「ところで」
「ところで?」
「もうだめだ」
「もうだめだ?」
「雪原の先の上に凍える指先、ここまできたら」
「ここまできたら」
「すでに足の指の感覚がなく」
「それって凍傷?」
「無理無理無理」
「ところでお題の話?」
「そう。流石にこの部屋では凍傷にならない」
「ぬくぬくだもんね」
お題『凍える指先』
「ところで」
「ところで?」
「そんなことをしたら死んでしまう」
「また、唐突に」
「いや、まあ今回のお題だけど」
「だけど?」
「そう、今回のお題が雪原の先へとかいうのでね。それは無理だろうと」
「ひ弱だしね」
「ひ弱ゆうなし。ただ否定もできない」
「まあねー。寒い日は建物の中が一番だしねー」
「暖かい部屋でコーヒーとアイスは良い」
「良い」
お題『雪原の先へ』
「ところで」
「ところで?」
「甘い吐息じゃなかった」
「なにそれ?」
「いや、お題が白い吐息だったからね」
「ふーん?とっくに朝晩の吐息は真っ白だよ」
「そうだね。もしかすると早起きしないとか、あまり外に出ないとか比較的温暖なところに住んでるとかね」
「あ、お題の人が」
「そう。東京の某所に住んでる我々と違ってもう少し暖かそうだ」
「あ、住所バラして良いの?」
「まあ、これは設定だからね。別に埼玉にしても良いけど」
「東京か埼玉なのか」
「いやー千葉とか知らないし」
「メタいなー。はぁ、息が白い」
お題『白い吐息』
「ところで」
「ところで?」
「これが昔であったなら」
「あったなら?」
「意味が違っていたんだろうけどね。と考えたりしたんだよね」
「とりあえず合わせてみたけどお題の話だよね」
「そう。お題の話だね」
「よかった」
「コンテキストが今と昔では違うし、その違いがわからないと時代を超えた作品の意味は分かりづらいね、現在の意味や価値で後付けしてしまうから」
「あ、説明に入ってる」
「例えば電力がある社会で電力喪失したときの消えない灯りは象徴的だろうね。灯りが燃料を使う炎だけだったと同じように」
「うーん、なんか含蓄がありそう」
お題『消えない灯り』
「ところで」
「ところで?」
「並んでいるのは家なのに街並み」
「いちゃもんだー!」
「いや、なんとなく」
「お題の話なんでしょ?」
「そうなんだけど、それはともかく煌めいているというとクリスマスや年末のイルミネーションのことだろう」
「それだけじゃないかも?」
「雪の中とか雪の中の光とか、ファイバーで照らされた街とか」
「今度は予防線張ってるし」
「あれだ、恋する者から見たらなんでも煌めいてるやつ」
「あー、それだ!」
お題『きらめく街並み』