NoName2

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2/15/2026, 6:35:11 PM

突如、世界中で10年後の自分から手紙が届くなんて異常現象が起こった。
最初はみんな疑ってた、けど明らかに一致しているし、自分以外誰も知らない情報が書かれていたとか。
ネットやテレビでは、なんちゃら効果とか、陰謀論とかが囁かれてる。よく分からないけど。
私の両親もお手紙来てたんだって、友達も、親戚も、隣のベッドの人も、看護師の人も。
いいな、羨ましいな!
10年後の自分から届いた手紙には、一体どんな事が書かれてるんだろう?
今のうちに、たくさん勉強しなさい!とか?
次のオリンピックここだよ!とか、二年後のいついつに運命の人に出会うよ!とかかなぁ?
あぁ、想像するだけでみんなが余計羨ましく感じる。
でも、仕方ないよね。

だって、私の余命はあと一週間だから。
死んだ人が、お手紙を書けるはずがない。
…羨ましいなぁ。

1/28/2026, 2:10:59 PM

街へ行くといろんなお店が閉まっている。
きっと昔からやってたであろうお店から、つい最近できたばっかのお店まで。
特に行った事のないところでも、長年通い詰めてたところでも、なんとなく悲しい。
例え小さくとも見慣れた街並みを彩ってくれた。
あの街並みが変わってしまう。
だから悲しいのかもしれない。
新しいお店出来るのか、ずっとテナント募集中になるのかは知らないけど、諸行無常を感じるなぁ…。

よし、これにしよう!
今年の文集のテーマは「変化」だし、いける!
あ、そういえば!締め切り日、いつだっけ?
ー「締切:(明日の日付け)」ー
現在時刻、午後10時。
急がねば!!うおーーー!!!
唸れ私の創作力ーー!!

間に合いませんでしたとさ。
見事、部員達に迷惑をかけて遅れて提出。
みんなも締切は守ろうね☆

11/10/2025, 12:54:06 PM

怖くて眠れない夜がある。
寂しくて眠れない夜がある。
嬉しくて眠れない夜がある。
楽しくて眠れない夜がある。
そんな生活が続いて早十数年、あの頃の睡眠が恋しい。
そう思って、私は机に突っ伏しながら眠る。

今夜もきっと眠れない。
昨日もずっと眠れなかった。
明日もきっと眠れない。
過去も未来もずっと眠れない。
いつしか夜に眠れなくなってしまった。
昼夜逆転しているため、いつも昼に眠っている。
堂々と、講堂で。私は眠る。

誰とも話さなくていいから楽。
でも、たまには誰かと話したい。でも、迷惑かける。
怪訝な目で見られる、邪魔に思われる。
人々の関係を壊さないように、私は眠る。

幼き頃の睡眠が、暗い場所での睡眠が、人の声が、恋しい。
誰か助けてと思いながら、授業の話し合いの中、私は眠る。
いつもの寂しさを寝袋にして。
きっと今夜も眠れない、寂しくて眠れない。

11/8/2025, 5:25:07 PM

どうやら神様は透明な羽根を持ってるみたい
よーく見ると、落ちてるのが分かる
まるで、うんと、なんだろう、水グミみたい
そんか神様を吊って、撃ち落とした
今はもう、神々しい液体が羽根にはかかってる
神様の液体、人間でいう血液
ようやく、ようやく、終わった
みんな、見て!
みんなを悪意と気まぐれで殺した神様を、○○したよ!
「こ、この、」
もう満足!どんな神罰が与えられるかな?
一生彷徨うのかな?
言葉が喋れなくなるのかな?
大地を抱えるのかな?
ずっと内臓を食べられるのかな?
飢餓に苦しむのかな?
どんなのでも、受け入れるよ
だって、幸福感に満たされてるんだから!
「こんな、ことして…」
他の神様はこの神様を助けない、知らんぷり
残酷だね、可哀想だね、仕方ないね
最後の一撃、救済してあげるよ
不思議と神様を撃ち抜くのに抵抗感は消えていた
穴の空いた神様は段々消えていく
透明な羽根に液体を垂らしたまま…

あの人間へ送る神罰はない、ちょうど迷惑していた
ただ便宜上、罰をあげないといけない
だから透明な羽根をくれてやった
彼奴は空を飛べる事を知らずに、地を歩き続けるのだ


「これで話は終わり。何故私達は少しだけ空を飛べるのか?それは透明な羽根があるからだ、使わずに段々衰弱したから、少ししか飛べない。なんてね☆さようなら、こんな世界!」
間際に長々と架空の神話を語った親友は、柵の奥で下に飛んで行った
掴もうとしたが、手は空をきる
一瞬だけ、そいつの背中に透明な羽根を見た
夜空に染まった羽根は、嫌悪感を催すほどに綺麗だった
親友を被虐から助けられなかった惨めな自分には、似合わないほど
…透明な羽根は赤く染まった

10/25/2025, 3:26:01 PM

傷だらけの天使たちが宙吊りになっている。
純白の羽根はゆらゆらと揺れて、変色した赤いカーペットの上に落ちる。
まだ、生きている。
ここから解放しろと言わんばかりに、羽をはためかせている。
そのせいで赤いカーペットが白に侵食されていく。
まだ、耐えている。
天使も血は赤かった。なんだ、神父様の嘘つき。
天使たちは血を流さないんじゃないの?なーんだ。
まだ、抵抗している。
「やめてください。」と願ってるみたい、どうして?ただみんなの為に、死んじゃった村のみんなの為に、責任を取らせているだけだよ?
雪のように羽根が教会の中を舞う。
まだ、否定している。
知ってる、天使たちが村を浄化したこと。
僕の大切な村を、身勝手な理由で。
まだ、錯覚している。
確かに神や天使は偉い、今の世界の基礎を作り上げた。
けど、権力は虐殺を肯定する理由にならない。
まだ、生きようとしている。
なんで祈ってたんだろう、神様たちはこんなにも残酷で酷い奴らばかりなのに。
一旦、全ての羽が落ちるまで待ってみよう。
まだ、救済を求めている。
普段は求められる側が、必死に助けを求めるのはとても面白い光景だと思う。
羽根は揺れて、この全てを白く染めようとしている。
まだ、羽根は揺れて落ち続けている。
じゃあ、そろそろ許してあげようかな。
…天使って死んだらどうなるのだろう、気になる。
まだ、魂は動いている。
天使たちをひたすら撃ち続けた。
羽根がそれに合わせて、少し高いところからゆらゆらと落ちてくる。
まだ、血は流れている。
白く柔らかそうな床の上で、天使は横たわる。
神様はどんな風に羽根が揺れて落ちるかな?ワクワク。
まだ、残っている。
天使たちが宙吊りになっている。
純白の羽根はゆらゆらと揺れた後、みんな赤いカーペットの上で眠ってしまった。

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