毛布

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12/21/2025, 12:14:49 AM

「リボン」って、よく分からないんですよね。(ミルクボーイ風)

紐とどう違うの、ってあたりで、これは「うどん」がどこからが「平麺」で「きし麺」になるのかと同じくらいに微妙。
そこで例によって調べると、リボンは紐ではなく、幅の狭い「織物」なんだそうだ。確かに。

このリボン、他にもよく分からなくて、例えば映画に贈られる「ブルーリボン賞」。何で映画でリボンやねん、とか思う。
しょうがないから調べると、賞状に青いリボンを巻いて贈呈したんだとか。

いやいや、もともとフランスの勲章あたりから「青綬」って呼んでるやん、今でも優れた料理人をコルドン・ブルーと呼ぶし。何で賞がリボンなのか、分からんねん。

すると、もともと勲章は騎士団とかの紀章で、たとえば「青綬」は聖霊騎士団(ordre du Saint-Esprit)の紀章。この騎士団は1578年設立のブルボン王家直属のミラージュ騎士団みたいなのだった。
ordre (order)は、カイロ・レン(ベン・ソロ)の騎士団の赤い人たち「ファーストオーダー」のオーダーだし、それは騎士団から紀章、勲章も意味するよう。
で、この騎士団章とかをぶら下げる、肩から腰に斜めがけの幅広のタスキみたいなのが「綬」らしい。日本の勲章も「綬」がついてるのを「○綬章」と呼んでます。

それでも分からないのが、当時の肖像画とか見てると、騎士団員は青いけどネックレスみたいなヒモで紀章をぶら下げてて、綬じゃない。それに今のレジオン・ドヌールなんかcordonではなくruban rougeと「ruban(リボン)」を使うらしい。

なのでブルーリボン賞、本来の取り合わせならブルーコルドン賞なのかもしれないけど、そもそも綬も徽章もないねんな。 (ピンクリボンなら分かる、そのまんまやし。)


勲章なんて、いくらあってもいいですからね。

(それからハン・ソロ、息子にオビワンの名前つけてたんやな...)

12/19/2025, 10:31:39 AM

熊掌料理(*ゆうしょうりょうり)は仕上げに10日間ほどを要する手間のかかる料理である
温水でよく洗った熊掌を熱湯で湯がき、表皮を取り除いたあと三昼夜流水の下にさらしておく。これを酒に醋(酢)を加えた液で少なくとも五昼夜間断なく蒸熱する。完全に臭みが取れて柔らかくなったところで骨を抜き、薄く切って、鷄汁に酒、酢、薑(はじかみ)、蒜(にんにく)を加えた煮汁で数時間煮燗して最後に塩などで味をととのえる。
  ー Wikipedia 「熊の手」


熊の肉は、濃い赤身とたっぷりの脂が美味しい、ジューシーな味わいです。牛肉に近いと言う人も多く、さまざまなジビエの中でも味はトップクラスと言えます。

一方、熊の手は、熊肉よりもあっさりとした味です。一緒にいただくソースや味付けで印象が大きく変わりますが、ぷるぷるとしたゼラチン質と肉が合わさって旨味がたっぷり。希少部位ですが、その味が忘れられず何度でも食べたいという人も少なくありません。
   ー ジビエ料理専門店「あまかくまから」サイト


魚は、我が欲する所なり。熊の掌も、また我が欲する所なり。二つの者得て兼ぬべからざれば、魚を舍てて熊の掌を取らん者なり。
   — 孟子 告子章句上 十
             (主著で何言ってんだ孟子)





あ、そういえば『ババガヤの夜』にも、ヤクザの組長が桐の箱を開けると、中には自分の娘に手を出して同業者に処理された部下の手首が入ってる、もう腐りかけて強烈に臭う、ってのがあった。

記念品にも消えモノにもなって、贈り物に最適です。

12/18/2025, 9:42:05 PM

心の片隅でずっとアクティブになっていて、アラートを送ってくる案件ってありません?
強いのは過去の恐怖体験で、これはトラウマとかいわれてるし、あとは悔しかったこと、同じ失敗ができないこと、そして未来への不安。
アラートを送ってくるだけじゃなくて、意識の最前にその案件を展開させて、しばらく処理しなきゃいけなくなる。

この機能、不利な状況への対応をすっかり忘れてそれを再現してしまうのを防ぐという目的ではとても重要なんだけど、ちょとしたきっかけで強制起動したり、しばらく強制的に意識を占拠するあたりがなかなか処理が重いタスクで、気づけばあの時あーしとけばよかったとか、こーなったらどーしよとか、ずっと考えている。

この心の片隅でアクティブになっている案件が、楽しい体験や期待なのか、それとも不安のフラッシュバックや危惧かは、その人の気分や醸しだす性格にも直結していて、生活の幸福度でもけっこうな部分を決めているような気がする。けど、楽しいことばかり考えるようにすると、現実逃避みたいになって、危険な状況には対応できない。
しょうがないから、過去の問題案件はきちんと整理して合理化したり、将来の不安事項もなるべく対応を考えて、しっかり既決事項にしたり、実はどうでもいいことやどうにもならないことは、いったん諦めて割り切ったりして、アラートリストから外したり。あとは処理がループしてたらしっかり気づいて、当座はそのウインドウを閉じたりするんかね。
(というか、自分では制御できず強制起動する機能って、「他者」ですよね。すると「自分」ってのは自分の身体にインストールされてるってことなのかな。)

12/17/2025, 9:19:55 PM

これはもちろん、あれやね、


太郎を眠らせ...


雪が降り積もっていく音が、聴こえるよう...
(三好達司 『測量船』)

12/17/2025, 12:49:02 AM

就職して2年目に、職場の若い女性スタッフから、
「昨日夢で、○○○○って言われたんですけど、どういう意味ですかね...」って聞かれたことがあって、確かに気にしてしまうような切実なことを言ってたみたいで、言われた方の気持ちもわかるし、だけどこればかりは、自分のことでもなんでそんなこと言ったのかなんて分からなかった。
「それはわかんないですよね」 と言ったら、真顔で、
「そうですよね」とは言ってたけど、正直困ってたみたいだった。

その部署にはもういないけど、今ではこれも「夢ハラ」呼ばわりされて、人事に呼び出されて戒告受けかねなくなるのかも。

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