「ラララ」
「ラララ〜ラララ〜♩」
どこからともなく、透き通った綺麗な少女の歌声が聴こえてくる。
声の主を探して部屋から外を覗いてみる。
外は真っ暗で何も見えない。
「ラララ〜ラララ〜♩」
また、聴こえてくる。だんだん意識が遠のいていく気がする。
「ラララ〜ラララ〜♩」
いつの間にか部屋の外に出ていたらしい。
「ラララ〜ラララ〜♩」
「あれ、ここは?」
気づくとアパートの屋上の柵の外にいた。
次にこの歌声を聴いてしまったら、私は一体どうなってしまうんだろう。
「ラララ〜ラララ〜♩」
「風が運ぶもの」
俺はこの春から大学生。初めての一人暮らし。
お隣さんは、若くて美人の社会人のおねえさん。
ある日、洗濯物をこんでいると強風が…すると何かが飛んできた。
それはなんと、女性ものの下着!
「もしかしてコレ…。」
俺は期待と興奮に胸をふくらませた。
「でも、ベージュって…やけに渋い?ような?」
すると間もなくピンポーンと呼び鈴がなった。
「やだわ〜ごめんなさいねぇ、それ私のなの。ちょうど洗濯物こんでたら、あなたの部屋に飛んでっちゃって。」
玄関を開けてそこに居たのは隣のおねえさんではなく、下の階のおばあさんだった。
期待と興奮はもろくも崩れ去ってしまった。
俺は涙を呑み、風が運んできたその下着を笑顔で手渡した。
「question」
幼少期、目に入るもの全てがquestion
少年期、物事を理解するためのquestion
青年期、自分という存在や将来へのquestion
壮年期、世間や他者に対するquestion
中年期、これまでの人生を振り返りquestion
高齢期、これまで考えてきたことへのAnswer
人間の一生にはたくさんのquestionが生まれる。
その答えを出す時、人は一人前になれるのかもしれない。
「約束」
約束は嫌い。
約束を守るか破るかは、結局その人次第だから。
約束は嫌い。
たった4文字で人を縛ることも
自分を苦しめることもできるから。
約束は嫌い。
たくさん裏切られたから。
「必ず帰ってくるからね、約束。」
お互いの小指を繋ぎ合わせ、そういって出ていった母は二度と戻らなかったから。
「ひらり」
僕は普段は都内の大学に通う、冴えないただの男子大学生。
裏の顔は誰も知らない。
僕には気になる女の子がいる。同じ学部の可憐なあの子。授業中ボーっと眺めていると、ふと目が合ってしまい、逸らしてしまった。
私は普段は都内の大学に通う、ごく普通の女子大生。
裏の顔は誰も知らない。
私には嫌いな奴がいる。同じ学部の冴えないアイツ。授業中、ふと目が合ったが逸らされた。
今日の任務は政府要人の暗殺。2人はバディ。
今日も今日とて息のあった(?)コンビネーションで敵をひらりと躱してゆく。