シロツメ ナナシ

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9/11/2025, 12:34:16 PM

『ひとりきり』


とにかく泣いた

腹の底から叫んだ

食べたい放題食べた

飲めるだけ飲んだ

人気がない方が捗る

遊びたい放題

とにかく1人集中したい

誰にも見られたくなかった

人の目がない方が好き

ただただ向き合う時間

ひとり反省会

記憶のフラッシュバック

過去との決別



……ホントはさ?

私も、漫画や小説、
アニメや映画みたいな、
誰かと励ましあって、
支え合って強くなる、みたいな……
そんな「ありふれた人生」ってのを
当たり前に感じたかった

だけど、
私自身が得意じゃなくて
人の運にも恵まれなくて
周りのせいにするつもり無いけど
自分を責めるつもりもないけれど
それでもあるのは
小さな期待が起動しなくて
蓄積されたその山々―――

私だけじゃない

あなたもそうなの?

……って、
ほんのちょっとだけ……

今だけでもそう思いたい

今日まで何百回、何万回、何億回、

やり場の無い気持ちを
どうすることも出来なくて
その矛先は結局……
自分を責める道具として
使っちゃったし、使うしか無かった

死にそうになるまで責めて
初めてやっとわかった

自分を責めるために使っても
自分は癒えないし、助けは来ない

初めてやっとわかった
私は、あなたに寄り添える
自分を責める人になら
私は、あなたに寄り添える

ずっと……ずーっと、
ひとりきりで
頑張ってきたあなたとなら―――

私の欲しかった、
何よりも特別な
「ありふれた人生」が
やっと始められるかもしれない


〜シロツメ ナナシ〜
255

9/11/2025, 5:41:27 AM

『RED,GREEN,BLUE』


赤い血潮が流れる身体
自分はまだまだ青いんだと
緑の新芽を求めて歩けば
新たな「色」が出来上がる

加減ひとつで何にでも
変わる力があなたにある
徐々に変化も怖くなるし
流行り廃りもあるわけで
覚えの早い遅いもあって
進む恐怖が尽きやしないから
違う色見て恐怖を覚える

それでもあなたの色 信じ
新たな色を信じて手に
混ぜ合わせればまた変わる

新たな改たな「アナタ色」

過去が変わるわけじゃない
今のあなたが
無くなるわけでもないからね
あなたに備わる、ただそれだけ


「体の赤」と「心の青」と「魂の緑」と

変わり続けるあなたが好き

挑み続ける、あなたが好き


〜シロツメナナシ〜
254

9/10/2025, 5:41:57 AM

『フィルター』


朝日を浴びる

犬を撫でる

猫のゴロゴロ音を聞く

好きな音楽を聴く

推しのASMRで癒される

好きなコーヒーを飲む

好きな人とハグやキスをする

美味しいご飯やおやつを食べる

干したての布団に横になる

お風呂やシャワー

一日の終わりの至福の一杯



心のフィルターの大掃除🧹

見えなかった気持ち

感じ取れなかった思い

それは周りの人の事も

自分自身の変化にも

また少しずつ見えてくる、変われる―――


〜シロツメ ナナシ〜
254

9/9/2025, 6:18:39 AM

『仲間になれなくて』


仲間になれない

そんなことは最初からわかってた

理由は山ほどある

住む世界の違い、種族、
属性、世界観、価値観、

それでも、
あいつを助けることは出来るはず

気付かれずに周りを倒すこと
先回りして危険を取り除くこと
僅かな道標を残すこと


今の俺に出来る、ギリギリの行為


……悪がする悪いこと
ってなんだと思うよ?

それはな、「良いことをする事」だ

おれは、
悪から生まれたが悪が嫌いだ
けど俺は俺の手で潰せるほど強くない
俺自身もこんな性格だ、
へっぴり腰で刃向かう勇気もない

……だから敵にも味方にも
どっちにも気づかれないように
敵をサポートしている

たとえ敵の仲間になれなくても、
支え型は色々ある

いつかバレて
俺が殺されるその日までは
このやり方を最後まで、貫き通してやる

……カッコ悪く見えるか?
ま、だろうな

けど、忘れんな?
この世界はな、
名も無き多くの誰かの力で
結構動いてるもんだからよ
それになれるんなら、オレはいい

……ふっ、誰に言ってんだか


〜シロツメ ナナシ〜
254

9/8/2025, 6:47:03 AM

『雨と君』


雨降る夜

窓を見る

月が見える

月夜の「狐の嫁入り」


こんな夜中に、

そんなにいい人見つけたの?

それはとってもいい事ね

私はね?

いなくなっちゃった―――


―――2人も子供を残して


人間……想像以上に

あっけなく終わる事がある

あの人は、その一例

テレビで聞く交通事故

それに巻き込まれて

あの人はあっけなく旅立った―――


あの人雨が少し降ってた

小雨の日ほど思い出す

もしあの人が生きてたら

やっぱり残念な人になるのかしら?

それとも、

すごくビビりな人だったから

意外とパパやってたりして


少しの遺産と

あなたと私の分身を残して


……ひとりが好きとは

よく言ってた自覚あるけれど


―――居なくなれ なんて


あんたに一度たりとも……

言ってないんだからね…?


子どもの寝顔を見ながら

小さく声が出ていた―――


〜シロツメ ナナシ〜
253

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