たーくん。

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12/31/2025, 10:45:44 PM

外から聞こえるスズメの鳴き声。
布団を蹴飛ばし、勢いよく飛び起き上がる。
スマホの画面を見ると……日付は1月1日と表示されていた。
……マジか。
SNSを開くと、皆、あけましておめでとうと書いている。
そんな俺は、「良いお年を」と入力しただけで未送信の去年の挨拶。
本当なら昨日送信するはずだったのに、どうやらベッドで寝転がっている間に、いつのまにか寝てしまったようだ。
このままでは悔いが残るから「去年は良いお年を過ごした!あけましておめでとう!」と、ゴリ押しで去年と新年の挨拶をした。

12/31/2025, 12:56:23 AM

星のぬいぐるみが沢山乗っているベッド。
今日の疲れを癒すために、ベッドへ飛び込む。
私も、星になるのだ。
星のぬいぐるみに包まれていると、夜空に浮かんでいる気分になる。
ふかふか……もふもふ……。
いや、これはベッドのふかふかとぬいぐるみのもふもふ。
浮かんでいるを表現するとすれば……ぴょぴょん?
それじゃ飛び跳ねてるだけになってしまう。
まぁ……いっか。
ベッドとぬいぐるみが、私の疲れを吸い取ってくれる。
今年もよく働いたなぁ。
頑張った自分を褒めてあげたい。
来年は、もっと自分の時間を大事にしていきたいと思う。
なんだかんだでバタバタだったから。
あと、彼氏も欲しいなぁ……なんちゃって、キャッ♪
来年の抱負を抱きつつ、星達に包まれながら眠りについた。

12/29/2025, 11:30:56 PM

空から降ってくる冬の冷たい雨。
さしていた傘は手から離れ、地面に落ちる。
スマホに映っているメッセージを見て、力が抜けてしまったからだ。
『私達合わないみたいだし、もう別れましょう』
彼女から送られてきたメッセージ。
お互い距離を置いてから一ヶ月。
まぁ、こうなるだろうと思っていた予感はしていたけど、まさか本当になるとは……。
「最後に会えないか?」
『ごめん。無理』
「わかった。今までありがとな」
俺の送ったメッセージを最後に、会話が終わる。
"声"で伝えたかったけど、文字で終わってしまった。
あまりにも……虚しい。
スマホ画面は雨に打たれ、地面に落ちていく。
まるでスマホが泣いているかのようだ。
空を見上げると、雨が次々と降ってきて身体に当たり、すごく冷たかった。

12/28/2025, 11:33:40 PM

ぱらぱらからザーザーに変わる天気。
心というのは気分次第で天気が変わってしまう。
つまり、今私はすごく凹んでいる。
それでも前へ進まなくてはいけない。
旅路はまだまだ続くから。
雨が止むのに半日以上かかってしまった。
曇空になり、先には太陽の光が射し込んでいる。
これからも天気はころころ変わるけど、旅路はまだまだ続く。
どんな天気になっても諦めず、前へ進んでいきたい。
私は太陽の光に向かって、走った。

12/27/2025, 11:30:03 PM

鏡の中に凍ったまま閉じ込められた彼女。
原因を聞くため、彼女に鏡を渡した魔女の元へ向かった。
「歳をとらず今の若いままの姿でいたいって言うから、願いを叶えてやったまでさ」
魔女は嘲笑うように言った。
どうすれば彼女を鏡から出られるか聞くと。
「そうだねぇ……歳をとってもいいと思えるようになったら出てくるんじゃないか?まぁ無理だと思うがね」
ヒッヒッヒッと更に嘲笑う魔女。
歳をとってもいいと思えるようになったら……か。
それから俺は、常に鏡を持ちながら生活をした。
楽しい生活を見せれば出てくるかと思ったが、なかなか難しい。
なぜなら、彼女と共に同じ時間を過ごせないから。
鏡に話しかけても返事はなく、ただの独り言になるだけ。
虚しい気持ちになるだけだけど、それでも俺は諦めなかった。

……あれから何年経っただろう?
結局彼女は鏡から出てこず、俺が歳をとる一方で、彼女は変わらない。
もう鏡を捨ててしまおうかと考えたこともあったが、やっぱり諦められなかった。

……私はもうおじいさんになってしまった。
彼女は、鏡から出てこない。
私が見せてきた日々の生活が悪かったのか?
それとも彼女への想いが足りなかったのか?
もう、何も分からない。
私は病で倒れ、身体が動かず、ベッドから出られなくなった。
枕元には鏡を置いている。
彼女は歳をとらず若いままで、あれから変わっていない。
私だけ、変わってしまったな……。
だんだんと眠くなり、目を瞑る。
「あいつからあんたを奪おうとしたが、まさかそこまで想ってるとはねぇ……。私の負けだ。来世で彼女と会えるようにしてやるから、それで勘弁しておくれ」
最後に聞こえたのは、魔女の声だった。

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