『静かな終わり』
多分題名をちゃんと書いたのは初めてかな。
終わりって言ったって色々あるよね。
一日、季節、年。
これは、「時」
損壊、破壊、消失。
これは、「物」
死、
これは、「生命」
最後に、
紛失、忘却。
これは、「魂」
付喪神やらなんやらを存在しないと思いつつも、
なんとな〜く信じてる私からすると、
生命だけじゃなくて物にも魂っていうのがあると思ってる。
それはそれとして、、、
この中で1番静かに終わるものって言うと魂だと思うんだよね。
有名なものの例として、「徳川埋蔵金」
実際に存在するしないに関わらず考えるとして。
「存在するなら、忘れられてないじゃないか。」ってことなんだけど、そうじゃない。
「どうして埋蔵金を作ったか。」という考えが「魂」ってこと。
例えば通説の、倒幕勢力に渡さない為。や、幕府再興の為。といった、説の域を超えないものは「魂」じゃない。
「実際はどうだったか」が「魂」なんだ。
まあ知っていた人は存在したんだろうけど、亡くなってしまったなら魂は無いよねって事かな。
置き手紙等があったならそれが「魂」で、それが広まれば「魂」が終わることが無くなるだろうってことでもあるけど。
まあ現代の世では、マイナンバーやらで他人のことが管理されてるから、誰が生きていたみたいな記録は残るけど、どう生きたかって言う意思は残らないから、魂が終わりたくないならできるだけ爪痕を残せるよう生きるしかないね。
こんな痛い文章でもいいからさ。
蛍雪、、、だっけ、
雪の明かりで本を読んだってやつ。
努力することって意味だけど、
私は努力なんてしてない。
昔から本を読むのが好きで、楽しんで読んでた 。
寝る間も惜しんでたわけじゃないし、
運動も好きだったから、ずっと読んでたわけじゃない。
それでも、一度だけ天才って言われたことがあった。
大成するって言われてもいた。
―――おかげで変人になったけど。
私は思うんだ、
学問っていうのは、天才がすることじゃなくて。
努力する人がすることじゃなくて。
それを楽しんでいて、それが好きな人。
より楽しみを感じれる人がすることなんじゃないかな。
他のことでも同じ。
勉強が嫌いって人はそれでいい。
運動が嫌いって人はそれでいい。
楽しいと思うことをすればいいと思う。
仕事が嫌いって人はそれでいい。
楽しい仕事をすればいいと思う。
人生が嫌いって人はそれでいい。
投げ捨てればいいと思う。
ただし、全てから嫌われている人なんていない。
どんな人にも、今生きている理由がある。
生きたいって思っているからこそ、今生きてる。
それと、死んだら誰に迷惑がかかるかを考えること。
親、家族、仕事、友人、近所、身体を処理する人。
本当に死にたいなら遺書を残すことだね。
そこで気づくと思うはず。
―――気づかないなら相当な馬鹿だと思うけど、、、
あなたには遺書を書ける程にたくさんの人が関わってる。
遺書って遺すものじゃなくて、最後の防衛ラインだと思う。
………
なに書きたかったのか忘れた。
じゃあ最後にひとこと。
元旦って事故が多いらしいから注意するように。
いつもの丘の上で。
この思いのように静かに雪は降り積もり、
来た時より深い足跡を残す。
2人寄り添っていた足跡は、帰りは1人分で。
離れていった彼女を追いかけるように、
足跡に自分の足を合わせて帰路を辿る。
少し横道に逸れて、バーの扉を叩く。
クラシックが流れる静かな店内に、
私のことを待っていたかのようにマスターがいる。
目が合ったマスターは1人なのを見ると、
何事も無かったように元の作業に戻った。
店内を軽く見回したが、誰もいないようだ。
私はいつものようにマスターの目の前に座る。
「おすすめで。」
マスターから少しため息が聞こえた気がした。
「なにかあったんですか。」
そう言いながら、冷蔵庫のようなところからグラスごとカクテルを取り出す。あまり頼んだことのないものだ。
「モスコミュールです。意味はお分かりでしょう?」
ハッとして店内をよく見回す。奥の席に誰かが座っている。服が壁の色と似ていて気づかなかったようだ。
「あちらのお客様からです。」
マスターがその人を指して言った。
「……じゃあマスター、私からあの人に。」
彼女とここで初めて会った時の思い出のカクテルを頼む。
マスターが彼女にカクテルを渡したのを見届けてからしばらくして。
『となり、いいですか?』
店の端っこにいた彼女が声をかけてきた。
「ええ、いいですよ。」
今度こそは、彼女を大切に。
空を雲が覆って。
街の灯りがぼんやりと届く。
明日の朝が楽しみだけど、
通行止めにならなければいいなぁって思う。
これからだんだん仕事が減って、または増えて。
だんだん学校が休みになった子供や学生が増えて。
なんかクリスマスっていう行事があって。
初詣になって、多くの人が来てくれるんだろうな。
…きっと、今年こそは。
去年はたまたまだし…
近くに別の神社ができたのは偶然だし…
忘れられてなんか…ないし……
でも…新しい神社…私の名前が書かれてたような気がするけど…気のせいだよね…
ほんのり嘆いた人間に聞こえない声が、雪に沈んでいく
ちょっとコーヒーに逃げ込んでみる。
砂糖いっぱいでミルクいっぱい。
……ちょっとあまくしすぎたかな…飲みづらい…
少し置いちゃったけど大丈夫かな…うん、まだせーふ。
………
昨日は甘くしすぎちゃったし、今日はブラックで飲みたい気分だし。
……んー、コーヒーってこんなに苦かったっけ…
また少し置いちゃった…うん、まだぎりぎりせーふ。
………
昨日は極端だったかな、ミルクはいいとして…砂糖はすこし。
……うん、ちょうどいい
さて、今日はもうひとがんばり…日付変わってるけどきにしなーい……
……あれ…コーヒー冷めちゃった…砂糖を入れなさすぎちゃったかな…時間は…そこまで経ってないし……そういえば、最近ずっと少し冷たかった気がする……私のせい、かな……
私が砂糖を入れなさすぎたから…甘くしなかったから…
もっと温かかったら良かったかな…優しくすれば良かったかな…
今まで通りじゃ無かったら…別れるなんてなかったのかな…