『花束』
俺には、長年の友がいる
そいつは
いつからかひとりだった
家族が―――居ないのだ
俺の知らないところで
あいつはきっと頑張ってる
俺はあいつが落ち込んでるところを
ほとんど見たことがなかった
あったのは大怪我をした時か
うちの祖母が亡くなった時ぐらいだった
稼ぎがいい訳じゃないし
どちらかといえば運もない
だが、とても面倒見がよく
いくつになっても人懐っこいやつ
俺と同じように生きてきた
こんなオッサンおじさん同士になっても
あいつは、
うちの家族ぐるみで
いや、神族ぐるみで仲が良かった
下は子どもたちから
上はそれこそ曾祖母とも仲が良く
他人の家のことなのに
自分の家族のように接し
そして色んなことを助けてくれた
こんなやつ絶対誰も信じてくれない
だが、いたのだ
そんな絵に書いたような友が
俺には、
もったいないぐらいだ
そんなアイツが
――――――………人知れず旅立った
あいつとは年末年始を共にした
ほんと、ついこのないだまで
一緒にいたはずなのに
この数週間で、あいつは……
たった一人で旅立っていた―――
まるで、「俺が支えてくる!」と
祖母を隣で支えるために行ったかのよう
面倒見が良すぎる
本当に……面倒見が良すぎる
…………それはもしかしたら
奇跡的に自分たちだけの
特別な優しさだったかもしれないけど
でも自分たちとだけは
あいつは仲良くやっていけると言う
心の歯車が本当に噛み合っていたのだと
あいつには、親族がいない
だから式も行われず
ただ焼くだけのさよならになる…らしい
急なさよなら―――
急な別れ―――
涙は、
あいつ似合うまで全部抱えて持っていく
数十年分の感謝を込めて
あと少しだけ、待っててくれ
親愛なる―――友よ
〜シロツメ ナナシ〜
『どこにも書けないこと』
人の秘密を知りたくなるのは
私は構わないと考えてる
ただし、
それはあくまで
相手にどんな秘密があろうと
今まで通りが出来るかどうか
どんな事実や真実だろうと
知りたがるその人が
受け入れられるかどうかだと思う
知った上で受け入れるチカラが
あなたには、ありますか?
それと同じぐらい
あなたは相手にさらけ出す勇気が
ちゃんとありますか?
このふたつが
同じぐらいある時に初めて
相手にとっての
誰にも言えない秘密と言うのを
初めて知っていいと思う
知りたいのはわかった
あなたに―――
さらけ出す勇気と
受け入れる勇気はありますか?
〜シロツメ ナナシ〜
『時計の針』
セシウム原子時計では、この電波の振動を9,192,631,770回数えたときを1秒と定義しました。これが現在の秒の定義となっています。
(ネットより引用)
(。´・ω・)(。´・ω・)
⬜️⬛️『ん????????????』
〜シロツメクロツメ雑談会〜
( ˙ω˙)
⬛️なるほどな、かんぜんにりかいした
Σ (° ° )!?
⬜️うそでしょ!?
そんな顔には見えないよ!?
⬛️て言うかなんでこれが出てきたん?
⬜️今日のお題見てふと思ったの
1秒って定義があるんかね? って
⬛️んでこの答えが出てきたと
⬜️そう、このまま聞くと
セシウムって言う原子が電磁波の振動で
91億9236万1770回 振動した ってのが
1秒 なんだって
( ˙꒳˙ )
⬛️チョトナニイッテルカワカンナイ
(。・д・)ノビシッ
⬜️やっぱりね!
でもまぁこれは自分もそうなる……
⬛️音波歯ブラシでも4万回とかでしょ?
人間がこんなことになったら
一瞬で摩擦して蒸発するね!
(((꒪꒫꒪⌯)))
⬜️怖いこと言うな!!
⬛️けどこんなの聞くと
ちょっと時計の見方が変わるくね?
⬜️それはわかる
1秒ってのもしっかり定義や理由があるし
そんな風に決めてるとか初めて知った
⬛️時間を無駄にするなよ!
⬜️最もらしいこと言って
終わろうとするなあつかましい!
ペチン( '-' )ノ)`-' )アフン
〜シロツメ ナナシ〜 (1秒の不思議)
『溢れる気持ち』
一歩引いて
あなたが倒れないよう
私が支えたい
二人に降りかかる火の粉を
あなたは懸命に払い除けてくれる
傷つき疲れて倒れ込んでも……
傍に……
―――そんなの
……もう……耐えられない
【私が引っ張る!!!】
2人の行きたいところに
私が引きずり回してやる!
私が前に出て!私が払い除けてやる!!
私が守ってやるから!
私を後押ししないよ!!
私が危ない時?一緒に守ってよ!!
私が傷ついた時?
私を担げ!私を癒せ!!
私の手足になって進め!!
私が引っ張ってやるし!
アンタが落ち込んだなら
私が引っぱたいてやる!
だから私と一緒に来い!!!
この気持ち、
もう溢れて止まらない!!!
〜シロツメ ナナシ〜
『Kiss』
――――――夢を見た
好きな人とKissをした
することができた―――
気持ちは有頂天に達したその瞬間
私は好きな人に飲み込まれた……
いや、取り込まれた が正しいだろうか?
落ちる―――落ちる………
その人の世界に落ちていく――――――
景色が開けた時
そこは一面の青、『海』だった―――
海面がすごい勢いで近づいてくる
叩きつけられる直前に
急ブレーキを踏んだかのように体が止まる
私は海面に足をつけてみた
水面を歩くような状態になった
ここは……あの人の世界?
それとも、今の私の気持ち?
自分の夢のようなのに
なぜか、あの人の夢を見てるような
そんな気持ちになっていた
一面の青い海
見上げれば青い空に白い雲
私はおもむろに寝そべってみた
この世界と一体化出来ないだろうか?と
急に思い立ったから―――
それはゆっくり始まった
自分が世界に溶け込むような
世界が自分に入り込むような
苦しさはなかった
夢の中で私はひとねむりをしようと
目を閉じると……
私は目を覚ました―――
〜シロツメ ナナシ〜