冬晴れ
今日は雨が降っていた。
初詣に誘ってくれた君と久しぶりに会う日なのに。
集合場所へ急ぐと君の姿。
君は見ないうちに髪が短くなっていた。
「明けましておめでとう」
「今年もよろしく」
そう言いあって神社の中へ入った。
お参りもおみくじも沢山して
交通安全のお守りを買った。
まだ20分しか経っていないのにすごく楽しい。
君といる時の顔を私の高校の友達が見たら
びっくりするだろうね。
君といる時だけだよ、こんなに笑いが絶えないのは。
そうしてなんの計画も立てていなかった私たちは
地図を見て
「ここ行ったことない!」
「じゃあ行こう!」
と目的地を決めて歩き出した。
いっつもこんな感じなのに話す話題も尽きなくて。
傘をさしていた反対の手を傘の外に出すと
あんなに降っていた雨がやんでいた。
曇り予報だったのに晴れていたのだ。
私の心を空が写してくれたのかも、などと思いながら
君との短い旅にそっと胸を踊らせた。
幸せとは
そんなのよく分からない。
でも誰かに美味しいもの、楽しいことを共有したり、
なんとなく毎日少しでも笑えていたら、
幸せなんじゃないかって思ったり。
誰かが居てこそ幸せがある。
新年
あけましておめでとうございます、
なんて言うけれども正直何がおめでとうなのやら。
良いお年を
何をしていたのだろうと思うほど早かった。
またひとつ歳をとってしまったね。
歳をとる度に感じる寂しさは
何年経とうと拭えないのだろう。
それでも今年も生きたことを褒めよう。
毎日頑張ったことを褒めよう。
そしてまた来年も生きていこう。
それでは良いお年を。
降り積もる想い
好きだとか嫌いだとかそういうの
全部雨になって流れてしまえばいいのに。
そしたら私の気持ちは誰にも知られず
誰も傷つけずにいられるのに。
でもそうすることはできなくて。
あなたが結婚して
雪のように降り積もったこの想いは
行き場をなくしてしまった。
だからこの雪が溶けるまで
あなたを好きでいようと思う。
この雪が溶けて水になり、なくなってしまうまで。