『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『立ち枯れの』
風船が風船であることが辛かったように あの花もまた辛そうだ ときめきの丘の上 なぜ燃え尽きたのだろう 世界の歪みか はたまた 宇宙の光線か それはきっと細胞だけが知っている
枯葉ってどこに行ってるんだろう。
いつの間にか消えて、忘れられて。
枯葉にでさえ、意味を見出したいと思ってしまいます。
*枯葉*
夏が終わって涼しくなり、緑色だった木々の色が褪せる。
枯葉が落ちて落ちて。
寒そうな肌が見えていた冬が終わりを迎えようとしている。
これから春がくるんだ。
愛しい彼女と肌を寄せあっていた季節が終わってしまうのは、少し寂しく感じてしまった。
おわり
六四四、枯葉
枯葉
枯葉すら見つからない並木道
ふと、枯葉を踏む音がした
かしゅっかしゅっかしゃっ
近づいてくる
振り返る
奥には緑の葉
足元には紅、黄の落ち葉たち
ふと、前に向き直すと
満開の桜がまっていた
「枯葉」
現実的には
少し困りがちな枯葉。
でも良いと思うの。
懸命に生きて
緑を茂らせてきた。
寿命がきて
枯れ落ちてしまった枯葉。
緑の時は
その緑で人を
喜ばせていたかもしれない。
枯葉になった途端
問答無用で
扱いが変わってしまう。
例えばそれが
人だとしたら?
枯葉
これまでたくさんの葉っぱで生い茂っていたのにね
もうすべてが枯れた
大好きだったおもちゃも
大好きだった学校も
大好きだった友達も
大好きだった音楽も
大好きだった、、あの彼も
なにもかも、わたしの手からこぼれ落ちていく
もう、わたしには何もない
無造作に落ち葉を踏みつければ、ざくざくと軽い音が鳴る。どんぐりの木は軽く、イチョウの葉は少し重い。枯れ落ちたマリーゴールドは、葉よりも芯の残った茎だけが取り残されている。
自身のために尽くした緑葉たちは枯葉となり、色良し、舞い良し、音良しと、最後は他に尽くす。
ふと、目が覚めると目覚まし時計が鳴る前。いつもなら、6時30分に起きるはずが三十分前の6時00分に目を覚ましてまったようだ。
そんなことを考えていると、完全に脳が覚醒してしまったようで、布団に潜り込んで目を瞑って二度寝しようとするが、寝付けない。
仕方なく、私は台所に行って早めの朝ごはんにすることに決めた。
しかし、今の季節は冬。しかも、早朝。部屋の空気はひんやり。キンキンに冷えた木のフローリングの感触が足から伝わる。
寒い。クソ寒い。
なぜ私はお布団に残らなかったのか後悔する。
そんなことを思いながら、台所のマットにたどり着き、一安心と安堵した時、ぴとっと足の裏に引っ付いた。
私は虫を踏んだと飛び跳ねた。女とは思えない声で。
「うぎゃ!?」
パニック状態で足を振り回し、まあ物の見事に足先を冷蔵庫に当てた。
声は出なかった。痛すぎてそれどころではない。
冷静になって、私が踏んだ物を見るとローズマリーの枯れた葉だった。
バッと台所を見ると、汚れきった水に刺してあるローズマリー。
所々、枯れた葉っぱに黄色く変色した葉っぱ。
こりゃ駄目だと急いで水を変えた。
もしかしたら、今日早起きしたのはローズマリーがSOSを求めていたんからじゃないかと思った。
お題:枯葉
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。
「お慕いしておりました」
枯葉をケープに纏い、一礼。
あなたは最後まで美しかった。
「枯葉」
たぶん、分かんねぇけど、家ってこんなのかなって思った。
いつのまにか擦り傷ができるような冷たい風も手が水玉になるような感覚も、もうない。
全身を包んでいるのは今まで味わったことがないような柔らかさとあたたかさだ。
霞んだ視界は灰色の空が広がっていてゆっくりと白いものが落ちてきている。
雪が降っているのだ。
雪が降っているのにこんなにも温かいのだ。
分かんねぇけど、世間で言われてる家ってこんなのなんかね。
寒くてもあたたかく迎えてくれるところ。
もう死ぬのに今さら知りたくなかったよ。カタギな生き方をしてたらもっと早く出会えてたんだろうか。霞んだ視界が滲む。どこか懐かしい土の匂いが途切れる。
クソッタレな人生にふさわしい最期だ。
俺の家は虫と同じ枯葉の上だったってわけか。
撃たれた右腕にまるで絆創膏のように枯葉が落ちる。
まどろむ。こんなに穏やかな眠りは初めてだ。
枯葉
枯葉が落ちていく様子をじっと見つめる。風に吹かれて、抗うすべもなく、ゆるゆると力なく重力に従う。まるで人間みたいだなと思った。若い頃は自分がいちばん輝いてて、他人の意見なんてどうでもよかった。でも、成長をするにつれて、「老い」という抗えない存在に気づく。肌はハリをなくし、髪は細く少なく、関節はきしんで、脳は機能を減らしていく。でもね。枯葉は土の栄養になる。人間は、残る人の心に残れる。支えになるかもしれない。トラウマになってるかもしれない。わからないけどとりあえず、覚えてくれてるって嬉しいね、ありがたいね。
おばあちゃんの詩を読んで涙を流す
あったことのないおばあちゃんは、私の中の枯葉になって、心の支えになって残っている。
「枯葉」
枯れ葉が擦れる音の心地よさ
命尽きてもなお君たちは美しいのだね
羨ましいよ
"枯葉"
とある秋のこと。
時間はもう夕方で、辺りを紅色に染める太陽がいやに眩しかった。
左肩にトートバックを提げているが、ひどく重くて歩くたび肩に食い込んでいるのを感じる。
積読が底をつき、何冊か買えればいいと思い本屋へと立ち寄った。
だが、気になっていた本やどうしても手に入れたかった本
さらには、表紙に一目惚れしたものもあり結局、最終的に買った本は十数冊ほどになってしまった
予算オーバーも甚だしいが、嬉しさやら楽しさやらがぶち上がって涙まで出るほどだったので良しとする。
これこそ幸せの重みだと実感している。
そんな肩の痛みを噛み締めるようにふわふわとした足取りで歩いていると、ふと目の前をひらひらと落ちていくのを見た。
紅葉の枯葉。美しい掌状の葉が舞い散るのを見て右手で掴んでみる。
綺麗に紅く染ったそれは筆舌に尽くし難いほどに私の心を鷲掴みにして離さない。
心を打ち抜く音が聞こえてくる
新聞紙と沢山の本で挟んで、栞にしてしまおう
思いがけず私だけの素敵なお供が見つかり、更に舞い上がりそのまま帰路についた
枯葉(オリジナル)(異世界ファンタジー)
時空の狭間に飛ばされていたバベルの塔ごと元の場所に戻って来たら、1000年以上が経過していた。
外界から視認できないよう塔ごと大きな結界を施し、リンク達は恐る恐る外に出た。
最初に感じたのは精霊濃度の違いだった。塔内と違って外界はかなり薄く、魔法の威力は大きく減退した。
捜索範囲を広げていくと、やがて、様々な動植物と遭遇した。塔の崩壊とともに世界に散ったキメラや研究生物などが、少しの進化を遂げ、今を生きていた。
より遠くまで探索に赴けたのはレッジだった。
音速で駆けることができる彼はひとり、様々な土地まで足を伸ばした。
ライも一緒に行きたがったが、塔から離れるほど精霊の加護が薄くなり、呪われた古傷が表出して具合を悪くするので、無理は禁物であった。
ある時、レッジが皆を外に連れ出した。
結界の外、少し行くと自然豊かな森がある。
木がまばらな少し開けた広場に、皆が輪になって座れそうな切り株があった。
レッジは背負っていた盲目のヨウを下ろし、切り株に座らせると、ついてきたリンクとライにも座るよう促した。
「何?どうしたの?」
「楽しいことを教わってきたからさ。皆でやりたくて」
レッジは、にんまりと笑った。
そして、風魔法を繰り出す。
小さな竜巻状の風が、周囲から枯葉や枝を吸い上げて戻ってきて、目の前にこんもりと積み上がった。
「リンク、火つけて。すげぇ弱火でな。……消し炭にするなよ」
「難しいこと言うな」
リンクは慎重に火をつけた。
修行の成果で繊細な炎が出て、うまく火がついた。
ライがパチパチと拍手する。
つられてヨウも拍手した。
「そんで、これ」
レッジが銀色の物体を取り出して、皆に配った。
「何これ」
「芋」
「芋?」
「この状態で焚き火でじっくり焼くと、美味しい焼き芋になるんだよ」
「へぇ」
ライの目が好奇心でキラリと光った。
焚き火を囲って、各自自分の芋を世話しながら、のんびりと話をした。
レッジの見てきた村のこと、ライとヨウの研究のこと、リンクの修行の成果のこと。
「そろそろ良いかな」
芋の柔らかさを確かめて、レッジは皆に声をかけた。
外を覆っていたシートを剥がすと、中から赤紫の芋が出てきた。
二つに割ると、黄金色の断面が現れる。
ホクホクと湯気をたてていた。
リンクは竜とのキメラで熱いのが平気なので、冷ますことなくそのままかぶりついた。
思わず目が丸くなる。
「甘い!何これ!美味しい!」
「だろ?」
レッジは嬉しそうに笑った。
ライとヨウは芋に息を吹きかけて冷まし、歯だけで端の方に齧り付いた。
「わ!レッジ!これ美味しい!」
ヨウが感嘆の声をあげて、レッジに微笑みかけた。
ライも嬉しげに目を細めて言う。
「世の中には、まだまだ我々の知らない美味しいものがあるんですね…いや、これこそ1000年の進化の結果かもしれません。レッジ、これからも美味しいものがあったら是非持って帰って来てください」
「了解」
三人三様のらしい反応にレッジは笑って、敬礼で答えたのだった。
レッジは楽しいことが大好きだった。
大事な仲間達と、楽しい時間と記憶を共有すること。
レッジにとっては今も昔も、それが一番の望みであった。
それが叶う今が幸せだった。
こんな日々が、いつまでも続きますように。
・・·・・· 枯葉 ・・·・・·・・·・・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・・・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
枯葉
水もなく、光もなく
私があなたに求め、与えられなかったもの
褪せて枯れ落ちた私の心
あなたが要らないと捨てた、わたしの亡骸
枯葉
冷たい風を頬に感じて、本の世界からふと現実にかえる。
あたたかい日差しに誘われて公園へと足を運び、ベンチに座って本を広げてから知らない間に時間が経っていた。
公園がオレンジ色に染まっている。
遊んでいたたくさんの子供達の数も片手で数えるくらいになってしまっていた。
私も家へ帰ろう。
鞄に仕舞うため本を閉じようとしたときに、ふと足元の枯葉に目を留める。
――いいことを思いついた。
カエデ、モミジ、クヌギ……どれにしようかな。
よし、これにしよう。
オレンジに染まる世界で、やわらかく光るイチョウ。
イチョウの枯葉を手に取ると、読んでいたページに挟んだ。
次にこの本を開くときの道標として。
『枯葉』
学校帰り友達のみよちゃんと歩いた木枯らしか吹き始めた秋の思い出。
私達の帰り道、ある路地に行くと必ずおじいちゃんがしゃっしゃっとリズミカルな音を立てて箒で地面を掃いているお家があった。
大きな通りから風が入り込む裏通りの突き当たりにあるおじいちゃんの家。ちょうど通りの街路樹の落ち葉の吹き溜まりになってしまって、毎日掃除をしないと門が葉っぱで埋もれてしまうんだ。って帰りがけに質問した私達に優しい笑みで嫌な顔ひとつせずおじいちゃんは教えてくれた。
確かに枯葉の量は多くて、毎日片付けないと次の日にはもっと大変になっちゃうなと思ったのは今でも覚えてる。
しかも、おじいちゃんは腰が悪いのかいつも腰を叩きながらなんとか片付けをしていた。
「あんないっぱいあるとおじいちゃんも大変だよね…。」
「うん…。今日はおじいちゃん腰も痛そうだった。」
おじいちゃんから話を聞いた次の日。
いつものようにみよちゃんと帰っていると、おじいちゃんの家の側に近づくに連れて昨日のおじいちゃんの様子が思い浮かんでなんとなくそう口にしてしまっていた。
するとみよちゃんも同じ気持ちだったのか悲しそうな表情で頷き返して、直ぐさまひらめいた様子で直目を大きく開いてあ!と声を上げた。
「なら私達で手伝おうよ!私達がやればおじいちゃんも腰痛くないし。」
「うん!そうしよう」
みよちゃんの提案は何故自分はそれを思いつかなかったのかと思うほど魅力的で大きく同意し、私達はおじいちゃんの家に向かった。
※続きは後ほど書きます