「枯葉」
一時期、自動車につける高齢者マーク、俗に言う「紅葉マーク」を「枯葉マーク」と揶揄する人が多かった。
と言うか、それが正式名称だと思っている人も居たくらい。
確かにニュースにもなってる通り、高齢者の事故は多い。
でも、同様に若者とか中年や壮年層の無謀運転の事故も多い。
だから、一概に高齢者だけを責めるのは違う気がするし、枯葉って少し小馬鹿にした言い方もどうかと思う。
そもそも枯葉って蔑称じゃないし。
肥料にもなるし、植物達の冬支度だし。
一般的に全盛期を過ぎると終わりみたいな風潮があるけど、でも全盛期を過ぎてからこそ解る事とか見える事もあるし、全盛期だけが最高ではないと思う。
その時々の良さがあるし、その時しか味わえない蜜もある。
植物も、動物も、人も、物も。
全てがそこに在るだけで、価値があると思う。
まぁ、ホントは存在するに値しない人も居るけど、それは例外と言う事で……
「今日にさよなら」
今日は嫌な事が多かった。
信号には引っかかりまくるし、お客様から変なクレームあったし、髪型はキマらないし。
何か特別嫌な日って程でもないけど、ちょっとしたアンラッキーが重なって、あんまりスッキリしない日だった。
でも、そんな日でも。
時間が経てば1日は終わる。
終わりたい日も、終わらせたくない日も、平等に時間は過ぎて、1日は終わる。
嫌な日は区切りをつける為に。
良い日は更に良い明日に繋げるために。
まずは「今日」という日を終わらせよう。
そして、新しい一歩を踏み出そう。
今日にさよならして、明日を迎え入れよう。
今日よりもいい日になる明日に踏み出そう。
「お気に入り」
可愛い小物、使いやすい文具、お出かけ用の服、何度も読み返す本、好きな匂いの香水、趣味の車。
お気に入りの物は数え切れない位あるけれど。
でも一番のお気に入りは家のにゃんズ達。
食いしん坊で、我儘で、すぐに怒るし。
猫なのに落ちたり転んだりする鈍臭い子達だけど。
でもそこが又堪らなく可愛くて。
もう、世界で一番のお気に入りで、宝物です。
「誰よりも」
誰よりも、大切な人。
言葉にすると陳腐だけど、でもあえて言わせて。
ママにとっての君は、ホントにそうとしか言えない存在だよ?
誰よりも、おそらくママ自身よりも、大切な人。
愛しい人。
幸せになって欲しい人。
どんな言葉でも足りない位、言葉が足りない事がもどかしい位。
何度でも言わせて。
ママは君が大好きで、大切で、一番だよ。
「10年後の私から届いた手紙」
10年後の私から手紙が届いた。
見てみたいけど、でも見るのも怖い。
私に対する労い?警告?安心出来る様な言葉なの?
不安と期待が混ざり合って、どうすれば良いのかわからない。
でも、よく考えると。
きっと私の性格なら、書く事は1つしかない。
そう思うと、きっとこの手紙を開いても、怖い事はない。
人の性格なんて、そうそう変わらない。
だからきっと、私が思う通りの言葉が書いてあるだろうし、違う言葉ならこの先の私の人生、思いもよらない事が起こったと言う事だから、その内容を参考にすればいい。
覚悟を決めて手紙を開くと……
予想通りの、内容。
「今の自分を信じて進め‼大丈夫。経験も苦労も全てが糧になるから。大丈夫、進め‼」
良かった。相変わらずバカみたいに前向きな私のまんまだ。
成長してないのかもしれないけど、自分を大好きと言えて、自分を信じられる私のまんまだ。
今の私も、10年後の私も、きっと頑張れる私。
自分に自信を持って、自分を好きだと言える私。