瑪瑙

Open App
6/4/2024, 1:21:06 PM

狭い部屋で僕は1人。

窓から漏れる月明かり。

月明かりに、

思いを馳せる。

あなたに助けて欲しくて。

届かない思いが、

この狭い部屋に漂う。

僕は1人、

また悩みの中へ。

5/26/2024, 9:04:54 PM

僕は夜が好きだ

だって、どれだけ泣いても誰だけ嘆いても、
誰にも気づかれないから

朝なんか来なければいいのに
って思う毎日

なんの希望も持てない苦しさ
分かってもらえるわけもない

分かってもらえるなんて大層なことは思っちゃいけない

だから僕は夜中、月を見て思う

夜中の真っ暗な僕の心に一筋の光を与えてくれる月

───「どうか夜が明けないで」
  「ずっと僕と同じくらい暗い夜でありますよに」

5/22/2024, 11:48:23 AM

僕は手を振る。

君はもう振り返ってくれない。

僕と君の最期の別れ。

昨日までは「また明日」って言ってたのに。

「明日」が来ることになんの疑いもなかったのに。

なんで今日は「明日」がないの?

僕は君に「また明日」って言うけれど、

君は答えない。

苦しいね。

涙で前が見えない。

君と「明日」を迎えたかった。

僕に「明日」は来ない。

君が涙を堪えてるのは分かってしまったから。

僕はずっと君と一緒にいたかった。

5/11/2024, 11:19:03 AM

───大好きだよ。

貴女には一生響くことの無い愛を叫ぶ。
何回叫んでも、響かない。
でも伝えずにはいられない。
なんで、貴女は同性の、先生なの?
僕の愛は本気だよ。
でも、本気にはしてくれない。
伝わらなくても、僕は毎日愛を叫ぶ。
だって、僕は貴女が好きだから。

大好きだよ、先生。

5/9/2024, 11:43:22 PM

僕が今日見た景色は、いつまでも忘れられないものになるだろう。


今日は全国大会。
高校3年間という時間を部活に費やし、この日を迎えた。

やっとこの舞台に立てたという嬉しさ。
直ぐに負けてしまうかもしれないという不安。
試合が始まれば、必死になるから、緊張などしない。
早く試合よ、始まれ。

───コテェ
声が響く
足音が響く
息が聞こえる
───ファイトォー、いいとこー
声援が聞こえる
最高の舞台だ。


次、勝てば入賞。
相手は優勝候補。
最後は楽しむと決めていた。
色んな人に応援してもらって立てた舞台。
こんなに素晴らしい舞台を用意してもらった僕は幸せ者だ。

同じ高校の仲間、同じ県の仲間、東海の仲間。
先輩の声、同期の声、後輩の声。
先生のアドバイス。
僕は独りじゃなかった。
とても多くの人に声をかけてもらって気にかけてもらった。
遂に、試合が始まる。
こんなに大舞台に立つのも、こんなに声援が聞こえるのも初めてのことだ。
ワクワクする。



───1本あり、勝負あり
僕は負けてしまった。
悔しかった。
でも、試合が終わった時、会場は暖かい大きな拍手で包まれた。
僕を応援してくれていた仲間たちが、僕に大きな拍手を送ってくれた。
試合に負けた悔しさよりも、多くの人に応援してもらっていたんだという事実が嬉しくて。
そして、感謝の気持ちでいっぱいだった。

僕はこの景色を、忘れないだろう。いつまでも。

Next