一瞬たりとも目を離せない
喜怒哀楽
感情全部を隠せていない
むしろ隠すつもりもない君は
ただそこに居るだけで
その存在だけで
この世界の彩度が上がる
君が笑うから
君が眩しいから
この世界は楽しいで溢れる
そんな人
───────────────太陽のような
君が好きだ
それは揺るぎない僕の気持ち
喧嘩して、落ち込んで、
君なんか嫌いだ
そう言ってしまう僕は
世界で1番弱い人間だと思う
どんな君も大好きなのに
君の目も見ずに怒って、
嫌いだなんて
思ってもいない事を口走る僕なんかに
君は微笑んでくれる
ああ、本当に
君という人は。
もし君も望むなら、
この先もずっと変わらず
僕と一緒にいてほしい
──────────────────僕と一緒に
澄み切った関係性
お互いを全部わかったような
そんな錯覚
たとえ何年、隣で生きていようが
別々の人間だ
全部わかる、だなんてことは
有り得ない
だから、どうしても伝えたい
いつもありがとうって
誰よりもだいすきだよって
だけど、君を目の前にして
口を開けば
そういった類の言葉は出てこないものだ
だから、
この繋いだ左手に託すことにしたよ
想いは通じる、そんな迷信のような言葉を
馬鹿みたいに信じて
君を想うこの心が
どうか君に伝わるように
────────────────届いて……
まだ日は東の空遠く
静寂の奥
早起きの蜩だけが
この世界を知る
国道を外れた畦道を歩く
熱帯夜の名残が
行く手をゆらゆらと暈す
大きく育った緑が
まだ濃い藍色が残った空と
グラデーションを作る
まるで世界にひとりだけのような
この時間
いつまでも変わらないでほしい
いつまでも忘れたくない
薫風、朝凪、夏霞
──────────────夏の匂い
どれだけ大きな声を出しても
届くことは無い
「ここにいるよ」
ただそれだけを伝えたいのに
52Hzの鯨は今日も何処か
青く、深い海の底で
ひとり静かに泣いている
目の前にいる君に
その声が、想いが届く日を夢みて
─────────────青く深く