『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私のことを
あんなに思ってくれる人は
そうそういないよ
逃したあんたは
ほんとにバカだね
by『10年後のわたしからの手紙』
10年前の私へ
私は10年後のあなた。
この一文を読んで破り捨てようとしてるだろうけど、最後までちゃんと読んでちょうだいね。
あなたは今隣のクラスの男子に告白されて返事を保留にしているわよね。仲のいい友達でずっと仲良くしていたいと思うような人だけれど、はっきりと恋心を抱いていると言えない状況で適当な返事はしたくないから。真面目なあなたはたくさん迷って真剣に彼の事を考えて、受け入れてもいいかなって思っているでしょ。
でもね、あなた結局の彼の事フルのよ。
もう少ししたらはっきり自覚すると思うけど、あなた同性の子の方が好きなのよ。びっくりでしょ?
でも、どうしても知ってほしいことがあるの。
あなたが好きなのは大親友のあの子よ。
あの子、あと数年もしたら結婚してしまうわ。
今の私は気付くのが遅かったから何もできなかったけど、あなたは違う。まだ間に合うからどうかあの子に
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私はそこで手紙をビリビリに破いた。
ふざけるな、私のこの気持ちに勝手に名前をつけやがって!
整理しきれていない頭のまま大親友のところへ全力で駆けるのだった。
『10年後の私から届いた手紙』
食事を終え、彼女のアパートまで送り、また明日ねと手を振り合い別れる。彼女とのこれまでには紆余曲折があった。しかし、やっとこちらを振り向いてくれたと手応えを感じている。
帰宅後、今は何も考えれない、と空を見て過ごしていたところ、前触れも歪みもなく、リビングの中空から、バッと現れた真っ白な手紙が、ソファーに座っていた自分の掌に、ぽとんっと収まる。
それから1時間。
どうやら、10年後の自分から手紙が届いたらしいことを受け入れる。システムも理屈も分からないが、配達を請け負っているのは「時空間郵便マダミライ」という事業所らしい。
徐に、手紙を開くと、短く「お前は、アシスト役は完璧にこなすけど、主役になると、とちるぞ。10年後の俺より」と書いてある。
「とちるぞ」という表現に若干引っかかるが、普段の自分自身を考えると、まあ分かる気がする。筆跡的にも自分からの手紙で間違いないらしい。
んー、なんのことだろう。昇進すると痛い目に遭うということ?密かに夢見ている小説家は諦め、読者に徹しろという警告?いや、手紙との適合性がない。
結局、この手紙に対する見解がまとまらないまま、疲れた頭を覚ますためにシャワーを浴びたくなり、ソファーから立ち上がる。
もう寝よう。明日は、大事な用事がある。
長らく付き合っていた彼氏と関係のほころびに疲れていた彼女の相談に乗る最中、猛アピールし、別れさせ、自分に振り向かせた。別れた元カレは俺の幼馴染でもあるナオヤで、俺は一時、ナオヤの相談にも乗っていた。
明日、俺は彼女にプロポーズすると決めている。
俺は、彼女の人生の主役になるつもりだった。
ふと考える。
あっ、これのこと!?
きっと心配性でどうしようもなく素直な私は10年経っても変わらないと思う。
きっと10年後の私も、何があったとかいいことも悪いことも全部伝えてくるはずだよ。
私はその時に聞いてみたいことが一つだけあるの。
幸せになれるの?って。
10年後の私から届いた手紙
平均年収460万円が800万円
出生率が1.15から2.05に
朝鮮半島の二国が統一
FIFAワールドカップ日本は3位に
北方四島返還
ウクライナ戦争9年前にロシア諦める
プーチン失脚
株価11万円とらえそう
中国 尖閣諸島を諦める
あ!
大事な身近な事は、
私とあなたはまだまだ元気!
いつもニコニコだよ。
いまも楽しいよ😀
10年後の私から手紙が届いた文要約するとお前顔があかんくて稼げんから金くれ的なことで未来終わったな、って思いましたいやいやとバイオしたらクズクズクズクズ客くそオワタ。
20歳の時に30歳の自分に当てて書いた手紙をずっと保管している。
過去の私から預かったものだから未来に繋がるまで今の私が管理してるわけだ、途中で役割放棄しそうになるが30歳の私に感動を味わってもらうのが楽しみだ
《10年後の私から届いた手紙》#13 2026/02/15
「北見部長、本当なんですか?」
長年、僕の助手を務めてくれた、長嶺くんが問い詰めてきた。
「ああ、部内メールで共有した通りだ。ハイグレードプランの発表は、中止だ」
大手SNSと提携して運用を開始し、好評を博している"10年後の私から届いた手紙"サービス。現在の個人データを政府公認AIと掛け合わせることで、未来の自分から手紙が届くという、一種の占い的な遊びとして、若者を中心にブームになっていた。
そして、ハイグレードプランの内容は、今までのデータに加え、直近で受診した医療データなども加えることで、より正確な仮想未来の自分からの手紙が受け取れる、というものだった。
「どうしてでしょうか?社内向けに公開されたαテストの時点で、高評価だったのでは…」
「そう、テスト結果は良好で…良好過ぎたのだ。ところで長嶺くん、君はネタバレは好きかね?」
「それはどういう…まあ、そのネタになる対象にもよりますが、なるべく避けたいですね」
このサービス自体、確かに自分の人生のネタバレ、と言えるかもしれないけど…回答内容は利用者側で選択出来る仕組みだし、あくまで予測でしかないのに。
「では、回答が、ああ、手紙が届かない、という結果が、仮に出たとしたら、君はどう思う?」
「届かない、ですか?なんらかのエラーやシステムの不備で、としか…」
ただ、現在サービス中の内容では、そのような事例を聞いたことが無かった。だとすると、ハイグレードプラン固有の何かなのかしら?
「エラーの内容が、"健康上の理由により、送信者が存在しません"と表示された事例が確認されてね」
「健康上、ですか?……あ!」
私はそのエラー内容にすぐに思い至った。つまり、10年以内に…
「自分が病気などで亡くなる、と言うことだよ。死んだ人間は手紙を書けないからね。一応、少し裏から手を回して、ここ何年かで亡くなった社員何人かの健康診断結果などを入力して追試をしたのだが、再現率は100パーセントだった」
寿命、という自分自身のネタバレをされてしまう可能性がある、ということか。確かにそれは……。
「最初はただのエラー、で済むかもしれない。しかし、時が経てば、誰もが気付くだろう。このシステムの精度が、高すぎる故に」
確かに、結果的に寿命を告知するなんて倫理的にも、それ以外の面でも、決して許されることではないだろう。
「そうですか…残念ですね」
「ああ」
北見部長が心血を注いで開発していたプランということを、間近で見ていた私は痛いほど知っている。部長は、普段通り振る舞っているけれど、かなり落ち込んでいるに違いない。
「部長、今夜は久しぶりに飲みにいきませんか。私と二人だけだと淋しいかもですが、ささやかな残念会ということで」
極秘に進めていたプランだっただけに、凍結するまで内容を漏らすことは出来ない。必然的に、部長に寄り添えるのは私しか…。
「いや、遠慮しておこう。長嶺くん、君には色々と無理させてしまったからね。今日は定時で上がってゆっくり休むといい」
「そんな!だ、大丈夫ですから。私、一応、まだ若いつもりでいますし」
その時、北見部長の表情が曇ったのが解った。
「君の心遣いというか…いや、好意はとても嬉しいのだけれど…どうもこの先、あまり長く付き合えそうにないのでね」
その一言を聞いた時、まず最初に部長へ寄せてた想いに気付かれていたことに動揺した。そして、ある事に…そうであって欲しくない事に思い至った。
「部長、あの、まさか…テストでエラーが出たというのは…」
「さすがだな、長嶺くん。どうも、思ったより無理をしてしまったらしい」
10年以内に…部長が、まさか…。
一瞬、目の前が真っ暗になった。
でも、それならば!
「部長、やはり、私と付き合ってください!今夜だけじゃなくて、ずっと!」
「いや、この未来は、変えようが…」
初めて見る、部長の困惑顔を無視するように、私は続けた。
「でも、テストしたデータには、私という存在は居ませんでしたよね!」
「それは…」
「私が、きっと未来を変えてみせます!だから、だから、私を幸せにして下さい!」
無我夢中で部長に縋りつく。この人を、決して一人では…。
部長は、観念したように、長いため息をついて、言った。
「君は相変わらず、自分の信念を曲げないのだね。解った…では、私からもお願いしよう。これは、二人だけで行う極秘のテストだ。最新のAIが導きだした結果を覆せるか、一緒に見届けてくれるかい」
「はい!喜んで!」
珍しく、少年のようにはにかんだ部長を、私は力一杯抱きしめることで、その返事とした。
そして、それから約10年が過ぎた。
あの手紙サービスは、サービス終了を向かえていたが…北見部長は…私の夫は、私と目が合うとあの時と変わらぬはにかんだ表情をして、今日も隣に居てくれている。
未来からの手紙?笑
ばかばかしい、
そんなものに左右されたくない、
と思いながらも開く。
そこに広がっていたのは真っ白の白紙だった
ふっと笑いが込み上げる
未来のわたしも変わってないんだな。
さすがだね。
過去の私がそんなことを知りたがらないの見抜いてる
10年後の私から届いた手紙
10年なんてあっという間だったよ。
そして、存外大きな変化はない。
父も母も驚くほど元気だ。
流石に自分の皺と白髪は増えたけど。
仕事も変わらず好きなジャンルで飯を食べていけているから心配はいらない。
だから未来なんか気にせず、自分の思うままに進め。
(なんてことが、今より遥かに汚い字で走り書きされていた)
お題『10年後の私から届いた手紙』
【10年後の私から届いた手紙】
元気だったね、と他人事みたいな。
「10年後の私から届いた手紙」
心を病んで休職から仕事を辞めて
弱かった自分が悪いと自己嫌悪に陥っていて
SNSで知らないアイコンの人から「あなたにできることが必ずある」って書き込みがあって
次に見たときはもうそのアイコンがなくて
でもその言葉が心の支えにあって
新しく勤め始めたところでは得意分野を活かすことができて
ようやく息ができるような気がした11年目の夜
夜中に流れてきた書き込み
泣いているこの人はあの時の自分だ
泣かないで、あなたにできることが必ずある
書き込んで、そっと夜に流す
そのアイコンはもう見つからないけど、あなたのことを気にかけているよ
10年前の私へ
──────
SF(すこし不思議)な話を書く気力がなくてですね……
じゃ(´・ω・`)
(´・ω:;.:...
なんか見覚えのある水色の封筒を見つける。
どこから届いたのかも分からないけれど宛先は私になっていた。
送り主は書いていない。
直感で経年劣化をしていると理解してしまった。
そう、記憶していたの。
私は自分の文房具をまとめて収納していたボックスを開ける。
探す必要はない。
だってそれは一番上に置いてあったの。
ううん。
昨日買ってきて、そこに入れたから。
出てきたのは、封を開けていないレターセット。
それと手元にある手紙は間違いなく同じものだ。
手紙を開けて中を確認する。
見覚えのある筆跡は間違いなく私のもので。でも私はこの手紙を書いた記憶はない。
どういうことだろう。
内容に目を向けると涙が溢れる。
たくさんの文章に込められている「私は幸せである想い」。
大切なパートナーと一緒にいる。
大丈夫、独りじゃないよ。
そう背中を押してくれる手紙だった。
最後には十年後の日付と私の名前。
なんて不思議なことが起こったのだろうと首を傾げるんだけれど、こういう不思議が起こることは理解している。
だって本当の私は……。
――
それでもこんな手紙一つで幸せになれるなんて確信は持っていない。
パートナーか、どんな人なんだろう。
そして、未来の私はどんな思いでこの手紙を書いたのだろう。
そう考えながら、この手紙は誰にも見つけられないようにしまっておいた。
未来を自分に託して。
おわり
六四〇、一〇年後の私から届いた手紙
10年後の私から届いた手紙
驚いた?
まだ生きてるんだよ
がんばって生きてきたんだ
この時期辛かったでしょ
辛いときは今でもあるんだけどね
楽しいこともあったんだよ
まあこの時期もその繰り返しだったよね
楽しいこともあったから
だから生きてこれたかな
こども大きくなったよ
あなたがこどもとやりたいと思ってたことできたよ
嬉しかった 楽しかったよ
やりたいことまだあるでしょ?
だから頑張って辛いときも乗り越えてみてね
幸せを噛み締めながら生きていくといいよ
余計なことは考えない
辛いことばかりに目を向けない
幸せなことあるでしょ?
それを大事に大事にしていってね
そうじゃないとさ また未来が変わっちゃうかもしれないじゃん?
そしたら今の私もいなくなるかもなんだよ?
今、私幸せなの
だから未来の私が幸せに過ごせるように
今を繋いでいってね
宜しく頼んだよ〜!!!
『10年後の私から届いた手紙』
生きてる?
生きてるよ。
学校楽しい?
毎日楽しく通ってる。
好きな人はいる?
いるよ。凄く素敵な人。
やりたいこと出来てる?
沢山出来てるよ。
10年前の私へ
君が心配した未来は、案外楽しくて穏やかだよ。
私は君からあんまり変わってないし、
変わりたいとは思ってないよ。ありがとう。
君が問いかけたことは全部叶っているし、
全部前向きな答えだから大丈夫。
それに、ちゃんと健康でいるよ。
前と変わらず、
こうして言葉を紡ぐ習慣は消えていないよ。
だから、心配しないでね。
10年後の私へ
10年前の私は心配性で、今も変わっていないです。
今の私を10年前、とても心配したように、
10年後の私を今の私はとても心配しています。
もう三十路前ですね。
やりたいこと出来てますか?
ちゃんと生きられてますか?
社会に揉まれてメンタルやられてませんか?
好きな人とは結ばれましたか?
もう結婚したかな。
体には気をつけてね。
今の私は幸せだから、そのままの私で幸せになってね。
私は私を一番愛しています。これからもずっと。
久しぶり。げんき?
10年前のわたしが
元気だったかそうでなかったか、
良いのか悪いのか覚えてないよ。
だからね。
どうか先のことを心配しすぎず
過去のことにとらわれすぎず
今この瞬間、あなたが何を感じているか
心は悲しいのか嬉しいのか
身体はゆるんでいるのか力んでいるのか
そんなところに、目を向けてあげてほしいな。
その積み重ねが
あなたを、強く、優しく、育ててくれるから。
10年後のこの世界は、
ともに連れ添ってくれたあなたを通して見る世界は、
難しいこともあるけれど楽しいよ。
安心して、10年の一瞬一瞬を味わってね。
いつもありがとう。
・・·・・· 10年後の私から届いた手紙 ・・·・・· ・・· ·・・・ · ・・·・・ ·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
〜10年後の自分から届いた手紙〜
今の習い事、当たり前だけどしてないよ!笑
ワークショップだから、ずっとしてる訳じゃないよね!!何もかも全て変わる!
変わらないのは、気持ちと思い出!笑
だから今を、大切にね!
笑いあえる仲間が必ずいる、今の自分素敵だよ!!広い世界で生きようとする自分素敵だよ!夢を沢山見る自分素敵だよ!!
今、一緒に笑い合えてる仲間を大切に!!
そして、恋も楽しんで!!
1番大切なのが、自分が一番したいことをしているかだよ!!
無理だと言われても、しないとわからないから!!
良い未来を、後悔しない未来をつくるために、周囲への思いやりを大切にしながら自分の気持ちも大切に!!
10年後の私から届いた手紙。
あの頃も今も、未来は見えてない。
未知の世界へ1歩ずつ歩んで行ってる。
あの頃は、友達も居て、外に出て遊んだりしたけど
みんなが、バラバラになったら一人になっちゃった。
寂しくて虚しい日々を過ごしてる。
また、あの頃みたいに元気出るといいな〜
10年後の私から届いた手紙
10年後、手紙が存在することに安心します。
手書きの文化がまだあることを喜ぶかもしれません。
本日、友達に手紙を出したくて住所を聞いたら、ものすごく警戒されました。個人情報を気軽に教えられる時代ではないですからね。このタイミングで手紙のお題が来たので、ちょっと驚きましたよ。
丁寧に手書きした手紙は、スキャンしてLINEで送ろうと思います。
10年後の私が、まだお気に入りの万年筆を使ってたら嬉しいなあ。