腹の底から笑わせてもらった
今日の空はいつもより青いし
なんとなく空気が澄んでるかも
あれ、体も軽くない?
そんな大げさな私に
いつものあなたのスマイル
幸せだなぁ
この会社の星になるぞぉ!
新入社員の私がそう誓ってから早や20年
当たり前と言わんばかりに現実は甘くなかった
頑張っても平凡な働きしかできない毎日
星になれる人は努力もだけど天賦の才がある
そんな身も蓋もない事実を知った20年でもあった
でもさ、こんな調子でもさ、働き続ければさ
誰かの記憶に星屑のひとりとして残れないものかなぁ…
そうなりたいから今日からまた頑張れるのでした
失恋して訪れた海辺の町
とにかく現実から逃げたかったから
なのに、きれいな景色を見ても
美味しいものを食べても
あの人がいないことを考えてしまう
結局、逃げても現実は頭から離れなかった
歩き疲れて立ち寄ったカフェ
窓から見える海も空も灰色だった
もうすぐ帰りの電車が来る頃なのに
気乗りしないまま店をあとにする
引かれるように海を振り返ると…
雲の切れ間から一筋の光芒が差してかけていた
灰色だった海の一部が金色に輝き始めたその時
遠くからかすかに鐘の音が聴こえてきた
その音が心にすーっと染み込んだと同時に
控えめに、何かを始めるよう私に合図をした気がした
立ち止まらず動いていれば、やかて繋がる縁がある
たどり着いた答えとともに電車が到着した
子どもの頃には吹いていた風
いつから吹かなくなったのだろう?
難しく考えては動くのが遅くなってから…
10年は過ぎた気がする
また吹くの?
吹いたらどんな気持ちになるの?
知りたい
また体験したい
このところ、なんとなく変だった。
次に会う時は普通になると思っていたけど…。
今日もまた同じ感じ。
顔を見るたび、話すたび、霞んでいく感じ。
いつもはバイバイ、またねで別れるのに…。
今日に限って、さよならなんて言わないで。