『モノクロ』
世界は、正常な色
思い出は……モノクロ
特に、綺麗な思い出ほど
まるで色が無い
思い出したくないことほど
何故か鮮明
人の脳の作りだって
あとから知ったけど
だとしてもあまり酷いと
脳のバグな気がしてならない
私が私を守りたい
その一心の負の記憶
その記憶達が
幸せな記憶の色を食べて
負の記憶の色だけ残る
やめて欲しいと何度も頼んだ
だけどやっぱり
それが脳のお仕事だった
負を避けたいが一心の
それが脳のお仕事だった
あんまり気持ちは乗らないけれど…
だったらいっぱい食べさせてあげる!
たくさん眠ったり、いっぱい遊んだり、
ご飯食べたり、好きなもの飲んだり、
犬猫撫でたり、いっぱい笑ったり、
好きなだけ歌ったり、ライブで推したり、
もういらない!
……って言っても食べさせるから!
だって、まだまだあるんだから!
世界の「負」になんて
私は負けたくないからさ!
〜シロツメナナシ〜
『永遠なんて、ないけれど』
「絶対が絶対ない」のと同じで
「永遠なんて永遠にない」
有限の世界だから有限なものしかない
だからこそ
有限の中に無限を求める
もしもをひとつ考える
もしも自分が永遠ならと
私が世界の無限の愛
誰も彼もを愛せるならと
考えてもみたけれど……
私にそれはできっこない
そんな私は耐えられる?
そもそも全てをすきになる?
どう考えても、それはむり
私にだって好きがあるし苦手もある
そう考えた時気がついた
人が私を好きになる
私が人を好きになる
この矢印の両方が
同じほうを向くなんて
奇跡の中のそのひとつ
……納得感は薄いけど
そのすごさだけはわかる気がする
永遠なんて、無いけれど
ほんの短い時間でも
永遠に近い有限を
私と上手く紡ぎ合う
矢印探して、今日も生(い)く
〜シロツメ ナナシ〜
『涙の理由』
〜星の図書館〜
――――――ん?
泣き寝入りの匂い…ですかね
おや、いらっしゃ…、…!
あなたでしたか
今にも泣きそうな顔なのに
星の栞を必死で握りしめて…
よく、いらしてくださいました
すぐにあなたの
「プラネタリウム」ルームに飛びましょう
さぁ、泣く前に一瞬だけ
「枕」のイメージをしてください
はい、あの万能な夢枕
あれが今のあなたに必要な「なにか」に
全て変わってくれます
―――よし、出ましたね
ではそのままで大丈夫、
すぐ場所を移しますね
―――あなたの
【プラネタリウム】ルーム―――
あなたは確か…カルピスでしたね
熱帯夜が続きます、
なるべく冷たいやつを
お出ししておきますね
今すぐ思う存分泣いてもいいですし
今頭に思い浮かんでることを
私に話してくれても大丈夫です
……
……ふむ、
なぜ涙が出るのか分からない?
そうですか……
では、きっかけはありますか?
今 そんな風になってしまった
どんな小さなことでも構いません
それが 歌詞や本のワンフレーズでも、
誰かの死、世界のあり方、
誰かへの嫉妬、些細な一言、
ほんの少しの物理的なかすり傷でも、
私はそれは
あなたがないてしまう理由になり得る
―――と 考えてます
もしも言いにくいのであれば
とてもとても遠回りをしてもいいですよ
カルピスの思い出から話しても大丈夫、
ここでかんしゃく起こし
言葉で当たり散らしても大丈夫、
罵詈雑言でも平気ですよ
内緒にしときますので、
………
それは、
時計が逆回し始めたように
ひとつずつ、ゆっくりと、
過去に遡っていくように―――
過去を話してくれた
なぜ思ったのか
なぜこのきっかけがあったのか
そもそもの教えはなんだったのか
原因を、
原因の原因を、
原因の―――その理由を、
ひとつずつ、丁寧に、辿っていく
……
ふむ、それはそれは……
ではまずは、整理 をしていきましょう
すごく簡単にまとめますが、
なりたい自分の姿と言うのに
他の人がたどり着いたと
気付いてしまったその時に、
急に涙が止まらなくなった、と
話してくれて
ありがとうございます
いえ、もちろん 笑う理由がありません
ん〜そうですね…
ではここからは
私なりに思ったこと 感じたことを
私なりの言葉で聞く形になります
答えられるものだけ
あなたなりの言葉で返して貰えたら
それで大丈夫ですし
聞いてもらうだけでも大丈夫ですからね
ん〜、
あなたはずっと……
「ずっと頑張ってた」んじゃありませんか?
いえ、確かに直接的に
夢に向かって頑張ってた、わけではなくとも
あなたは それでも 、
「夢をあきらめるために頑張ってた」
という形で 夢を追いかけてた
という可能性はありませんか?
まず、なりたいを否定されたのは
よくある話かもしれませんが
あなたの話を聞いてると…
それだけではなく、
「あなたの好きや
在り方を否定されてた」
ような気がするんですよね
あなたは、自分の好きではなく
他人に望まれる好き を、
ずっと選んできませんでしたか?
そして同時に
「自分の好きや夢を押し殺すこと」を
「頑張って」やってませんでしたか?
何年も、
特にあなたの場合それが何十年も
心の奥の奥のさらに奥底で
ずっとずっと押し込めて、
その無意識の気持ちが熟成され
今のこの時になって、爆発した―――
いいえ、おかしくありません
あなたはずっと、
諦めることを頑張っていたんですよ
諦めるという形で、
あなたはずっと 夢を頑張ってた
だから―――
報われたかったですよね、きっと
傍から見たら、全然違う、おかしなこと、
だと笑われるでしょうね
ですが……それは
あなたの気持ちを知らない残念な人なだけ
それをよくぞここに来て
話してくれましたね
その勇気ある行動、すごいことですよ
ほんとにそう思います
とても……とても怖かったかと―――
さて、これからあなたは
どうしたいですか?
あなたの心の奥底で熟成された
その「気持ち」は、
まだしばらくの間はあなたの心を
襲うような形になると思いますし
心の傷として当分は出てくるでしょう
私もどこまでできるかわかりませんが
ほんの少しでも、あなたの心の整理の
お手伝いが出来ればと思います
思い出した時で大丈夫ですので
ここに足を運んでください
……
…ふむ、
今は整理を続けたい
なりたい自分も探したい
……ええ、いいと思います
きっとあなたの中では、
ホントのホントの本当に
なりたい自分以外と言うのが
あなたにとってはそれが
なれない、たどり着けないと考える故に
妥協や劣化な自分だと
自分を責めて悔しく感じるかもしれませんね
そうですね、
その思いもこれから一緒に
新たに探しに行きましょう
それは外にあるかもしれません
それか内にあるかもしれません
外はもちろん、外の世界ですね
生きてるうちに心が答えるかもしれません
内は、あなたの心の声
これからたくさんあなたがあなたに
質問を繰り返すことになるかもしれません
自分は何がしたいだろうか?と
それはもう、聞き飽きるほどに
っふふ、大丈夫ですよ
あなたはあなたが思ってるより
あなたは強い
私を頼りに来てるのが
何よりの証拠です
だから、大丈夫ですよ
―――ええ、
思う存分泣いて 声を上げてください
まだこの世界の時間はあります
カルピスも、お好きなタイミングで
ゆっくり飲まれてください
ずっと、
よく―――頑張りましたね
〜シロツメ ナナシ〜
『コーヒーが冷めないうちに』
「殺す気かー!!」
違う
ってかなんで?
「だって!熱いうちに飲め
ってことでしょ!?」
うんまぁ 何も間違ってないからねぇ
「動物虐待!」
うん全然虐待じゃないからね
「熱いコーヒーとか!とか!
猫舌撃退品じゃない!!」
猫舌はあくまで表現ね
あなたは(一応)人間ね、
人の脳内で生きてる限り
「んじゃ猫になる!シャー!!」
訴えれないから安心して
そして猫舌をこんな形で
カミングアウトしないで欲しかった
「自分の文句を自分で言ったら
目も当てれないんだけど?」
ごもっとも…
あと珍しいね私オルタの連日登場とは
「オルタ言うな!
ネタ切れな時だけ頼りすぎ!
あとなんか名前よこせ!」
怒涛のツッコミ
んじゃ クロツメ ね
「雑! ……まぁまだマシか
んで、なに?熱いコーヒー?」
冷めないうちにね って話
「猫舌の身からしたら
ただの拷問よねぇ〜
ミルクでもシロップでも
なんでもぶち込んで冷まさないと」
熱いうちってのは
それだけその場での
おもてなしする気持ちがある
ってことでしょ
「そうなんだけど…
まぁ言った通りなわけで」
拷問にも等しいもんねぇ
猫舌に熱い飲み物とかね
「それ
だからすぐ飲みたくても無理」
そこはゆっくり飲めばいいのよ
「そうするー」
すぐ飲むのは、
相手の恩をすぐに頂くってことで
最初の最初だけは
すぐ頂きますかね
「猫舌なりの努力」
そんなところ
「なんかいいこと言ってる風?」
たまにはいいでしょ!?
「でもいいことには〜……
聞こえにくいかなぁ」
ぐぬぬ……
「狙ったらダメになるって」
ふぁ〜い……
〜シロツメ ナナシ〜(悩)
『パラレルワールド』
「妄想が捗る!」
出たな 私オルタ
「だからオルタじゃないのよ」
わかってるけど面倒だからオルタね
「んで、「妄想が捗る」ってどゆこと?」
自分で言ったんだよね?
「「あなたが言わせてる」んでしょうが
まぁどっちでもいいけど
とりあえずメタなネタは程々にね
文章力無いんだから 脈絡も会話も
グダグダのめちゃくちゃになるから」
はいすみません…
「んで捗るってのは?」
まぁ見た通り聞いた通りですわ
「まぁそうね、雑にいうなら
二次創作みたいなものだし
とにかく妄想捗らせられる人なら
オリジナルを生み出して
世界を広げればいいからねぇ」
自分はどっちかと言うと
二次創作派と言うか真似からはいるタイプ
「まぁ楽だし今は割と自由だからねぇ」
それでも人が楽しめる範囲とかは
できるだけ守りたいけどね
名前伏せてるからって
容姿や性格一致すぎたら
隠してるようで隠せてないから
いやな人はいやだろうし
「想像に任せるとは言うものの
これはフィクションですって
前置くれてる方が嬉しいもんねぇ」
そゆこと
「まぁそれはそうとして、
パラレルワールドですよ
パラレルワールド」
強引な軌道修正は好き
「あなたの書き方技術の問題でしょ」
ぁはいできるだけ言わないで
控えめに言って私の心がエグれるから
んで、パラレルワールドなんだけど
「やっぱり平行世界ネタ?
もしも魔法がある世界ならとか」
それは鉄板
正直存在だけはあるんじゃないかと
割と信じてるレベル
まぁもしほんとに存在するなら
アニメ漫画 宜しく
向こうからこっちに来ることだって
考えられるわけだから
残念だけどないんだろうなぁと
「まぁでも、
よくある話的には
時間だけは魔法でも操れない
って考えで行くなら
存在はしてていい気はするねぇ」
んで、
その他で行くと……
「えっちぃネタ?」
まぁ……否定はしない
「SNSでもゲームでも
そういったネタはよく見るよね〜
もう振り切ってる作品なら割と好き
けどあれってさ?」
ん?
「えっちぃやつでもなんでも
むしろそういう作品こそさ?
作者の腕が試されるよね!
想像力というかそういうの!
自分の趣味や好みを
全力全開でさらけ出す!
って言うデメリットはあるけどさ」
デメリット言うな
創作意欲とか想像力とか言って
「自分の世界を作り上げるわけだから
隅から隅まで世界観を持っていけるって
すごいよねぇ〜」
それはわかるし憧れる
他には
魔法がある自分の世界とかもそうだし
男女逆転の世界とか
人数の差とか 亜人種がいる世界、
貞操観念が真逆とか
人間以外の動物が
人間並の知能があったらとか
「まぁネタでも……
苦手なものは苦手だけどねぇ」
それ、特に二次創作系
だから自分は
なんでも許せる人ってのが
時々羨ましい
「ネタだからといって
許される訳じゃないし」
ほんそれ、
現実とネタの分量間違えたら
どっちも崩壊するから
作品として楽しむにしても
現実生きる為のチカラを得るにしても
「まぁ今できることはとりあえず、
触れるもの触って
んで、
好きだけを集めて 好きの世界作って
最高に楽しんでいこうぜ」
今はそうする
「んで、どんなパラレルワールドがいい?」
んー……
ハーレム王に私はなりたい!
「没」
夢ぐらい見せてよ〜!!
〜シロツメナナシ〜 (反省)