「ところで」
「ところで?」
「雪の静寂というには早すぎる」
「そう?」
「年末は忙しいんじゃない?人による?」
「あー、年明けぐらいが静かなイメージがある」
「雪国は雪で音が吸収されるので静かかもね」
「この辺はほとんど積もらないからなー」
「それは仕方ない」
「ねー」
お題『雪の静寂』
「ところで」
「ところで?」
「ふたりしていちゃつきやがって」
「ん、どした?言葉遣いが汚くなって」
「いや、君が見た夢とか親しさアピールしやがってとかね」
「えー、穿ちすぎなんじゃ」
「その君から聞いたか、君のことを思ってだか知らないけど」
「あー、それだけ親密か、思いを寄せてるってことか」
「やけ食いしそうだ」
「なんか甘いもの食べに行く?」
お題『君が見た夢』
「ところで」
「ところで?」
「希望を連想するようなお題が続くと」
「続くと?」
「ネット議論やネット社会などのネタにしたいのを抽象化しているような時がある」
「なるほど」
「こう、直接扱わない態度というか」
「下手に関わるとめんどいからねー」
「なんていうのを感じるわけだ」
「大人的な。距離があるかんじ」
「ちょっと明日への意見を言うには遠さを感じる」
「あー」
お題『明日への光』
「アイドルじゃなくてスターか」
「何が?」
「アイドルは偶像だけどスターは星、恒星だから」
「イミフ。お題のことってのはわかるけど」
「ああ、偶像と天に見える星々は太陽よりも熱く眩しいから」
「で、その心は?」
「近づくと焼けてしまうどころか何も残らない」
「ぎゃー」
「アイドルの不可侵と違って近づけないんだよ」
「なるほど」
お題『星になる』
「かねのねか、かねのおとか」
「んー?」
「いや、読み方で印象が違うかなと」
「あー、漢字だから」
「そうだね。ここでの対話は感じだけど」
「実際に話すと漢字じゃないからか」
「メタいな」
「メタい」
「よくあるのが、そくせきとあしあと」
「確かに意味が違う」
「いつも話題にしているのは、つらいとからい、ちびとはがかな」
「確かに」
「お題の鐘の音のことを忘れていた。最近は除夜の鐘もクレームが来るとかなんとかだからね」
「後から来た人が言うんでしょ?」
「それは最初から住んでた人は、除夜の鐘を聞いてたはずだからね」
「ちーん」
お題『遠い鐘の音』