を受け入れてくれる人はこの世にいないんだな」って思った。
何だか拠り所がなくなった気がした。
そう思う自分は、本当に母に甘えてたんだな、大事にされてたんだな、愛されてたんだな、って思った。
まだ母を亡くした傷は癒えてないけど、でも母から教えて貰った事。母を見て学んだ事。
全てを大事にしていきたいと思う。