『花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花束
花は束の間
束の間が花
そんな束が花束
人なら学生かなっと思った
一般的には
花束と言うと冠婚葬祭で
私とは接点がない
あって贈られても困るだけだね
花束だけでも、受け取ってよ。
気持ちはいいから、花束結構高かったんだよ?
ね?だからお願いね。
お題「花束」
アルジャーノンに花束を?
……いや読んだ事ないんだけど、花束ではなくて二、三輪の花程度ではという指摘を思い出す。
『花束』
柄にもなく花束を抱えて歩く。
いつも通りに会社に行って、いつも通りに上司と部下に挟まれ、いつも通りに残業をし、いつも通りに疲弊した帰り道だった。
目の前をふわっと何かが舞ってコートに落ちる。黒地にぽつんと白いものが付いていて、見上げてそれが雪だとわかる。
僕はげっと思った。電車が遅延してしまうじゃないか。人混みに揉まれるのはごめんだ。
足早に街を歩く。信号の青が点滅して、走ろうかと思って諦める。すぐ左側をほぼ赤信号無視の車が抜けた。
雪はどんどん降る量を増す。僕のコートはすっかり白っぽくなってしまった。
ガタゴトンと物音がして、右側を見ると花屋が店頭から奥にバケツを閉まっているところだった。
若い女性が長く緩いウェーブのかかった茶髪を低い位置にひとつでまとめ、重そうに色とりどりの花の刺さったバケツを持って店の奥とを往復する。
目線に気づいたのか、彼女がこちらを見て目が合う。やば、見すぎたと思って目を逸らすが遅く、良かったら見ていってくださいと彼女が笑う。
何を思ったのか、僕はそのまま店に入った。
雪が降っていたから?見ていってと言われたから?
彼女の歩く度揺れる髪を盗み見しながら考える。
店内を見回すとパステルカラーやビビットカラー、大小さまざまな花弁が所狭しと並んでいる。
2月の花と書かれたエリアの1輪に惹かれ、見つめていると彼女がまた声をかけてくる。
「気になる花がありましたか?」
「いや、あの、珍しいなと思って」
少し待っててください、と何かを思いついた彼女はその1輪手に取り、奥に入っていく。
戻ってきた彼女の手には綺麗にラッピングされた花がある。
僕は慌てて断ったが、無理やり渡されてしまった。
「お兄さん、いつも暗い顔でこの通りを歩いてるなって思ってたので、少しでも気分が晴れたらなと」
彼女のやわらかい笑顔は花のようで思わず緊張してしまう。恥ずかしい。バレてしまっていた。
「ありがとう、ございます」
外に出ると雪は止んでいた。コートも元の黒字に戻ったが手元には白い花が増えた。
白いチューリップ。
何かが始まる予感がしたような、しないような。
白いチューリップ:「新しい愛」「失恋」
2026.02.09
50
花束
ひしゃげた花束が道端に転がっている。
踏み潰されたそれをなんとはなしに拾い上げる。
黄色を中心に構成された花束だ。
贈られた人はきっと、黄色が好きか似合うかだったんだろう。
しかし拾い上げたとて、
その荒らされようをどうにもすることはできないのだ。
花屋でもなければ魔法使いでもない。
丹念に崩された花は花弁どころか茎の全域に至るまで平べったい。
それでも、一縷の望みをかけて踏まれない高台に花を担ぎ上げる。
担ぎ上げた所で、花にとっては関係ないだろう。
なぜなら、花々は茎を切られたその時点で死んでいるのだから。
殺されたその上で、自らの死体を弄ばれる。
この花束は、一体前世でどんな罪を犯したというのだろう。
子をなす中途で首を切られ、見世物扱い。
最終的にはゴミ扱いで踏み潰される。
なんて痛ましい。
その切られた首の塊に自我はないであろうことが、
唯一の救いだろうか。
黄色の花々は潰れながらも自己を失わずいる。
もしや、花は罪人の生まれ変わりなどではなかったのか。
これらは罪を犯したからではなく、
その高潔さゆえに花になったのか。
であれば尚更痛ましい。
斯様にも素晴らしい者共は、結局は搾取されるだけなのか。
いくら道を切り開こうが、言葉を与えようが、日差しとなろうが、
何も言われることなく踏み潰されて糧となるだけなのか。
この花は、なんなのだろう。
罪人か、善人か。
或いはその両方か。
頭を撫でたその優しい手で頬を打ち、
人を殺しに行ったその足で愛しい家族の元へ帰るのが人間である。
これは、あなたは善性であり悪性なのか。
高台へ掲げられたような花は応えることはない。
まさに、死人に口なしということか。
花束というのは、あれか。
華麗、優美、可憐で、儚く、色とりどりか或いは単色豪華な、あれか。
とあるところでは人から人へ送られ、或いは供えられ、はたまたは投げ飛ばされる、あれか。
種類によって意味が変わったり、本数によって意味が変わったり、色によって意味が変わる、あれか。
人を笑顔にしたり、泣かせたりする、あれか。
花は、咲き誇る。
蕾は、未来がある。
茎は、芯がある。
葉は、支える。
それが束になった、あれか。
あれは、いいものだ。
いつ、どこで、どんな時でも、どんな場所でも。
送るのはたくさんの気持ち送り、
送られるのはその心を受け取る。
あれは、いいものだ。
期待はしていなかった
ダメ元だった
自分を守るための言葉を並べる
喜んだ顔を見るはずだった花達も
頭をもたげて項垂れる
ああ、まるで今の私を見ているようで
溢れた涙をマスクで隠す
【花束】
『花束』
「ふふ、あなたったらまた花を...」
照れくさそうに笑う君はそう言いながらも
花束を受け取ってくれる。
ここ最近嫁の体調が良くない。
入院という形でなんとか現状維持できているレベルだ。
私が不安なら、当の本人はもっと不安だろう...
だから会いに行ける日は毎回花束を買って嫁にあげている。
病院に怒られない限りは続けるつもりだ。
「これじゃ、お花屋さんを開けますね。」
そう言って今日受け取った花を我が子のように撫でる。
そんな優しい君だからこそ早く良くなって欲しい。
今はそう願うばかりだ。
「実は...あなたにこれをあげたくて。」
そう言って折り紙で色んな種類の花を束にして渡された。
どれも優しく丁寧に折られている。
そんな健気な姿勢に思わず涙が零れてしまった。
語り部シルヴァ
花束
花束で喜んだことない
心が汚れててごめんなさい
花束より嬉しい物
わたしは一日中なにもしないでいいと言って欲しい
お金がかからない女でしょ
ただそれでいいんだよ
でもそんな日はない
いつくるのか
きたら来たで寂しいものか
わからないけど
今は花束よりも
何もしない日が欲しい
(花束)
花束を、あげるなら。。
他の。誰でもない、自分に、、
お題:花束
『希望』『真実』『期待』『感謝』『魅力』
そして『夢』
あなたがくれた花束。それにはこんな意味がありました。あなたは知らなかったと思います。それでも私は嬉しかったんです。
仕事ばかりで、全然話せなくなった私たち。いつのまにか、寂しいと言うタイミングも無くなった。もう、さよならかなと思った時、あなたはそれをくれました。
嬉しかった。あなたとのこの幸せが、まだ続くんだと思えたから。
嬉しかった。そっけない言葉、頬をかきながら。けれど、精一杯のその言葉が。
今度は私の番です。意味はわからなくてもいい。ただ、ただ受け取って欲しいんです。
あなたにスノードロップの花束を。
花束
それは、あなたへの想いがたくさん詰まった物。
1本は出会えた喜び。
1本は好きな気持ち。
1本は愛する気持ち。
1本は感謝の気持ち。
花1本、1本にそれぞれ気持ちが籠ってる。
花束の重みは人の想い。
花嫁はブーケを握る。誰もが固唾を飲んでいた。
彼女のノーコン具合を知っているからだ。
前に投げようとすれば後ろに飛ぶ。かといって後ろ向きで投げようとすれば何故か前に飛ぶのだ。
さて、晴れの日である今日はどうなるか。
花嫁振りかぶって投げました。なんと、とてつもなく上空へ上がりましたが無事女性陣の方へと飛んでいく。
だが誰かがそれを掴むより早く、そして速くトンビが掴んで持っていく。
「トンビは油揚げでなくともいいのか」
新婦の父親の言葉は、その場によく響くのだった。
花束
何も言わなくても
それだけで本音が観えたりする
なんて素敵な物なんだろうか
枯れた花束を左手に持ち、
萎れた花束を右手に持ち、
私は、私自身を生花のように誇らしげに、
仁王立ちのまま、
顔を引きつらせ、
まだ消えない凄まじい太陽のフレアに向かって、
ただただ仁王立ちのまま、
体を溶かし続ける。
ただれて熟れて、
熱くて苦しくて、
切ないとさえ思える頃には、
私は何かになっているだろうか。
何かになろうと、まだ思っているだろうか。
「花束」
『花束』
キラキラした嬉しい花束もあれば悲しい花束もある。
人生と同じで色々な花束がある。
想いの数だけというならば、世界中の花と呼ぶ花を集めても足りないというのに。
花束
あなたから貰ったいろんな感情
嬉しいのも悲しいのもカラフルに色付いてる
まるで花束のように華やかで
まるで花束のように芳しくて
まるで花束のように刹那的
ずっと忘れられないあなたとの数年間
大切な大切な宝物
押し花みたいにドライフラワーみたいに
いつかは朽ち果てるなら
ちょっとは楽になれるかな
それもそれで辛いよね
ホントはね
ちゃんと実物プレゼントしたかったの
大きな花束
いつか持ち帰れるようになったら
その時は、、、
【花束】
今宵は少し良いお店を予約して
今日こそ伝えたい
君への想いを
君が好きな花と共に
受け取ってくれるかな?
受け取ってくれると良いな
僅かな希望と緊張を胸に
待ち合わせ場所へと向かう
もし頂けるんなら、無農薬の薔薇の花いっぱいがいいな。出来れば真っ赤ではなくて、少し色の薄めの赤のほうが、ジャムの出来上がりがくどくないと聞いた。
そんな風に考えるわたしにとって、花とは食べるもので、ジャムやコンフィチュールにするもので、飾ったりする感性はない。薔薇のジャムは好物で、ロシアンティーには大体添えるし、スコーンにクローテッドクリームと並べて紅茶を淹れるのも良い。薔薇のシロップがモナンから出ているが、クッキーに練り込んで焼いたこともある。
当然だが、こんなわたしに花束を下さるかたなどはいない訳で。まあもしいたとしても、その後の調理が大変なのは覚悟しなければならないのである。
【花束】